DOLBYイヤホンさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.4

 出てくるのはキラキラしたデザイナーズトイレばかり。ブリブリでゲロゲロなリアルトイレは出てこない。
 臭いものに蓋をして成立する美しさ。脱臭された平穏な日々。無機質にそびえるスカイツリー。時間が止まっ
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.0

前半はセルフパロディみたいで期待したのだが、後半は同窓会スペシャルになってしまった。どうせならセルフパロディに徹して、ワーナー・ブラザーズ(マシン)VSクリエーター(電池)の戦いをSF抜きにした現代劇>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.0

リアルに徹したってことなのか? アメリカンドリームも劇的な展開も無い。あるのは閉塞した日常。とある階層のリアルな人生。日本もこうなりつつあるのかも。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ゲンドウを止めたはいいけど、世界をリセットしてしまう点はシンジも同じじゃん。幼稚というか、まんまセカイ系。儀式・イマジナリーに走るのではなく、ゲンドウがユイとの再会を諦めたように、シンジも失われたもの>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.1

泥臭さ、曖昧さ、人間臭さが魅力だった前作とは一変、取り付く島のない、人間臭さゼロのモンスター上林、逆に人間臭さが過剰な瀬島、両者とも日岡に対する当て馬として取って付けたような印象で、リアリティがない。>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

期待し過ぎたせいか、もうひと捻り欲しかった。あと、野暮な疑問だけど、友達に電話であんなに力強いメッセージ伝えられるのなら、その前に警察でしょって思った。確かに自分の人生だけど、母親と弟を置いて、あの状>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

2.9

逆さ絵は絵画としてどうなの?
回文は文章としてどうなの?
TENETは物語としてどうなの?
いずれも成立していることが重要で、感心はするけど、感動には程遠く、不自然でユーモラスさが勝ってしまう。
構造
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.9

まず、オープニングのタイトルロールでいきなりガッカリが襲い、それがラストまで覆ることは無かった。取って付けたような新要素&旧要素がてんこ盛りで物語はスッカスカ、チープな二次創作感全開で、歴代ワーストは>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.3

映画館で観た。「グッド・フェローズ」を期待したら、あの疾走感もキレもメリハリも無く、物語をどこか俯瞰している感じで、中に入って行けない。ただただ全編を虚しさが覆っている。それは意図したものでもあるけれ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

「タクシー・ドライバー」よりも主人公に感情移入し易く、その分、心を激しく揺さぶられる。善or悪、喜劇or悲劇、その価値判断は、共感によって育まれるのかも知れない。不運にもそれを得られず、孤立し、主観し>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.2

掴み所が分からなかった。ポランスキー夫妻と主人公コンビの日常が中心で、マンソンファミリーの事があまり描かれないので、ラストの襲撃が唐突な印象になった。タランティーノ作品は掴み所が分からないと“?”が並>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.2

残念ながら、予想を裏切らない、少し凡庸な内容。エディ・マーフィーの「48時間」を灰汁抜きして上品にしたような……でも、実話を基にしているのでそんなもんかも。肩の力を抜いて観ましょう。

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.4

辛いし、長いし……でも、見応えがあった。感情的になって観たので、少し冷静になって2回目が観たい。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

「自分はレプリカントかも?」っていう疑念ならまだしも、「自分はレプリカントから生まれたレプリカントかも」っていう疑念を抱く主人公に感情移入するのは困難で、ひたすら傍観し続ける3時間弱はしんどい。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.2

評判の良さに、期待を膨らませ過ぎたのか、世間で言われてるほどではないと思った。製作現場ドタバタもので、面白いんだけど、内向きで、閉塞感がある。

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.2

前作と次回作との繋ぎに位置付けられ、中途半端で地味な印象。

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.6

二作目、三作目は、一作目の焼き直しという感じだったが、本作は一皮向けた感じで、新シリーズの幕開けに相応しい作品。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

エネルギッシュで迫力あるし、笑えるし、泣ける。これぞエンターテイメント!

万引き家族(2018年製作の映画)

3.1

期待外れ。全体を通して、なんとなくわざとらしく、「昭和ノスタルジーコンセプト家族」って感じ。

ザ・ウォール(2017年製作の映画)

2.4

臨場感はあったけど......それだけ⁉︎ オカズ無し、お新香だけでご飯を食べた感じ。

君の名は。(2016年製作の映画)

2.7

豪勢な料理と見せかけて、ネタは全てチープな冷凍食品、みたいな作品。