地球外生命体さんの映画レビュー・感想・評価 - 70ページ目

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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.2

『奇跡の海』で審査員グランプリ、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でパルムドールと、2作連続カンヌ映画祭を制したデンマークの異才、ラース・フォン・トリアー監督。彼がブレヒトの『三文オペラ』の挿入歌『海賊ジ>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.1

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
クエンティン・タランティーノが犯罪と暴力の世界を巧みなプロットで描き出したバイオレンスアクション。

内容(「Oricon」データベースより)
黒社会に関わる
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロがタッグを組み、孤独なタクシードライバーの姿を通して大都会ニューヨークの闇をあぶり出した傑作サスペンスドラマ。

ニューヨークの片隅で鬱屈した日々を送る
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エレファント(2003年製作の映画)

4.0

2003年カンヌ国際映画祭でパルムドールと監督賞を同時受賞した、ガス・ヴァン・サント監督作。

1999年、米国のコロンバイン高校で起きた男子生徒2人組による銃乱射事件。マイケル・ムーア監督もドキュメ
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

4.1

怪奇映画の古典『オペラ座の怪人』の物語を現代のロック音楽界に置き換えてロック・ミュージカル仕立てにした異色作。

気は弱いが天才的なロック作曲家だったウィンスロー・リーチ。しかし、腹黒いレコード会社
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

4.0

前作『ノーカントリー』で第80回アカデミー賞で4部門に輝いた、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟による犯罪コメディ。

アルコール依存症でCIAを辞めさせられたオズボーンが、CIAの暴露本の執筆を開始す
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.0

前作『ファーゴ』でアカデミー脚本賞を受賞したジョエル&イーサン・コーエン兄弟が監督・脚本を手がけ、同姓同名の富豪と間違えられて誘拐事件に巻き込まれた男の騒動を描いたコメディ。

アメリカ合衆国の【国立
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

エミリー・ブラント主演、ブラントの夫でもある俳優のジョン・クラシンスキーが監督・脚本を手がけ、全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラー。

ブラントが主人公となる一家の母親エヴリンに扮し、エヴ
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.0

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『バットマン ビギンズ』のクリスチャン・ベール主演によるサイコスリラー。ウォール街のエリートビジネスマンが、満たされない心を埋めるため殺人に手を染めていく。R
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スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

3.7

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
97年カンヌ映画祭グランプリ受賞、小さな町を舞台に描く切ないサスペンスドラマ。バス転落事故で子供を失った親たちは集団訴訟を起こす。しかし、事故の唯一の生存者の
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

ポン・ジュノ監督が2003年に発表した長編監督第2作。80年代後半に起きた【華城連続殺人事件】をサスペンスフルに描いて韓国で525万人を動員する大ヒットを記録。

第40回大鐘賞では最優秀作品賞、最優
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渇き(2009年製作の映画)

3.6

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督、ソン・ガンホ主演によるエロティックサスペンス。人体実験によってバンパイアになってしまった神父と、鬱屈した日常から解放
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ウンギョ 青い蜜(2012年製作の映画)

3.5

純文学作家パク・ポムシンの【渇望3部作】の一編を映画化。初々しい女子高生に欲情する老詩人を30代のパク・ヘイルが特殊メイクで熱演。新人女優キム・ゴウンが官能的な少女性を体現し、抗えない色気を放つ。>>続きを読む

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

4.5

韓国の鬼才キム・ギドクが、第69回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したサスペンスドラマ。2012年・第85回アカデミー賞外国語映画賞韓国代表作品。

債務者に重傷を負わせ、その保険金で借金を返済させ
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

『JSA』で国際的な注目を集めた韓国のパク・チャヌク監督が、作・土屋ガロン、画・嶺岸信明による日本の同名コミックを原作に、15年間の監禁生活を強いられた男の復讐劇を容赦ないバイオレンス描写で描いたサス>>続きを読む

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

4.1

魔法少女は絶望から救われたのか――
“円環の理"に導かれて、少女たちの新たな物語がはじまる鹿目まどか。

かつて、幸せな日々をおくっていた平凡な一人の少女が、その身を賭してすべての魔法少女たちを残
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語(2012年製作の映画)

4.1

さあ、鹿目まどか――その魂を代価にして、君は何を願う? TVシリーズを新たに再編集した劇場版三部作の後編。

大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。見滝原中
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語(2012年製作の映画)

4.1

僕と契約して、魔法少女になって欲しいんだ―TVシリーズを新たに再編集した劇場版三部作の前編。

大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。見滝原中学校に通う普通
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

4.1

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
人気ライトノベルシリーズをアニメ化した非日常系学園コメディ初の劇場版。クリスマスが間近に迫ったある冬の日。キョンは学校でハルヒの席にキョンを殺そうとして長門に
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村上隆作品 SUPERFLAT MONOGRAM(2003年製作の映画)

4.0

『サマーウォーズ』見た時に、あっ『SUPERFLAT MONOGRAM』の真似っこだ!と思ったら、監督さんが一緒の方だったのだと随分あとになってから知りました笑

村上隆×ルイ・ヴィトンを仕掛けたマー
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.1

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
幾度となく実写映像化された筒井康隆原作のファンタジーを、細田守監督がアニメ化。高校生の真琴は自転車で遭遇した踏切事故をきっかけに、過去に遡ってやり直せる力“タ
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純喫茶磯辺(2008年製作の映画)

3.5

前作『机のなかみ』が映画ファンから高い評価を得た新鋭、吉田恵輔が原作・脚本・監督を手がけた2008年公開の劇場映画。高校生の娘とふたりで暮らす磯辺裕次郎。彼が開いた喫茶店を舞台に、父娘とひとクセある常>>続きを読む

トニー滝谷(2004年製作の映画)

4.3

村上春樹原作の短篇小説『トニー滝谷』を市川準監督がイッセー尾形と宮沢りえを主演に迎えて映画化。

孤独を常としてきながらある女性を愛した男・トニーの姿を通し、最愛の人を失う切なさと人を愛する喜びを映し
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ザ・トライブ(2014年製作の映画)

4.5

登場人物すべてがろう者であり、全篇が手話のみによって構成され、台詞や音楽は一切なく、字幕も吹き替えすらも存在しない異色ドラマ。

2014年・第67回カンヌ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞。こ
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

4.1

世界的に有名でありながら、誰もその素顔を知らないグラフィティアーティスト・バンクシーが自ら監督し、現代のアート業界を痛烈に皮肉りつつも、ユニークな切り口で迫るアートドキュメンタリー。

アカデミー賞長
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.5

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『セブン』のデビッド・フィンチャー監督、ベン・アフレック主演によるサイコロジカルサスペンス。幸福な夫婦生活を送っていたニックとエイミー。しかし、エイミーが失踪
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.7

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ヒュー・ジャックマン主演、ジェイク・ギレンホールら共演によるクライムサスペンス。工務店を営むケラーの娘が友だちと出掛けたまま行方不明に。警察はある青年を拘束す
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

4.2

トニー賞演劇部門の作品賞やローレンス・オリビエ賞の新作コメディ賞を受賞したヤスミナ・レザの舞台劇『大人はかく戦えり』をロマン・ポランスキー監督が映画化。

子ども同士のケンカを解決するため2組の夫婦が
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

映画専門学校【ENBUゼミナール】のワークショップ【シネマプロジェクト】の第7弾として製作された作品で、前半と後半で大きく赴きが異なる異色の構成や緻密な脚本、30分以上に及ぶ長回しなど、さまざまな挑戦>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.4

ジェイク・ギレンホールが主演し、刺激的な映像を求めて夜のロサンゼルスを駆けめぐる報道パパラッチの姿を通し、視聴率至上主義のテレビ業界の裏側を浮き彫りにしたサスペンススリラー。

『ボーン・レガシー』な
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奇跡の海(1996年製作の映画)

4.6

デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアーの長編第5作で、第49回カンヌ国際映画祭審査員グランプリを受賞するなど世界的に高く評価された愛の物語。

1970年代初頭、プロテスタント信仰が強いスコットラン
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父、帰る(2003年製作の映画)

4.1

12年ぶりに突然帰ってきた父親に戸惑う兄弟の姿を、静謐なタッチと衝撃的な展開で描いた人間ドラマ。

ロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督の長編デビュー作で、2003年・第60回ベネチア国際映画祭で
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ブラウン・バニー(2003年製作の映画)

4.3

2003年カンヌ国際映画祭で賛否両論の大論争を巻き起こし、前代未聞の激しいバッシングに晒された問題作。ヴィンセント・ギャロが監督、撮影、編集ほか、ほとんどのスタッフ作業を自らこなし、孤独なバイクレーサ>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.7

デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアーが、アイスランドの歌手ビョークを主演に撮り上げた人間ドラマ。

過酷な運命に翻弄されながらも、息子のためにすべてを投げ打つ主人公セルマの姿をミュージカルの手法を
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父の秘密(2012年製作の映画)

4.0

2012年・第65回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞した心理ドラマ。監督は、弱冠31歳で長編2作目となる本作を撮り上げたメキシコの新星ミシェル・フランコ。

第85回アカデミー賞外国
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ボーグマン(2013年製作の映画)

4.5

『アベル』『ドレス』『楽しい我が家』などシュールでブラックな作風で知られるオランダの鬼才アレックス・ファン・バーメルダムが、裕福な家庭に侵入する謎の集団ボーグマンを描いた不条理サスペンス。第46回シッ>>続きを読む