NIELSEN堀内さんの映画レビュー・感想・評価

NIELSEN堀内

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映画でもとりわけ頽廃的かつ耽美的な文学・衣裳・芸術・美術・建築・音楽に特化した作品に惹かれます。最近はエンターテイメント寄りも愉しんで観て居ります。

上海の伯爵夫人(2005年製作の映画)

3.5

‪‬‪カズオ・イシグロの脚本をJ・アイヴォリー監督が映像化。盲目の米国元外交官と逃げ延びたロシアの伯爵夫人が激動の時代に育むロマンス。クリストファー・ドイルがチャイニーズ・モダンの薫り漂う1930年代>>続きを読む

プライドと偏見(2005年製作の映画)

4.0

ジョー・ライト監督とキーラ・ナイトレイのタッグは此の作品と「つぐない」「アンナ・カレーニナ」ですが、一番印象深いのは「プライドと偏見」でした。キーラ・ナイトレイのエリザベスはとても理知的で美しく、現代>>続きを読む

グレムリン(1984年製作の映画)

2.8

昔から観て居りますが、記録の為改めて鑑賞。主人公のママが大奮闘して居るのが面白かったです。電子レンジでチン、とか。グレムリンの悪戯は(人間が亡くなって居るのに)かなりコメディ要素が高め。有名なクリスマ>>続きを読む

白い沈黙(2014年製作の映画)

2.4

警察や犯人の心理が映画として上手く表現されて無かった様な気がしました。誘拐された娘の両親は複雑な気持ちを抱えて居る様子でしたが、組織犯罪のリアルな世界をもっとあざとく見せてドラマ性を追求するともっと面>>続きを読む

ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

4.0

松本俊夫夢野久作原作の映像化不可能とされて居る怪作を松本俊夫監督が映画化。現実と妄想、目眩く場面展開を繰り返す中で一際際立つ桂枝雀の類稀な個性。美術を担当した木村威夫のセットの様式美に圧倒され息を呑む>>続きを読む

ある天文学者の恋文(2015年製作の映画)

2.7

ジュゼッペ・トルナトーレ監督作品でジェレミー・アイアンズとオルガ・キュリレンコが主演と云うスペシャルな感じに惹かれて視聴してみました。天文学や発想の豊かさに面白味を感じましたが、現実的に家族や友人を巻>>続きを読む

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

4.3

‪‪鏡の中に人を誘い、願望と欲望を具現化した世界を体験する移動式劇場での悪魔との駆け引き。博士の愛娘ヴァレンティナ演じるリリー・コールの妖精の様な美しさに眩惑しつつ、人生の選択の狭間やテリー・ギリアム>>続きを読む

MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(2015年製作の映画)

2.8

マイルス・デイビスの本人演奏の楽曲が流れるだけでもじんわりと込み上げて来ましたが、エンドロールのセッションシーンは豪華過ぎて其れだけでも観る価値は有りました。ロバート・グラスパー、ハービー・ハンコック>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

3.5

‪‬上田秋成の怪奇物語集から二篇をマッシュアップした幽玄で謎めいた風情の溝口健二監督作日本映画。能面の様な京マチ子さんが豹変する瞬間も恐ろしいが終幕前の虚無感が一番忘れ難い。誑かされる側にとって此の浮>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

3.8

以前視聴した時の衝撃から大分年月が経ち改めて鑑賞。原作者のスティーブン・キングも絶賛したラストは後味の悪さが極まり、寧ろ賞賛しか有りません。パニックに陥った人間の深層心理を上手く表現して居て究極のドラ>>続きを読む

ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)

2.0

記録として。

作業の合間に視聴した為、細かい部分は観て居ないのですがホラーな様でホラーじゃ無かった感じでした。もう少し震わせて欲しかったのが正直なところです。

狼の血族(1984年製作の映画)

3.4

‪「赤ずきん」をベースに様々な寓話を盛り込んだアンジェラ・カーター原作のダークファンタジー。思春期の少女の危うさと純潔の象徴、間接的な官能表現やグロテスクな誘惑の罠。ニール・ジョーダン監督の特性を生か>>続きを読む

アンダーワールド(2003年製作の映画)

3.0

初見の時はダークサイドな世界観が好きな時代だったので(吸血鬼でもとりわけ超絶クールなケイト・ベッキンセールが格好良い)厨二的に面白くて嵌まった一作目。今改めて観るとかなり笑える所が有りました。吹替え版>>続きを読む

リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

3.4

‪ジェームズ・スチュアート以上にジョン・ウェインがただただ格好良かった。此の作品だと哀愁さえも味方に付けて鈍色に光った演技を見せつけて居ました。西部劇の中でも後から押し寄せて来るドラマ性を感じました。>>続きを読む

ラムの大通り(1971年製作の映画)

3.4

‪‬‪禁酒法時代に酒の密輸をして居る船長が劇場で観た女優に一目惚れをして仕舞うのですが其のお方がブリジット・バルドー演じるリンダ。目眩くバルドーの衣裳早替りが可愛らしく、ラストに唄う「 Plaisir>>続きを読む

女の都(1980年製作の映画)

2.1

‪フェデリコ・フェリーニ監督のいかがわしさが満載の作品でした。パワフルな女性(妙齢なマダムも多し)とエロス、美術的なセッティングやファッションが多彩。‬

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.8

リドリー・スコット監督の前作が至高ですが完全に無駄な部分を削ぎ落としたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のスタイリッシュさ、途方も無く雄大な景色を大画面に捉えた撮影監督のロジャー・ディーキンスのランドスケープと>>続きを読む

怒りの荒野(1967年製作の映画)

3.0

ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフの師弟対決が恰好良い。ジェンマ演じる主人公の成長記とも言える作品で漫画やアニメの世界のヒーローみたいな感じでした。

ヴィタール(2004年製作の映画)

2.8

塚本晋也監督らしい独特の世界観。事故で記憶を失った医学生が解剖して居る死体が実は昔の恋人だと知ると云うストーリー。失くした記憶と亡くなった恋人の幻想と現実が次第に曖昧に成る中でも淡々とした演技を見せる>>続きを読む

マスター・アンド・コマンダー(2003年製作の映画)

3.0

艦長役のラッセル・クロウと軍医役のポール・ベタニーが衝突しながらもお互いを尊重し友情を深めて行くのが面白い。19世紀の時代の衣裳(ナポレオンジャケットや帽子、仕事によって違う船員達の服装)や美術的な要>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.5

岩井俊二監督の作品は多感な時期に色々観て居ましたが「リリィ・シュシュのすべて」以降は辛くなりずっと観て居りませんでした。今作も情報は入れつつもきっと辛辣で重い気持ちになるだろうなと公開時もスルーし、今>>続きを読む

ボーイフレンド(1971年製作の映画)

3.8

ケン・ラッセル監督のファッショナブルなミュージカル。20年代をイメージしたカラフルな衣裳と愛らしいツイッギーをとことん楽しむ映画で今観ると寧ろ斬新なデザインに驚かされます。日本版の円盤化がされて居ない>>続きを読む

リスボン特急(1972年製作の映画)

3.2

メルヴィル監督の仏蘭西産フィルム・ノワール作品。同監督作の「サムライ」がとても良かったので視聴してみました。相変わらずアラン・ドロンの醸し出す空気は素敵ですし、意外と出番が少ないカトリーヌ・ドヌーヴも>>続きを読む

神のゆらぎ(2014年製作の映画)

3.3

宗教上の理由で輸血を受けられ無い白血病の男性と婚約者。其の他の登場人物でも色々な人間模様が展開されますが、善悪で判断出来ない人も信仰の有る無しも関係無く、人間は等しく死ぬのだと痛感した作品でした。「飛>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

ケバケバしいネオン街の猥雑さと近未来的なシャープな構築美が対称的。ファッション界でも此の映画にオマージュを捧げたコレクションは数知れず。レプリカント・レイチェル演じるショーン・ヤングのスーパー肩張りフ>>続きを読む

日の名残り(1993年製作の映画)

3.7

‪英国の侯爵家に長年仕えた執事が時代の移り変わりの中でも自身の職務に忠実に、完璧さを求めるが故に自分の本心を殺しつつ生きた過去を回想する。アンソニー・ホプキンスの静かな葛藤が今作をより貴いものとして描>>続きを読む

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

2.9

完全に読み間違えてしまった作品(私はパーソナル・ショッパー絡みでのサスペンスかと思いました)。クリステン・スチュアートは地味な服装の時とハイブランドを纏う時とはかなり印象が変わるので、其のギャップを楽>>続きを読む

ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.8

‪M・ナイト・シャマラン監督と云えば「シックス・センス」の衝撃を期待する所ですが此方は結末を知ってからの視聴が大変面白い作品。『森に入らない』『赤い色は禁忌』、森に住む怪物を招き入れ無い為の小さな村の>>続きを読む

モーガン プロトタイプ L-9(2016年製作の映画)

2.0

記録として。

割と早い段階で展開が判ってしまったので其処が残念な作品でした。設定としての面白さは有りましたがSFなのかアクションものなのか判らなくなり消化不良な感じが拭えません。人工生命体を扱う映画
>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.2

‪Filmarks様ご招待の試写会にて鑑賞。冒頭から衝撃の連続で現実と劇中話、過去が巧みに交差する非凡な作品でした。エイミー・アダムス演じるアートギャラリーオーナーの生きる世界は美しさの裏側に有る醜さ>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

‪フランソワ・オゾン監督「婚約者の友人(原題:FRANTZ)」試写会にて鑑賞。ドイツ人のアンナ、フランス人のアドリアンの間に横たわる“フランツ”の存在。誰も誰かの身代わりにはなれやしない。途中フォーカ>>続きを読む

マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.5

‪第二次世界大戦中、他国同士の情報機関の作戦で夫婦を装い協力した二人。其の後愛し合い子供を授かった幸せの絶頂に妻マリアンヌにスパイ容疑が掛けられると云う作品。何よりマリオン・コティヤールの背筋の美しさ>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.4

ナイト・シャマラン監督・脚本と云う事で視聴しました。子供が主演の作品は慣れるまで時間が掛かりますが、割と早い内から怪しげな空気が漂いぐいぐい引き込まれて行きました。子供の好奇心が余計に恐怖心を助長させ>>続きを読む

トゥルーナイト(1995年製作の映画)

1.8

アーサー王と円卓の騎士を描いて居る筈なのですが、ランスロット役のリチャード・ギアの長髪&衣裳に違和感を感じました。此の方はきっとファンタジー向きの俳優さんでは無いと確信しました。アーサー王役のショーン>>続きを読む

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