swansongさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

マイドク/いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか(1983年製作の映画)

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まだ映画館の座席の大半が自由席で、客の入れ替えがなかった80年代。

「Lマガ」だか「ぴあ」だかで紹介されていた、このおそろしく長いタイトルに惹かれて、大阪梅田の映画館まで足を運びました。

ところ
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ショート・サーキット(1986年製作の映画)

3.7

強い者にはなりふり構わず媚びへつらい、弱者には猛烈にツラくあたるが、しまいにはそれが災いしてエラい目にあう小心者。

「ポリスアカデミー」の鬼教官とまったく同じ立ち位置でスティーヴ・グッデンバーグをに
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.9


「ボクはもう、 ひとりでガバラに立ち向かえるんだ !」

ー 「オール怪獣大進撃」 ー


どこがどう良いのか具体的にはうまく言えないんだけど、とにかくこの映画は面白い。

「この話は、いったいどこ
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ウォー・ゲーム(1983年製作の映画)

3.9

"Turn your key, Sir !!"

緊迫感あふれるオープニングが好きです。

これは映画史上もっとも恐ろしいイタズラを悪意なくやらかしてしまう高校生のお話。

アメリカの防衛戦略の要で
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群盗(2014年製作の映画)

3.7


みんなマカロニウェスタンが好きなんだな~♪

「成長していくバカ」を演じるハ・ジョンウが非道な役人たちに「ジャンゴなアレ」をお見舞いするところは、やっぱりちょっと興奮しますね!

いっぽう「続・夕陽
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ドゥームズデイ(2008年製作の映画)

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https://youtu.be/7qCj2Z_mph0

ゴーカートとペイントボールで完璧に再現された 「怒りのデスロード」!(笑)
このちっちゃいインターセプターほしいっス。

この動画を観て
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宇宙水爆戦(1954年製作の映画)

3.1


かつて「スターログ」誌上などで何度も目にしていた、 世にも恐ろしい姿の「メタルーナ・ミュータント」。
動いてる姿を初めて観たけど …

め~っちゃめちゃ弱いやないかい! (笑)

「宇宙から降り注ぐ
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宇宙大怪獣ギララ(1967年製作の映画)

3.5

「ギララ」も「ガッパ」も、 いま世界的に大ヒットしてる「恐竜大進撃」も!
どれもこれも「持ち込んだヤツ」や「連れてきちゃったヤツ」や「逃がしちゃったヤツ」が大活躍する話ばっかり。 (笑)

それはさて
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恐怖の洞窟(1968年製作の映画)

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えっ、何これ?
… ひょっとして放送事故?

深夜の12チャンで偶然出会ってしまった、我が生涯サイテーの一作。(笑)

「くっだらねー」「つまんねー」を通り越して、「自分はいま何か、ものすごいものを
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緯度0大作戦(1969年製作の映画)

2.9


東宝特撮映画は大好きだけど、これはキツい!(笑)

大ネズミ、コウモリ人間、そして「ライオン+猛禽+人間」のハイブリッド怪獣グリフォン!
コイツらが出てくるたびに、なんだか哀しい気持ちになっちゃいま
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ハーダー・ゼイ・カム(1973年製作の映画)

3.9

♪「俺に手を出す奴は後悔するぜ」

貧困。権力者による搾取。
どうあがいてもスラム街の底辺から抜け出せないアイヴァンは、ついに銃をとって立ち上がるが …

ストーリーそのものは今や陳腐な印象を免れない
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彼女はパートタイムトラベラー(2012年製作の映画)

3.5


予算は「ジュラシック・ワールド」 のおよそ1/200。
新種の肉食恐竜も、ガシャポンみたいな乗り物も、思わず息を飲むアクションシーンも、な~んも出てきません。

でも主役のふたりが素敵なんです。
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ガンマン大連合(1970年製作の映画)

4.1


「コンパニェーロ!」

まいった。
こんなに爽やかで切ない余韻を残す映画だったとは …

どこにでもいるチンビラから、誇り高き男へと変わっていくトーマス・ミリアン。

金の亡者のくせにそんなトーマス
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地球最後の日(1951年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


こんなにビターな映画だったのか…。

幼いころテレビの洋画劇場で出会って以来、ひさしぶりに観て驚きました。

刻々と地球に接近してくる巨大な遊星ベラスとザイラ。

やがてベラスに呑み込まれてしまう地
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ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

4.1


なぜかレンタルショップではなかなかお目にかかれないダリオ・アルジェント監修版ですが、VHSでようやく観ることができました。

エンディングの音楽が違うと、映画そのものの印象もずいぶん変わるもんですね
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白い恐怖(1973年製作の映画)

4.0


「ナポレオン…アレキサンダー…」

雪に閉ざされた山中の科学研究施設で、研究員が謎の言葉を残して消息を絶つ。

真相究明のために派遣された二人の科学者 (ロバート・カルプ&イーライ・ウォラック!)
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大巨獣ガッパ(1967年製作の映画)

3.5


ヒロインの山本陽子が綺麗だな。

そして次々に画面に登場する川地民夫、和田浩治、藤竜也 …
やっぱりこれもザ・日活映画なんですね~。

中身のほうは東宝の「キングコング対ゴジラ」 「空の大怪獣ラドン
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原始獣レプティリカス(1961年製作の映画)

3.5


今秋、こんな珍品までレンタル開始なんですね。

見た目は世界最弱!マリオネットでヒョロヒョロ動く冷凍凶獣レプティリカスくんを迎え撃つのは、ホンモノの戦車や重火器でガンガン攻めまくる「殺る気満々」のデ
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アサルト13 要塞警察(2005年製作の映画)

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やったあ!
ジョン・カーペンター監督によるオリジナル版「要塞警察」が、11月からついにレンタル開始ですね。

画質が悪すぎて何が起こってるのかよくわからないVHSで長い間ガマンしてきただけに、これは
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君が生きた証(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


ちょっと打ちのめされたなぁ。

たしかにこの音楽の素晴らしさはキツいわ。

そしてそれを人前で歌い上げるビリー・グラダップの姿が哀しくも恐ろしい。

彼の思いを受け入れたいという気持ちと、頑として拒
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バトル・オーシャン 海上決戦(2014年製作の映画)

3.9

海洋戦闘アクションとしてやたらに面白い!

イ・スンシン将軍が次々に繰り出す戦術の一手一手が、圧倒的に不利な戦況を徐々に覆していく様が手に取るように伝わってきて、勝敗がわかっている戦なのに最後までドキ
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セレニティー(2005年製作の映画)

3.7


いきなり連続ドラマの最終回から観てるわけだが、それでも面白い。

苦悩するリーダー、頼もしすぎて泣けてくる副官、言うこと聞いてくれない賞金稼ぎ、善人だがトラブルメイカーの医師、精神不安定なリーサル・
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インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

3.9


今ごろやっと気づいたけど、このシリーズの主役はジュラシック少年やマーベル&DC夫婦じゃなくて、霊能者リン・シェイのほうなんだな。

この女優さん、キャリア40年目にしてヒット作に恵まれてよかったです
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.5


マーティン・フリーマン→スティーヴ・クーガン→ビル・ナイ→ケイト・ブランシェットの贅沢すぎる無駄遣い!

キンクス、T- REX、クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン …
最高の選曲、完璧
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インシディアス(2010年製作の映画)

3.9


ジェームズ・ワンって、ホントに見せかたがウマいなぁ。

つい先日、別の映画のレビューで 「日本人が尻尾の生えた悪魔を見せられてもぜんぜん怖くないもんね」 などとエラそーなこと言っちゃったけど、前言撤
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愛のメモリー(1976年製作の映画)

3.5

「ファントム・オブ・パラダイス」 「キャリー」 「殺しのドレス」 「アンタッチャブル」 …
ブライアン・デ・パルマはめっちゃ好きなんだけど、どうもこの映画はいまひとつピンとこないや。

これの元ネタで
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.0

グレイス・ケリー、綺麗だな~。

正直なところ、もしも俺がゲーリー・クーパーの立場だったら、映画の冒頭10分ぐらいのところでこの嫁さんつれて逃げ出すだろうな。
でも、見たいものだけを見て本質的脅威から
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

4.1

さすがバーホーベン先生!
これは「好戦的な超大国」への痛烈な皮肉に満ちた傑作ですね。

そのくせストレートな戦争アクション映画としてもよくできてる。

"Do it, Rico."

マイケル・アイア
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プライマー(2004年製作の映画)

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こりゃ駄目だ、わからん!

たたでさえややこしい「タイムパラドックス」というテーマを扱ってるうえに、複数のタイムトラベラーがそれぞれ別個に過去を改変するもんだから、もうナニがナニやらさっぱりです!(
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ゾンビコップ(1988年製作の映画)

3.9


「もしも生まれ変われるならば、私は女子のチャリンコのサドルになりたひ。」

ゾンビコップ対ゾンビ凶悪犯の「どっちも死なない」銃撃戦!

次々に襲いかかる「蘇生した」中華食材!

「消費期限」を過ぎた
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プロジェクト・アルマナック(2014年製作の映画)

3.9


( もしもタイムマシンでどこへでも行けるなら )
「私はスターウォーズ エピソード4のプレミア上映!」

素敵な台詞ですね。

ジャック・ブラックが教え子たちを引率して、全盛期のレッド・ツェッペリ
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

2.7


悪魔の恐ろしさというものが、私にはいまだによく分からない。

だってここはニッポン。
人気のない夜道を1人で歩いていても、「牙とか鉤爪とかコウモリみたいな翼とか尖った尻尾とか、いろいろ生えたヤツ」が
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.9


Look what we made .

この最後の台詞でジーンときました。

どんなに打ちのめされても、必ずそこから立ち上がり、決してユーモアの感覚を失わず、力を合わせて大きな仕事を成し遂げる男と
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ウォーリアー(2011年製作の映画)

4.1


これは熱い!

「絶対に負けられない2人」の激突に向かって、映画は後半一気に加速していきます。

2代目マックス・ロカタンスキー、ジェイムズ・T・カークの母君、「物体X」、ヒドラの幹部が2人、おまけ
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インターナル・アフェア(2015年製作の映画)

2.7


最近、「アメリカン・パイ」の卒業生が出てる作品を見かけると、ついつい手が出ちゃいます。

「警察官による有色人種への暴行」というタイムリーなテーマには作り手のヤル気を感じたけれど、肝心の脚本のユルさ
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0


戦争は、やっちゃいけない。

国際社会に於ける役割分担?
凶悪なテロリストの殲滅?
戦争は必要悪?
そもそも殺しあうのが人間の性?

そんなわかったようなこと言ってる場合じゃない。

「富の集中」に
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