nicodenさんの映画レビュー・感想・評価

nicoden

nicoden

映画(1162)
ドラマ(1)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

月の寵児たち(1985年製作の映画)

4.0

イオセリアーニらしい群像劇!
けっこう人死ぬ、、

蝶採り(1992年製作の映画)

4.0

ウィリー、マニュ、オター、最高の雰囲気の映画。
さらっとした描写に悲哀がにじみ、その悲哀を大きく包み込むような優しさがある。

オルエットの方へ 4Kレストア版(1971年製作の映画)

4.5

大人の夏休みでよかった!
こんなに笑っている映画は他にないような。

カメラ位置を観ているだけでも楽しい。
あんなにリアルな描写と臨場感を実現しつつ、切り返しているのもいいし(特にドーナツの後の4人の
>>続きを読む

走り来る人々(1958年製作の映画)

4.0

想像の斜め上をいくラスト。結婚に反対する描写を入れるなんてラディカル。
はっとするキスシーンが美しく、軽やかでありながら、重厚。

野いちご HD修復版(1957年製作の映画)

4.2

車の切り返し観ているだけでも楽しい。
いいしれない不安感が常にあり、画面はセンスで溢れている。

国宝(2025年製作の映画)

4.0

歌舞伎という難しい題材を一級のエンタメに仕上げていてすごい!
演技の映画だから、より演技が際立つ。
遺伝の可能性があるから、より血筋の意味あいが切ない。
毎回トップクラスの撮影監督だから、撮影もすごい
>>続きを読む

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.0

運命がストロベリーと重なる。
ハーヴェイ・カイテルを堪能できる。
レザボア・ドッグスと同じ年の作品なんて。

真昼の不思議な物体(2000年製作の映画)

3.9

ドキュメンタリー形式でありながら、明らかにフィクションな作品で自由な横断が面白い。
撮影現場だと明示することで、より撮影や物語ることについて考えさせられる。

ナンニ・モレッティのエイプリル(1998年製作の映画)

3.9

親愛なる日記に続くシネエッセイ。
子育て、映画制作に奮闘していて、面白い。
ミュージカル撮りたいがチネチッタで会いましょうで実現していていい!

ある王子(2023年製作の映画)

4.0

斬新なアート映画だった!
ジェンダーバイアスや私たちの世界とは違う枠組みの価値観を植物と重ね合わせることで実現していて、各所に置かれる音楽、温室、王子、そして、独白と突然の死とホワイトボードのイメージ
>>続きを読む

血 4Kレストア版(1989年製作の映画)

4.1

ノワール映画撮ってたんだ!
はじめてが4K、映画館で観れてよかった!美しかった。

息子の部屋(2001年製作の映画)

4.2

シンプルで洗練されている。
ロードムービーのような後半もすごくいい。

骨 4Kレストア版(1997年製作の映画)

4.3

ゴミ袋のシーン、永遠とも思える時間だった。
そして、子供をソファに置いたままどうなっているのかしばらくわからないという緊張感。
溶岩の家からさらに洗練されていて、素晴らしい作品だった。

溶岩の家 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.1

顔を映すショットがどれも素晴らしい。
こんな明るい映像の映画も撮ってたんですね!

秋が来るとき(2024年製作の映画)

4.0

ミステリー要素が強く、それぞれ隠している秘密が大きく影響していく。
親子だから、ぶつかるっていう部分もありますよね。

メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

4.0

あれ?フランソワ・オゾンの映画観てる?という気持ちになる。
ひとを理解しようなんて無理。自分だって理解できないのだから。そもそもアプローチが間違っている。

ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

4.2

モンタナの小さな町に暮らす女性、女性であることに関する連作。
フィルムの質感を活かした自然美に満ちた作品だった。最後の作品とかすごくいい。
純文学のようないわゆるエンタメ商業作品でないような作品にこの
>>続きを読む

無垢の瞳(2022年製作の映画)

4.2

アリーチェ×ディズニー!
終始、子供達がかわいい。光も美しい。
アリーチェ・ロルヴァケルは、自己犠牲の美徳に懐疑的な作家だと思う。

3つの鍵(2021年製作の映画)

4.0

モレッティ流群像劇。
モレッティの優しさをどう受け止めればいいか整理できていない。

素晴らしき放浪者(1932年製作の映画)

4.0

今の移民問題にも通じる普遍性。
純粋におもしろい。

気のいい女たち(1960年製作の映画)

4.0

シーンごとの複雑なカット割が美しい。
2つの映画をあわせたような内容で、シャブロルの周到さが一番怖い。

童年往事 時の流れ(1985年製作の映画)

4.0

自然美が過去の郷愁とがあいまっている。
懐古する話なだけに独白が多用されている。

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

3.9

映画だと騙されるのがリアル。
クラシックが使われているのが印象的。

ぼくの小さな恋人たち 4Kデジタルリマスター版(1974年製作の映画)

4.0

大人への憧れと痛々しさ、自意識とコンプレックス。
そのあやうさが作品のあやうさであり、魅力でもある。

坊やの人形(1983年製作の映画)

3.8

当時の台湾を描く3つのオムニバス。
当時の日本とアメリカとの関係性が色濃くストーリーにあらわれている。
坊やの人形、味わい深い。

家族の灯り(2012年製作の映画)

3.9

戯曲の重厚さと映像美。
親として正しい決断なのだろうか。

ブロンド少女は過激に美しく(2009年製作の映画)

4.2

女性に抱いていた幻想が消えた後の男性の暴力性。
ラストは衝撃。
電車で話しかけられて最後の話はどういう顔で聞けばいいのよという展開で、それを聞いているのが、アブラハム渓谷のレオノール・シルヴェイラ、目
>>続きを読む

ザ・スチューデント(2016年製作の映画)

3.9

途中の長回しかっこいい。
聖書原理主義が混乱と道徳心を奪っていくという強烈なメタファー。

四月(1962年製作の映画)

4.0

音が楽しい無声映画。
政治的な隠喩を含みながら、ラストはロマンチックでやさしい。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.1

青春ストーリーをLGBTQ視点から再構築されていて、純粋におもしろい。
ラストも振りが効いている。

サブスタンス(2024年製作の映画)

4.2

過剰×過剰×過剰で何箇所も笑ってしまった。
(炎の演出など)
ジャンル映画だからストレートに伝わることもあって、演出の随所に潔さと情熱を感じた。
安易な復讐劇ではなく、究極の自己責任映画になっていて、
>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.2

ネオノワールもめちゃくちゃカッコよく撮る手腕はすごい。