地球外生命体さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

  • List view
  • Grid view

モンキーマン(2024年製作の映画)

2.9

俳優デブ・パテルが構想に8年をかけた監督デビュー作で、架空のインドの都市を舞台にひとりの男の復讐劇を描いたアクション映画。

元々は世界配信に向けて製作が進められていた本作。これを観たジョーダン・ピー
>>続きを読む

シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

3.2

哲学者としても著名なジャン=ポール・サルトルの短編小説『一指導者の幼年時代』をベースにした心理ミステリー。

ベルサイユ条約締結直前のフランスを舞台に、アメリカからやって来た政府高官の幼い息子が、「独
>>続きを読む

ココモ・シティ(2023年製作の映画)

3.2

アトランタとニューヨークでセックスワーカーとして働く4人の黒人トランスジェンダー女性たち。彼女らの生の感情を捉えたインタビュー映像から、性労働の実態と構造的差別の存在が皮肉を交えて赤裸々に暴かれる。>>続きを読む

ビー・デビル(2010年製作の映画)

2.9

鬼才キム・ギドクのもとで助監督を務めたチャン・チョルス監督の長編デビュー作で、人間の絶望や憎しみを容赦なく描くバイオレンスサスペンス。

都会生活に疲れた銀行員のヘウォンは、子どもの頃に暮らした住民わ
>>続きを読む

クリアチューラ(2023年製作の映画)

3.3

邦題『欲望の渇き』

エレナ・マルティン・ヒメノ自身の体験を基に監督・脚本して映画化。体への違和感や対処の分からない性衝動を赤裸々に描いた官能ドラマ。

本作は自身の体験や多くの人々の経験を基に監督・
>>続きを読む

愛しのゴースト(2013年製作の映画)

3.0

タイのヒットメイカー、バンジョン・ピサンタナクーンが、2013年に、『ナンナーク』(1999)などタイで何度も映画化されている有名な怪談【プラカノーンのメ・ナーク】を、ホラー、コメディ、ラブストーリー>>続きを読む

燃えよスーリヤ!!(2018年製作の映画)

2.3

痛みを感じない体質の青年がカンフーで悪の組織に立ち向かう姿を描き、第43回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞したインド発のヒーローアクション。

生まれながらにして痛みを感じ
>>続きを読む

バッド・ブラック(2016年製作の映画)

2.3

ウガンダのスラム街ワカリガで、ウガンダのタランティーノと呼ばれる映画狂の元レンガ職人、ナブワナIGG率いるラモン・プロダクションが2016年に製作した【ワカリウッド】映画。

様々な復讐が複雑に交錯し
>>続きを読む

誰がキャプテン・アレックスを殺したか(2010年製作の映画)

2.2

ウガンダのスラム街ワカリガで、ウガンダのタランティーノと呼ばれる映画狂の元レンガ職人、ナブワナIGG率いるラモン・プロダクションが製作した2010年の【ワカリウッド】映画。

製作費200ドルのウガン
>>続きを読む

ワカリウッド・フォーエバー!ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ウガンダ(2021年製作の映画)

3.2

ウガンダのスラム街ワカリガで、1人の映画好きの元レンガ職人がビデオカメラとパソコンで超低予算でのアクション映画の製作を開始。その映画の予告編はネットで話題となり世界各地で上映されるようになっていく…。>>続きを読む

フランス(2021年製作の映画)

3.2

『ユマニテ』(1999)と『フランドル』(2005)で2度のカンヌ国際映画祭グランプリに輝き、話題作を次々と発表する鬼才ブリュノ・デュモン監督が2021年に発表した風刺コメディ。

フランスを代表する
>>続きを読む

ポエトリー アグネスの詩 4K レストア(2010年製作の映画)

3.6

『オアシス』(2002)、『シークレット・サンシャイン』(2007)などの韓国の名匠イ・チャンドン監督が2010年に発表した監督第5作。

韓国で2004年に起きた【密陽女子中学生集団性暴行事件】に着
>>続きを読む

シークレット・サンシャイン 4K レストア(2007年製作の映画)

3.2

『オアシス』(2002)、『シークレット・サンシャイン』(2007)などの韓国の名匠イ・チャンドン監督が、イ・チョンジュンの短編小説『虫の話』を映画化した監督第4作。

原題は『蜜陽』で、ロケーション
>>続きを読む

グリーンフィッシュ 4K レストア(1997年製作の映画)

2.7

『ペパーミント・キャンディー』(1999) 、『シークレット・サンシャイン』(2007)などの韓国の名匠イ・チャンドン監督が1997年に発表した長編監督デビュー作。裏社会に生きる3人の男女が織りなす喪>>続きを読む

ザ・スチューデント(2016年製作の映画)

3.1

『LETO -レト-』(2018)、『チャイコフスキーの妻』(2022)などのロシアの鬼才キリル・セレブレンニコフが2016年に発表した問題作。

演劇界の巨匠としても知られるセレブレンニコフがマリウ
>>続きを読む

NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

3.1

鬼才ヨルゴス・ランティモスが2019年に発表した12分の不条理ファンタジー。

撮影はメキシコで行われた。2019年ロカルノ映画祭でプレミア上映され、トロント映画祭やサン・セバスチャン映画祭など数々の
>>続きを読む

ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう/見上げた空に何が見える?(2021年製作の映画)

3.3

ジョージアの美しい都市クタイシを舞台に織りなされるファンタジックな恋の行方を描いた恋愛映画。

ジョージアのトビリシでミクロ経済と映画製作を学んだ後、ベルリンに移りドイツ映画・テレビアカデミー(DFF
>>続きを読む

復讐は私にまかせて(2021年製作の映画)

3.1

インドネシア発の異色恋愛アクション。スイスで行なわれた2021年・第74回ロカルノ国際映画祭でグランプリに当たる金豹賞に輝いた。

インドネシア映画界の俊英エドウィンが監督を務め、『トウキョウソナタ』
>>続きを読む

アビゲイル(2024年製作の映画)

3.1

『スクリーム』シリーズ、『レディ・オア・ノット』の製作会社レディオ・サイレンスのマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットが放つ新感覚サバイバル・アクションスリラー。

吸血鬼の少女を誘拐して
>>続きを読む

宇宙の彼方より(2010年製作の映画)

2.7

さまざまな創作物に影響を与え続けている架空神話【クトゥルー神話】の生みの親として知られるH・P・ラブクラフトが1927年に雑誌「AmazingStories」にて発表した小説『宇宙の彼方の色』を映画化>>続きを読む

冬の小鳥(2009年製作の映画)

3.1

フランス在住の韓国人女性ウニー・ルコントが、韓国から養子としてフランスへ渡った自らの少女時代を映画化した自伝的デビュー作。

『シークレット・サンシャイン』のイ・チャンドン監督がプロデューサーとして参
>>続きを読む

悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

3.2

社会から隔絶されて育った男が多くの人々との出会いや音楽に導かれて自分自身を発見していく姿を描き、1993年・第50回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞含め3部門を受賞。

オランダ生まれオーストラリア育
>>続きを読む

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

2.7

ポン・ジュノの劇場長編初監督作。とあるマンションを舞台に、連続小犬失踪事件をめぐる騒動を描いた異色コメディ。

中流家庭の住むマンションに暮らすユンジュは、うだつの上がらない大学の非常勤講師で、出産間
>>続きを読む

シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.1

イタリア・シチリア島の美しい景色を背景に、少年たちのみずみずしい初恋と彼らを待ち受ける運命を、実在の事件を基に描いたラブストーリー。

オーディションで選ばれた新星ガブリエーレ・ピッツーロとサムエーレ
>>続きを読む

密輸 1970(2023年製作の映画)

3.0

海を舞台に巨額の金塊を巡って繰り広げられる騙し合いの行方を実話に着想を得て描いたクライムアクション。本国、韓国で500万人以上を動員した大ヒット作。

1970年代半ば。韓国の漁村クンチョンでは海が化
>>続きを読む

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.5

初監督作『あみこ』でベルリン国際映画祭フォーラム部門に史上最年少で招待されるなど高く評価された山中瑶子が監督・脚本を手がけ、河合優実を主演に迎えて撮りあげた青春ドラマ。

現代日本の若者たちの恋愛や人
>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.2

アメリカ人のフィギュアスケート女子選手として初めてトリプルアクセルに成功し、1992年アルベールビル、94年リレハンメルと2度の冬季五輪にも出場したトーニャ・ハーディングのスキャンダラスな半生を、マー>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.1

ダーレン・アロノフスキー監督が、ブレンダン・フレイザーを主演に迎えた人間ドラマ。劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇を原作に、死期の迫った肥満症の男が娘との絆を取り戻そうとする姿を描く。

272キロ
>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

2.7

第63回全国高等学校演劇大会で最優秀賞となる文部科学大臣賞を受賞し、全国の高校で上演され続けている兵庫県立東播磨高校演劇部の名作戯曲を映画化。

夏の甲子園1回戦に出場している母校の応援のため、演劇部
>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

3.1

『悪人』『怒り』など数々の著作が映画化されてきたベストセラー作家・吉田修一の短編集『犯罪小説集』を映画化。

★2017年第14回 本屋大賞 第51位

ある夏の日、青田に囲まれたY字路で少女誘拐事件
>>続きを読む

浜辺の女(2006年製作の映画)

3.4

ホン・サンス監督が、海辺の町を舞台に4人の男女が織り成す恋愛模様をつづった大人のラブストーリー。

新作映画の脚本執筆に行き詰まった映画監督ジュンネは、後輩の美術監督チャンウクとその恋人ムンスクを誘い
>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

3.3

ドリアン助川の同名小説を、世界を舞台に創作活動を続ける監督・河瀨直美が映画化。

★2013年第7回 啓文堂大賞 候補
★2014年第11回 本屋大賞 第166位

縁あってどら焼き屋「どら春」の雇わ
>>続きを読む

春に散る(2023年製作の映画)

3.1

沢木耕太郎の同名小説を佐藤浩市と横浜流星のダブル主演で映画化し、ボクシングに命をかける男たちの生き様を描いた人間ドラマ。

ボクシング指導・監修は、俳優兼トレーナーで『百円の恋』(14)、『あゝ、荒野
>>続きを読む

僕だけの青い空(2019年製作の映画)

3.2

南欧の美しい自然と、少年の避けられない現実を繊細に描き出した青春ストーリー。

兄に憧れ、慕う15歳の少年の揺れ動く心もよう。10代の儚さ、嫉妬、撞着…クレメンを包んでいた優しい世界は、兄ピーターの華
>>続きを読む

女は男の未来だ(2004年製作の映画)

3.4

2年連続でカンヌ国際映画祭のコンペに出品されるなど、ヨーロッパで絶大なる人気を得ている、監督ホン・サンスが、恋愛における男女の相違、本音と嘘を描き出す。

かつて同じ女性と付き合った2人の男が再会し、
>>続きを読む

フォールガイ(2024年製作の映画)

3.1

デビッド・リーチ監督が、ライアン・ゴズリングとタッグを組んで描いた痛快アクション。

1980年代に放送されたテレビドラマ『俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ』を映画としてリメイクし、危険な陰謀に巻き込
>>続きを読む