地球外生命体さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

3.0

韓国で『グエムル 漢江の怪物』(2006)の動員数1300万人を上回り、韓国映画史上最高の動員記録を6年ぶりに更新し、歴代1位を獲得した大ヒット作。

撮影にはマカオの巨大カジノリゾートも利用されてい
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イゴールの約束(1996年製作の映画)

3.5

父に盲従していた下層階級の少年が精神的に自立していく姿を、不法移民問題をからめて描いたドラマ。

監督はベルギーのドキュメンタリー畑出身のルックとジャン=ピエールのダルデンヌ兄弟で、本作が長編第3作目
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.2

山下敦弘監督が、2019年に開催された第44回四国地区高等学校演劇研究大会で文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞した徳島市立高等学校の同名舞台劇を映画化した青春群像劇。

ヒット作『アルプススタンドのはし
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

3.2

竹野内豊と山田孝之がダブル主演を務め、美しく奇妙な6人の女に監禁された2人の男の運命を描いたサスペンススリラー。

パフォーマンス集団・キュピキュピの主宰で、『オー!マイキー』などで知られる石橋義正が
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イマジナリー(2024年製作の映画)

3.1

ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズと『ソウ』シリーズのライオンズゲートがタッグを組み、幼い少女と友情を育むかわいらしいテディベアが巻き起こす恐怖を描いたホラー映画。

夫と継娘2人
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.0

M・ナイト・シャマラン製作のもと、娘のイシャナ・ナイト・シャマランが長編監督デビューを果たしたホラー映画。A・M・シャインが2021年に出版した同名小説を原作に、謎の監視者の恐怖を描き出す。

28歳
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左様なら(2018年製作の映画)

3.2

ネット上で人気を集めるイラストレーター、ごめんがTwitterで発表した短編漫画を、新鋭・石橋夕帆監督のメガホンで実写映画化。

気鋭のミュージシャンと若手監督がコラボレーションした作品を送り出してい
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生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

3.5

藤井道人監督が企画・プロデュースを務め、現代の日本の若者たちが抱える病みをテーマに描いたドラマ。

藤井監督の下で多くの作品に携り、綾野剛主演のドラマ『アバランチ』では藤井と共に演出を担当した新鋭・山
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ひびき(2021年製作の映画)

2.8

仕事に疲れて帰っても、妻ともうまくいかず話し相手のいない、会社員の男。そんな彼は、帰宅途中の橋の上で、初老の警備員に一日の出来事を話すのが日課になっている。今日も、橋の上には彼の声が響き渡っている…。>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.3

2016年、神奈川県相模原市にある知的障害者施設で、同施設の元職員が入所者19人を殺害するという衝撃的事件が発生。世間を震撼させたこの未曽有の事件を題材に辺見庸が翌年発表した同名小説の映画化。

★2
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雪道(2015年製作の映画)

2.8

2015年にKBS韓国放送公社が製作した光復70周年特集ドラマを再編集した劇場版。慰安婦を題材に過酷な運命を耐え抜く2人の少女の友情を描いた。

世界最大の国際テレビ番組の祭典の1つであるバンフワール
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ぼくは君たちを憎まないことにした(2022年製作の映画)

3.0

2015年、死亡者130人・負傷者300人以上という大惨事となった【パリ同時多発テロ事件】で最愛の妻を失ったアントワーヌ・レリスが、事件発生から2週間の出来事をつづった世界的ベストセラーを映画化。>>続きを読む

リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.4

スウェーデンの絵本作家ピア・リンデンバウムによる『リトルズラタンと大好きなおじさん』を映画化。

本作で長編映画デビューを果たしたアグネス・コリアンデルが主人公エッラを愛らしく演じ、『ロスバンド』のク
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.1

何度も映像化されているルイザ・メイ・オルコットの不朽の名作小説『若草物語』を『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督が新たな視点で映画化。

南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語
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恵子さんと私(2023年製作の映画)

3.0

ヒト型AIの故障を通じて記憶と自己同一性に関する問いを投げかけるSF作品。

本作が初監督となる山本裕里子。ニューシネマワークショップで学び、東京フィルメックスのボランティアスタッフを経験。日中韓合作
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.2

1982年から2022年を舞台に、時代の波に翻弄されながら出会いと別れを繰り返す男女の愛の行方を、ガブリエレ・ムッチーノ監督が描いたイタリア映画。

『ライフ・イズ・ビューティフル』のニコラ・ピオバー
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.1

女性の選択の権利としての人工妊娠中絶を題材に、1960年代後半から70年代初頭にかけてアメリカで推定1万2000人の中絶を手助けしたとされる団体【ジェーン】の実話をもとに描いた社会派ドラマ。

『キャ
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ホランド(2025年製作の映画)

3.1

ニコール・キッドマンと2022年のホラー映画『フレッシュ』が高い評価を獲得した注目の気鋭監督ミミ・ケーブがタッグを組んだホラー・ミステリー。

米ミシガン州ホランドの町に暮らす高校教師の主人公が、夫の
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.2

現代の時代劇撮影所にタイムスリップした幕末の侍が時代劇の斬られ役として奮闘する姿を描いた時代劇コメディ。

『拳銃と目玉焼』(2014)、『ごはん』(2017)に続く未来映画社の劇場映画第三弾。

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モンキーマン(2024年製作の映画)

2.9

俳優デブ・パテルが構想に8年をかけた監督デビュー作で、架空のインドの都市を舞台にひとりの男の復讐劇を描いたアクション映画。

元々は世界配信に向けて製作が進められていた本作。これを観たジョーダン・ピー
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シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

3.2

哲学者としても著名なジャン=ポール・サルトルの短編小説『一指導者の幼年時代』をベースにした心理ミステリー。

ベルサイユ条約締結直前のフランスを舞台に、アメリカからやって来た政府高官の幼い息子が、「独
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ココモ・シティ(2023年製作の映画)

3.2

アトランタとニューヨークでセックスワーカーとして働く4人の黒人トランスジェンダー女性たち。彼女らの生の感情を捉えたインタビュー映像から、性労働の実態と構造的差別の存在が皮肉を交えて赤裸々に暴かれる。>>続きを読む

ビー・デビル(2010年製作の映画)

2.9

鬼才キム・ギドクのもとで助監督を務めたチャン・チョルス監督の長編デビュー作で、人間の絶望や憎しみを容赦なく描くバイオレンスサスペンス。

都会生活に疲れた銀行員のヘウォンは、子どもの頃に暮らした住民わ
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クリアチューラ(2023年製作の映画)

3.3

邦題『欲望の渇き』

エレナ・マルティン・ヒメノ自身の体験を基に監督・脚本して映画化。体への違和感や対処の分からない性衝動を赤裸々に描いた官能ドラマ。

本作は自身の体験や多くの人々の経験を基に監督・
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愛しのゴースト(2013年製作の映画)

3.0

タイのヒットメイカー、バンジョン・ピサンタナクーンが、2013年に、『ナンナーク』(1999)などタイで何度も映画化されている有名な怪談【プラカノーンのメ・ナーク】を、ホラー、コメディ、ラブストーリー>>続きを読む

燃えよスーリヤ!!(2018年製作の映画)

2.3

痛みを感じない体質の青年がカンフーで悪の組織に立ち向かう姿を描き、第43回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞したインド発のヒーローアクション。

生まれながらにして痛みを感じ
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バッド・ブラック(2016年製作の映画)

2.3

ウガンダのスラム街ワカリガで、ウガンダのタランティーノと呼ばれる映画狂の元レンガ職人、ナブワナIGG率いるラモン・プロダクションが2016年に製作した【ワカリウッド】映画。

様々な復讐が複雑に交錯し
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誰がキャプテン・アレックスを殺したか(2010年製作の映画)

2.2

ウガンダのスラム街ワカリガで、ウガンダのタランティーノと呼ばれる映画狂の元レンガ職人、ナブワナIGG率いるラモン・プロダクションが製作した2010年の【ワカリウッド】映画。

製作費200ドルのウガン
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ワカリウッド・フォーエバー!ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ウガンダ(2021年製作の映画)

3.2

ウガンダのスラム街ワカリガで、1人の映画好きの元レンガ職人がビデオカメラとパソコンで超低予算でのアクション映画の製作を開始。その映画の予告編はネットで話題となり世界各地で上映されるようになっていく…。>>続きを読む

フランス(2021年製作の映画)

3.2

『ユマニテ』(1999)と『フランドル』(2005)で2度のカンヌ国際映画祭グランプリに輝き、話題作を次々と発表する鬼才ブリュノ・デュモン監督が2021年に発表した風刺コメディ。

フランスを代表する
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ポエトリー アグネスの詩 4K レストア(2010年製作の映画)

3.6

『オアシス』(2002)、『シークレット・サンシャイン』(2007)などの韓国の名匠イ・チャンドン監督が2010年に発表した監督第5作。

韓国で2004年に起きた【密陽女子中学生集団性暴行事件】に着
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シークレット・サンシャイン 4K レストア(2007年製作の映画)

3.2

『オアシス』(2002)、『シークレット・サンシャイン』(2007)などの韓国の名匠イ・チャンドン監督が、イ・チョンジュンの短編小説『虫の話』を映画化した監督第4作。

原題は『蜜陽』で、ロケーション
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グリーンフィッシュ 4K レストア(1997年製作の映画)

2.7

『ペパーミント・キャンディー』(1999) 、『シークレット・サンシャイン』(2007)などの韓国の名匠イ・チャンドン監督が1997年に発表した長編監督デビュー作。裏社会に生きる3人の男女が織りなす喪>>続きを読む

ザ・スチューデント(2016年製作の映画)

3.1

『LETO -レト-』(2018)、『チャイコフスキーの妻』(2022)などのロシアの鬼才キリル・セレブレンニコフが2016年に発表した問題作。

演劇界の巨匠としても知られるセレブレンニコフがマリウ
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NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

3.1

鬼才ヨルゴス・ランティモスが2019年に発表した12分の不条理ファンタジー。

撮影はメキシコで行われた。2019年ロカルノ映画祭でプレミア上映され、トロント映画祭やサン・セバスチャン映画祭など数々の
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ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう/見上げた空に何が見える?(2021年製作の映画)

3.3

ジョージアの美しい都市クタイシを舞台に織りなされるファンタジックな恋の行方を描いた恋愛映画。

ジョージアのトビリシでミクロ経済と映画製作を学んだ後、ベルリンに移りドイツ映画・テレビアカデミー(DFF
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