NIELSEN堀内さんの映画レビュー・感想・評価

NIELSEN堀内

NIELSEN堀内

映画でもとりわけ頽廃的かつ耽美的な文学・衣裳・芸術・美術・建築・音楽に特化した作品に惹かれます。最近はエンターテイメント寄りも愉しんで観て居ります。

ボーイフレンド(1971年製作の映画)

3.8

ケン・ラッセル監督のファッショナブルなミュージカル。20年代をイメージしたカラフルな衣裳と愛らしいツイッギーをとことん楽しむ映画で今観ると寧ろ斬新なデザインに驚かされます。日本版の円盤化がされて居ない>>続きを読む

リスボン特急(1972年製作の映画)

3.2

メルヴィル監督の仏蘭西産フィルム・ノワール作品。同監督作の「サムライ」がとても良かったので視聴してみました。相変わらずアラン・ドロンの醸し出す空気は素敵ですし、意外と出番が少ないカトリーヌ・ドヌーヴも>>続きを読む

神のゆらぎ(2014年製作の映画)

3.3

宗教上の理由で輸血を受けられ無い白血病の男性と婚約者。其の他の登場人物でも色々な人間模様が展開されますが、善悪で判断出来ない人も信仰の有る無しも関係無く、人間は等しく死ぬのだと痛感した作品でした。「飛>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

ケバケバしいネオン街の猥雑さと近未来的なシャープな構築美が対称的。ファッション界でも此の映画にオマージュを捧げたコレクションは数知れず。レプリカント・レイチェル演じるショーン・ヤングのスーパー肩張りフ>>続きを読む

日の名残り(1993年製作の映画)

3.7

‪英国の侯爵家に長年仕えた執事が時代の移り変わりの中でも自身の職務に忠実に、完璧さを求めるが故に自分の本心を殺しつつ生きた過去を回想する。アンソニー・ホプキンスの静かな葛藤が今作をより貴いものとして描>>続きを読む

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

2.9

完全に読み間違えてしまった作品(私はパーソナル・ショッパー絡みでのサスペンスかと思いました)。クリステン・スチュアートは地味な服装の時とハイブランドを纏う時とはかなり印象が変わるので、其のギャップを楽>>続きを読む

ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.8

‪M・ナイト・シャマラン監督と云えば「シックス・センス」の衝撃を期待する所ですが此方は結末を知ってからの視聴が大変面白い作品。『森に入らない』『赤い色は禁忌』、森に住む怪物を招き入れ無い為の小さな村の>>続きを読む

モーガン プロトタイプ L-9(2016年製作の映画)

2.0

記録として。

割と早い段階で展開が判ってしまったので其処が残念な作品でした。設定としての面白さは有りましたがSFなのかアクションものなのか判らなくなり消化不良な感じが拭えません。人工生命体を扱う映画
>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.2

‪Filmarks様ご招待の試写会にて鑑賞。冒頭から衝撃の連続で現実と劇中話、過去が巧みに交差する非凡な作品でした。エイミー・アダムス演じるアートギャラリーオーナーの生きる世界は美しさの裏側に有る醜さ>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

‪フランソワ・オゾン監督「婚約者の友人(原題:FRANTZ)」試写会にて鑑賞。ドイツ人のアンナ、フランス人のアドリアンの間に横たわる“フランツ”の存在。誰も誰かの身代わりにはなれやしない。途中フォーカ>>続きを読む

マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.5

‪第二次世界大戦中、他国同士の情報機関の作戦で夫婦を装い協力した二人。其の後愛し合い子供を授かった幸せの絶頂に妻マリアンヌにスパイ容疑が掛けられると云う作品。何よりマリオン・コティヤールの背筋の美しさ>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.4

ナイト・シャマラン監督・脚本と云う事で視聴しました。子供が主演の作品は慣れるまで時間が掛かりますが、割と早い内から怪しげな空気が漂いぐいぐい引き込まれて行きました。子供の好奇心が余計に恐怖心を助長させ>>続きを読む

トゥルーナイト(1995年製作の映画)

1.8

アーサー王と円卓の騎士を描いて居る筈なのですが、ランスロット役のリチャード・ギアの長髪&衣裳に違和感を感じました。此の方はきっとファンタジー向きの俳優さんでは無いと確信しました。アーサー王役のショーン>>続きを読む

われらが背きし者(2015年製作の映画)

3.1

原作がジョン・ル・カレなだけに細やかな設定に嘘が無い感じがしました。所謂巻き込まれ型の主人公でしたが、予想通りの展開で其処が残念。ユアン・マクレガーはじめ、俳優さんは演技派ばかり。先に「裏切りのサーカ>>続きを読む

マックス、モン・アムール(1986年製作の映画)

2.8

‪外交官の妻が愛したお相手が実はチンパンジーだった!と云う衝撃の大島渚監督作品。一見ふざけて居る様な設定ですが夫人役で有るシャーロット・ランプリングの達観した愛の育みが(不思議な共同生活の中で)夫を嫉>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

2.8

ハリーポッターシリーズは未見なのですが、主演のエディ・レッドメインが可愛らしかったのと衣裳をお目当てに鑑賞しました。衣裳デザイナーのコリーン・アトウッドがアカデミー賞を受賞して居て興味が有りました。2>>続きを読む

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

2.8

‪‬1920年代のNY、文豪作家を世に送り出した影の立役者、編集者パーキンズと無名の天才作家トマス・ウルフの友情を描いた作品。コリン・ファース演じるパーキンズは室内でも食事中でも帽子を被って居るのです>>続きを読む

キー・ラーゴ(1948年製作の映画)

3.4

‪‬ハンフリー・ボガートとローレン・バコールの夫婦共演作品。親友の戦死を遺族に伝える為に訪れたキー・ラーゴ島で起こるギャング絡みの事件。戦後の心的後遺症から戦いに疑問を感じる主人公が冷静に徐々に怒りを>>続きを読む

心霊ドクターと消された記憶(2015年製作の映画)

3.6

期待して観て居た訳では無かったので、有る意味予測が付かず面白かった作品。邦題から受けたファーストインプレッションとミスリーディングさせる手法は中々でした。ただ、もう少し娘さんや奥さんとのエピソードを詳>>続きを読む

(1959年製作の映画)

2.7

‪‪原作があの谷崎潤一郎なので美とエロス、偏執狂で頽廃的な映画だと勝手に想像しましたが、市川崑監督の手に掛かれば一寸滑稽な要素が強調され個性美溢れる作品に。京マチ子さんの妖艶な目元と全てを見せないスレ>>続きを読む

マーロン・ブランドの肉声(2015年製作の映画)

3.0

‪‬名俳優マーロン・ブランドの肉声を録音したテープを編集したドキュメンタリー。主演映画のイメージで粗暴な雰囲気が強かったのですが人種差別等の米国が抱える問題にも意見を投げ掛ける実直な姿勢が素晴らしかっ>>続きを読む

さらば愛しき女よ(1975年製作の映画)

4.0

‪‬‪私立探偵フィリップ・マーロウシリーズでも一二を争う秀作。フィルム・ノワールの真髄とも言えるダンディズムな語り口のロバート・ムッチャム、内なる魔性の魅力を漂わせるシャーロット・ランプリング。紫煙を>>続きを読む

世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

3.6

‪‬‪エドガー・アラン・ポー原作の3篇を巨匠監督が映像化。ジェーン・フォンダの宮廷風夜会巻きにリボンの騎士の様な衣裳、ブリジット・バルドーの妖艶なブルネット、青白い表情のテレンス・スタンプは死を引き寄>>続きを読む

マルサの女(1987年製作の映画)

3.0

伊丹十三監督の「なんとかの女」シリーズ一作目。主演の宮本信子さんの代表作になるのでしょうか。昔、母が嵌って観て居たのですが、改めて観直してみると非常にシニカルなジョーク満載で面白い作品。大地康雄氏を「>>続きを読む

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.7

‪多彩なネオンと看板、飛び交う日本語、猥雑な市場でヌードル、電飾の豪奢なデコトラ、蒸気でむせ返る工場等、舞台で有る大阪を美しく魅せるオンパレード。同監督の「ブレード・ランナー」の素晴らしい部分を踏襲し>>続きを読む

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

2.5

記録として。

イアン・マッケランの演技は素晴らしい。けれどシャーロック・ホームズのファンなのでこういった設定のホームズは観て居て辛いなと思いました。別の作品なら面白いと感じたかも知れません。

あの胸にもういちど(1968年製作の映画)

3.2

‪‬マリアンヌ・フェイスフルが裸体にレザーバイカースーツを身に纏い、愛人のアラン・ドロンの元へバイクに跨り疾走する物語。無邪気な笑顔で妄想したり回想シーンのドロンとの逢瀬がまた官能的。ドロンがマリアン>>続きを読む

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.0

英国王室の王女、エリザベスとマーガレット二人が終戦記念で歓喜して居る民衆の集まる場所にお忍びで赴き、破茶滅茶な体験をすると云う物語。どうやら1日お忍びで外出した事実が有った様で其れを脚色し、ストーリー>>続きを読む

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

2.0

内容とはまた別にお料理やお食事をして居るシーンが印象に残りました。とても美味しそうな食べ物が、仰々しく無くグルメ映画の様に出て来て楽しそうでした。美味しそうに見せる画面構成だったり、綺麗に撮影して居る>>続きを読む

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

2.8

シリーズの古株メンバーと新規メンバー等登場人物最多の作品。個人的にはハリソン・フォードの出演と、コミカル担当(笑)のアントニオ・バンデラスのキャラクターが面白かったです。

気軽に、構えずに観れるエン
>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

2.5

トータル的な完成度は非常に高いのですが、自分の好みとは合わなくて一寸評価が低めです。済みません。

庵野監督の作品はアニメーションで観るには面白いのですが、実写での作品としては詰め込み過ぎて(特に説明
>>続きを読む

AMY エイミー(2015年製作の映画)

2.7

若くして亡くなった歌手エイミー・ワインハウスの貴重なドキュメンタリー映像作品。ブルージーな歌声と、盛りに盛ったビーハイブヘアに目尻のつり上がったアイラインと云う見た目からは想像もつかない繊細な心の持ち>>続きを読む

さざなみ(2015年製作の映画)

2.5

シャーロット・ランプリング目当てで視聴しました。結婚45周年を迎える老夫婦の元に一通の手紙が届く。夫が結婚前に恋人だった行方不明の女性が発見されたと云うしらせ。夫と妻の気持ちのすれ違いとお互いへの想い>>続きを読む

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

2.5

ザ・シネマにて一挙放送の為視聴。吹替版なので声優さんの濃さにも狂喜乱舞するエンターテイメント作品。ジェイソン・ステイサムのキレの有るアクションが格好良い感じでした。

エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

2.5

ザ・シネマにて一挙放送の為、視聴。吹替版なので俳優さん&声優さん共に豪華絢爛でした(笑)エンターテイメントな映画とはこう言うものなのかと痛感。

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

2.2

主演のミア・ワシコウスカを観たいが為に視聴しました。監督がティム・バートンから代わっても雰囲気は変わらず。衣裳や美術は華やかで、特に今作はシノワズリー的な要素も加えた所が面白かったです。船長の時のナポ>>続きを読む

>|