地球外生命体さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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アンクレンチング・フィスト(2021年製作の映画)

3.5

ロシア連邦の北コーカサス地域にあるカバルタ・バルカル共和国出身で、カバルディーノ・バルカリアン州立大学でアレクサンドル・ソクーロフのもとで学んだ1989年生まれの注目の女性監督キラ・コヴァレンコの長編>>続きを読む

極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

2.9

ファン・ジョンミンとヒョンビンが初共演し、タリバンの人質となった韓国人を救出するためアフガニスタンへ飛んだ外交官と現地の工作員が繰り広げる決死の交渉作戦の行方を、実在の事件から着想を得て描かれたサスペ>>続きを読む

Back to Black エイミーのすべて(2024年製作の映画)

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27歳の若さで急逝したイギリスの歌手エイミー・ワインハウスの半生を映画化した伝記ドラマ。活動初期から世界的スターとなるまでにスポットを当て、波乱に満ちた愛と喪失の物語を描く。

10代のエイミーは別居
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ほかげ(2023年製作の映画)

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塚本晋也監督が、終戦直後の闇市を舞台に絶望と闇を抱えながら生きる人々の姿を描いたドラマ。

焼け残った小さな居酒屋に1人で住む女は、体を売ることを斡旋され、絶望から抗うこともできずに日々をやり過ごして
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.1

SNSで流行する「90秒憑依チャレンジ」にのめり込んだことから思わぬ事態に陥っていく女子高生を描き、2023年サンダンス映画祭で話題を呼んだオーストラリア製ホラー。

総再生数15億回、登録者数679
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ソウルの春(2023年製作の映画)

3.3

1970年代末に韓国民主主義の存亡を揺るがした実在の事件を基にフィクションを交えながら映画化し、韓国で2023年の観客動員数第1位。1,300万人以上の観客動員を記録したドラマ。

2025年・第97
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.8

2019年・第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞するなど高い評価を受けた『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督が、2011年に手がけた長編第2作。

引っ越し先の土地で新たに知り合った友人たちとの
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.2

東京国際映画祭で東京グランプリと最優秀監督賞を受賞した『神様なんかくそくらえ』のジョシュア&ベニー・サフディ兄弟が監督・脚本を手がけ、ロバート・パティンソン主演で描いたクライムサスペンス。

ニューヨ
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.3

名匠アピチャッポン・ウィーラセタクンがティルダ・スウィントンを主演に迎え、南米コロンビアを舞台に撮りあげ、2021年・第74回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドラマ。

『ブンミおじさんの森』でタ
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DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

3.2

コロナパンデミックのさなかにZoomを介して広がる恐怖を描いた『ズーム 見えない参加者』のロブ・サベッジ監督が、再びコロナ禍の世界を背景に、迷惑系動画配信者の主人公が陥る恐怖を、画面越しの視聴者目線で>>続きを読む

私は決して泣かない(2020年製作の映画)

3.1

17歳のポーランド人少女が出稼ぎ先で事故死した父の遺体を引き取りに単身、アイルランドに向かい社会の様々な理不尽に直面しながら成長していく物語。

長編初監督作『クリスマスの夜に』(2017)で第42回
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.2

『アンナと過ごした4日間』『出発』などで知られるポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキが7年ぶりに長編映画のメガホンをとり、一頭のロバの目を通して人間のおかしさと愚かさを描いたドラマ。

孤高の映画
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

3.2

中国の伝統芸能である獅子舞の演者を夢見る少年たちの姿を描いた長編アニメーション。

日本では2022年に『雄獅少年 少年とそらに舞う獅子』の邦題で字幕版が公開されて好評を博したことから、2023年5月
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裸足になって(2022年製作の映画)

3.0

第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された『パピチャ 未来へのランウェイ』のムニア・メドゥールが監督・脚本を手がけ、声と夢を理不尽に奪われた少女の再生をみずみずしく描いたヒューマンドラマ。>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.0

鬼才アリ・アッバシ監督が、イランに実在した殺人鬼サイード・ハナイによる娼婦連続殺人事件に着想を得て撮りあげたクライムサスペンス。

第95回アカデミー賞の国際長編映画賞のデンマーク代表作品。

200
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ペルリンプスと秘密の森(2022年製作の映画)

2.7

2013年の監督作『父を探して』が第88回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされたブラジル出身の気鋭監督アレ・アブレウが、巨人による破壊から魔法の森を救う謎の存在「ペルリンプス」を探す2人の>>続きを読む

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

2.9

フランスの名匠パトリス・ルコントが8年ぶりに長編映画のメガホンをとり、代表作『仕立て屋の恋』の原作者ジョルジュ・シムノンのミステリー小説を映画化。

400冊以上の著作を刊行し、総計部数が約5億冊と世
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ポップスター(2018年製作の映画)

3.2

ナタリー・ポートマンが主演と製作総指揮を務め、カリスマポップスターの壮絶な生きざまを描いたドラマ。

幼少期のセレステと彼女の娘の2役をラフィー・キャシディが演じる。世界的トップ歌手のシーアが主題歌・
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アワ・ボディ(2018年製作の映画)

3.2

各国の映画祭で評価を集めた、注目の新人女性監督ハン・ガラム監督の韓国国立映画アカデミー卒業制作作品であり、初長編作品。

韓国の厳しい競争社会で自分を見失っていた女性がランニングと出会い変わっていく姿
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アセスメント ~愛を試す7日間~(2024年製作の映画)

3.1

MV・短編映画などで活躍してきたフランス人監督フラー・フォチュネの長編映画デビュー作。アリシア・ヴィキャンデルとエリザベス・オルセン主演によるディストピア的SFドラマ。

不妊問題について、監督自身の
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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

3.2

2作目の『ボーダー 二つの世界』(18)でカンヌ国際映画祭「ある視点部門」のグランプリを受賞したアリ・アッバシ監督が『キャプテン・アメリカ』シリーズのセバスチャン・スタンを主演に迎え、実業家で第45代>>続きを読む

コンペティション(2021年製作の映画)

3.3

ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラスが母国スペインで共演し、華やかな映画業界の舞台裏で繰り広げられる監督と俳優2人の三つどもえの戦いを皮肉たっぷりに描いたドラマ。

2021年・第78回ベネチア国
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スンブ: 二人の棋士(2025年製作の映画)

3.1

観客動員数は213万人を突破し、今年公開された映画の中で第5位の成績を記録。

手をかけて育成してきた弟子に、ついに敗北を喫した囲碁のトップ棋士。タイトルを奪い返すべく、彼は全力を尽くして、知恵と技を
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戦と乱(2024年製作の映画)

2.7

倭乱(豊臣秀吉の朝鮮侵略)が起きた混乱の時代、一緒に育った朝鮮最高の武神の家柄の息子チョンリョと彼の奴婢チョニョンが、宣祖の最側近武官と義兵として敵同士になって再会する話を描いた作品。

パク・チャヌ
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

2.8

江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわる中で起こった戊辰戦争を背景に、罪人たちが藩の命令により決死の任に就く姿を描いた時代劇アクション。

『日本侠客伝』『仁義なき戦い』シリーズなどで知られる名脚本家
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モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由(2015年製作の映画)

3.2

大人の男女の官能的な恋愛を描き、第68回カンヌ国際映画祭でエマニュエル・ベルコが女優賞を受賞、第41回セザール賞主要8部門にノミネートされたマイウェン監督作品。

スキー事故で負傷し、入院した弁護士の
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花腐し(2023年製作の映画)

3.4

『火口のふたり』の荒井晴彦監督が綾野剛を主演に迎え、2000年第123回芥川賞を受賞した松浦寿輝の同名小説を実写映画化。

原作に“ピンク映画へのレクイエム”という荒井監督ならではのモチーフを取り込ん
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私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター(2022年製作の映画)

3.1

名匠アルノー・デプレシャンが監督・脚本を手がけ、マリオン・コティヤールとメルビル・プポーが憎みあう姉弟役を演じた家族ドラマ。

2022年・第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

舞台俳
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.2

『白い風船』『人生タクシー』などで知られるイランの巨匠ジャファル・パナヒの長男パナー・パナヒの長編監督デビュー作。監督自身や家族、友人たちに起きた実際の出来事に着想を得た物語で、イランの荒野を車で旅す>>続きを読む

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.2

若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画『止められるか、俺たちを』の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター【シネマスコーレ】を舞台に描いた青春群像劇。

前作で脚本を担当
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蟻の王(2022年製作の映画)

3.2

イタリアの名匠ジャンニ・アメリオが、同性愛の許されない時代に恋に落ちた詩人と青年をめぐる【ブライバンティ事件】の実話をもとに描いたヒューマンドラマ。

エットレ役には本作が映画デビューとなる新星レオナ
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世界は僕らに気づかない(2022年製作の映画)

3.2

芸能事務所レプロエンタテインメント主催の映画製作者発掘プロジェクト【感動シネマアワード】でグランプリ(6作品)を受賞した企画の映像化作品。

生きづらさを抱える青年が母や恋人との関係を通して愛に出会う
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階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)

3.5

芸能事務所レプロエンタテインメント主催の映画製作者発掘プロジェクト【感動シネマアワード】でグランプリ(6作品)を受賞した企画の映像化作品。

大学生の初々しい恋愛と、ままならない人間関係の難しさ、夢に
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はざまに生きる、春(2022年製作の映画)

3.2

芸能事務所レプロエンタテインメント主催の映画製作者発掘プロジェクト【感動シネマアワード】でグランプリ(6作品)を受賞した企画の映像化作品。

発達障がいを持つ画家の青年と女性編集者の恋の行方を描く。
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あの娘は知らない(2022年製作の映画)

3.2

芸能事務所レプロエンタテインメント主催の映画製作者発掘プロジェクト【感動シネマアワード】でグランプリ(6作品)を受賞した企画の映像化作品。

『真っ赤な星』の井樫彩が監督・脚本を手がけ、海辺の町を舞台
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.4

ロンドンの高級レストランを舞台に、オーナーシェフのスリリングなある一夜を、全編90分ワンショットで捉えた人間ドラマ。

一年で最もにぎわうクリスマス前の金曜日。ロンドンにある人気高級レストランのオーナ
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