地球外生命体さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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サンクスギビング(2023年製作の映画)

2.9

クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督がタッグを組んだ2007年の映画『グラインドハウス』内に収録されたイーライ・ロス監督によるフェイク予告編『感謝祭(Thanksgiving)』>>続きを読む

はこぶね(2022年製作の映画)

3.6

新人監督の大西諒が、視力を失いながらも感性を失わずに生きようとする男が周囲の人々に影響をもたらす姿を描いた作品。

若手監督の登竜門である第16回田辺・弁慶映画祭で弁慶グランプリ、観客賞、フィルミネー
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.2

マイケル・キートン主演で、アメリカ同時多発テロ被害者の補償金分配を束ねた弁護士の実話を映画化した社会派ドラマ。

2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロを受け、米政府は被害者と遺族救済を目
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燕 Yan(2020年製作の映画)

3.2

日本と台湾を舞台に、離れ離れになった家族がそれぞれの思いを抱え、もがき成長する姿を描いた人間ドラマ。

『帝一の國』『新聞記者』、米津玄師『Lemon』のミュージックビデオのなど数々の作品で撮影監督を
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高速道路家族(2022年製作の映画)

2.9

ホームレス一家と裕福な夫婦の偶然の出会いが思わぬ事件を引き起こす様子を描いた韓国発のスリラー映画。

高速道路のサービスエリアを転々としながらテントを張って暮らし、2度と会うことのない他人から2万ウォ
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猫が行方不明(1996年製作の映画)

3.2

パリの下町を舞台に、迷子になった飼い猫を探す若い女性が、様々な人々との出会いで少しだけ大人になる姿を描くロマンチック・コメディ。

監督・脚本は、本作が日本初紹介のセドリック・クラピッシュ。長編第三作
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.5

2015年に公開され、日本でも熱狂的なファンを生んだジョージ・ミラー監督のノンストップカーアクション『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。同作に登場した女戦士フュリオサの若き日の物語を描く。

『マ
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ホールド・ユア・ブレス(2024年製作の映画)

2.7

サーチライト・ピクチャーズが贈る、1930年代のオクラホマ州の砂嵐と、ある家族を脅かす“不吉な存在”を描くホラースリラー。

過去に取り憑かれた若い母親が、砂嵐に含まれる謎の存在が家族を脅かしていると
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ナイトビッチ(2024年製作の映画)

3.2

これまでに6度のアカデミー賞ノミネートを誇る実力派エイミー・アダムスが、『ある女流作家の罪と罰』『幸せへのまわり道』のマリエル・ヘラー監督とタッグを組み、育児に疲弊した主人公の女性の身にシュールな変化>>続きを読む

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.3

真木よう子が『ベロニカは死ぬことにした』以来7年ぶりに単独主演を飾り、吉田修一の同名小説を映画化した人間ドラマ。

★2008年第21回このミステリーがすごい! 第54位
★2008年第6回キノベス!
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断捨離パラダイス(2022年製作の映画)

3.3

ごみ屋敷で暮らす「捨てられない」人たちの生態をリアルかつコミカルに描いた6篇のエピソードからなる新機軸の断捨離人情喜劇。

『夜を越える旅』『電気海月のインシデント』の萱野孝幸が監督・脚本を手がけ、全
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.4

オムニバス映画『21世紀の女の子』の一編で注目され、『眠る虫』などの中短編を発表した金子由里奈監督が、大前粟生の小説を原作に、自身初の長編商業映画に挑んだ青春ドラマ。

★2021年第18回本屋大賞
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二つの光(2017年製作の映画)

3.0

『四月の雪』『八月のクリスマス』など大人の恋愛を繊細に描いた作品で知られる韓国のホ・ジノ監督による短編作品。

サムスン電子の視覚障害者支援VRアプリを題材に「愛する人を初めて見る瞬間」をテーマに描く
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SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)

3.0

『イップ・マン』シリーズのウィルソン・イップ監督がメガホンを取り、サモ・ハン・キンポーがアクション監督を務めたクライムアクション【SPL】シリーズの第3作。犯罪組織に誘拐された娘を救うため、異国に飛ん>>続きを読む

ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)

3.2

サモ・ハンとドニー・イェンの激突で話題となった『SPL/狼よ静かに死ね』の10年ぶりの続編にして、今度はウー・ジンとトニー・ジャーを主演に迎えて贈るクライム・アクション。

ウィルソン・イップ監督によ
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ブレスト要塞大攻防戦(2010年製作の映画)

2.5

第2次世界大戦中の独ソ戦における最初の激戦のひとつであるブレスト要塞の攻防戦を、ソ連軍側の視点から映画化したロシア製戦争ドラマ。

監督は第27回東京国際映画祭でWOWOW賞を受賞した『草原の実験』の
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Broken Rage(2024年製作の映画)

2.0

北野武が監督・脚本およびビートたけし名義で主演を務め、「暴力映画におけるお笑い」をテーマに型破りな演出で撮りあげた実験作。

約60分の映画を前後半に分け、前半は警察とヤクザの間で板挟みになった殺し屋
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チーム・ジンバブエのソムリエたち(2021年製作の映画)

3.4

ワインのない国からやって来た4人の難民が世界最高峰のブラインドテイスティング大会に挑む姿を追ったドキュメンタリー。

『世界一美しいボルドーの秘密』の監督ワーウィック・ロスと製作総指揮ロバート・コーが
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.0

密室殺人の容疑者とその弁護人が「悪魔の証明」(=存在しない事実の証明)を成し遂げて無罪を勝ち取ろうとする姿を描いたスペイン製サスペンス。

『ロスト・ボディ』のオリオル・パウロが監督・脚本を手掛けた。
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関心領域(2023年製作の映画)

3.2

ジョナサン・グレイザー監督による『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』以来10年ぶりとなる長編映画。

2008年、タイムズ紙が選ぶ1945年以降の最も偉大な作家50人の1人に選ばれたイギリスの作家マーテ
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コントロール(2007年製作の映画)

3.0

絶望的な歌詞や独創的な曲調で70年代末のUKロック・シーンに衝撃を与えたポスト・パンク・バンド、ジョイ・ディヴィジョン。そのボーカリストとして絶頂期にありながら、23歳という若さで自ら命を絶ったイアン>>続きを読む

マシニスト(2004年製作の映画)

2.7

1年間不眠状態にある機械工の男が巻き込まれていく不可解な事件を描いたスリラー。

クリスチャン・ベイルが、本作の役作りのため実際に30キロもの減量に挑み、まるで骸骨のように痩せこけた身体を作り上げて話
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三人の夫(2018年製作の映画)

3.1

香港インディペンデント映画界を代表するフルーツ・チャン監督が、『ドリアン ドリアン』『ハリウッド★ホンコン』と併せて自ら【娼婦3部作】と呼ぶ作品群の最終作。2018年・第31回東京国際映画祭コンペティ>>続きを読む

かくしごと(2024年製作の映画)

3.0

長編デビュー作『生きてるだけで、愛。』で注目を集めた映像クリエイターの関根光才が杏を主演に迎え、作家・北國浩二の小説『嘘』を映画化したヒューマンミステリー。

絵本作家の千紗子は、長年にわたって絶縁状
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.3

『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭ある視点部門の審査員賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得ている深田晃司監督が、木村文乃を主演に迎えて描く人間ドラマ。

ミュージシャンの矢野顕子が1991年に発表したア
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ニッケル・ボーイズ(2024年製作の映画)

3.4

1960年代アメリカに実在した少年院を舞台に黒人の少年が体験した過酷な状況を描いて全米で話題を集め、ピューリッツァー賞を受賞したコルソン・ホワイトヘッドの長編小説『ニッケル・ボーイズ』を映画化。

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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジが主演を務め、平凡な大学教授がなぜか大勢の人々の夢に現れたことから思わぬ事態に陥っていく姿を描いたスリラー映画。

アリ・アスターが製作に名を連ね、『シック・オブ・マイセルフ』のクリス
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

2.7

2016年に製作されたオリオル・パウロ監督のスペイン映画『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』を『マリン・ボーイ』のユン・ジョンソク監督がリメイク。

密室殺人の容疑をかけられたIT企業社長が事件の真相
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.3

長編デビュー作『14歳の栞』で注目を集めた竹林亮が監督を務め、タイムループに陥った小さなオフィスの社員たちが脱出を目指して奮闘する姿を描いたコメディ。

小さな広告代理店に勤める吉川朱海は、憧れの人が
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若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)

3.1

『佐々木、イン、マイマイン』が評判を集めた内山拓也監督が日本、フランス、韓国、香港合作で手がけた商業長編デビュー作。

亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.2

チキンをめぐって母娘が巻き起こす騒動と亡き父の記憶をカラフルな色づかいで描き、アヌシー国際アニメーション映画祭2023の長編アニメーション部門で最高賞にあたるクリスタル賞に輝いたアニメ映画。

監督・
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.0

凶悪犯たちを乗せた船で生き残りをかけて繰り広げられる戦いの行方を、容赦ない暴力描写で描いた韓国製サバイバルアクション。

キム・ホンソン監督が、2017年に韓国人犯罪者47人がフィリピンから集団送還さ
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雨の中の慾情(2024年製作の映画)

3.4

今年デビュー70周年を迎える『ねじ式』『無能の人』等で知られる伝説の漫画家・つげ義春による短編『雨の中の慾情』の映画化。2人の男と1人の女の切なくも激しい性愛と情愛を描き出す。

日本×台湾の共同制作
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オーダー(2024年製作の映画)

3.3

1980年代のFBIによる国内テログループの追跡を描いたケヴィン・フリンとゲイリー・ガーハートの1989年に出版されたノンフィクション『The Silent Brotherhood : The Chi>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.2

『アンチヴァイラル』『ポゼッサー』など独自の世界観を持つ作品でカルト的人気を集める鬼才ブランドン・クローネンバーグ監督の長編第3作。

スランプ中の作家ジェームズと資産家の娘である妻エムは、高級リゾー
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密偵(2016年製作の映画)

3.1

2016年に韓国で劇場公開後21日にして観客動員750万人を突破し大ヒットを記録。韓国を代表する実力派俳優ソン・ガンホとコン・ユ主演によるサスペンスアクション。

ワーナー・ブラザーズ・コリアの記念す
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