NIELSEN堀内さんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

Strange Circus 奇妙なサーカス(2005年製作の映画)

3.0

人生初の園子温監督作品でした。行きつけのお店の方々が多方面で関わって居た関係で劇場公開時に観に行った懐かしい思い出。エロティシズムを越えてかなりインモラルな内容でした。いしだ壱成さんの怪演はある意味見>>続きを読む

ベティ・ペイジ(2005年製作の映画)

2.8

ベティ・ペイジ自身に興味が有り視聴。ピンナップガールの中ではかなりあっけらかんとした表情のベティですが、かなり大変な経験をして居た事が分かり抱いて居たイメージが随分変わりました。あの前髪を真似たヘアス>>続きを読む

ビルマの竪琴 第一部(1956年製作の映画)

2.8

リメイク版を視聴後、此方の映画の存在を知りました。三國連太郎さんなど著名なキャストでシリアスな印象を持ちましたが、やはりモノクロだと、色を表現する大事な描写が伝わり辛いので其れが残念でした。ビルマの風>>続きを読む

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.0

100万円貯まったら別の土地へ引っ越す鈴子。目立たない様で居て少し不思議な魅力を持つ女の子を蒼井優さんが演じてらして、変に執着しない性格がとても良かったです。付き合った彼氏役には森山未來さん。これまた>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.8

オードリー・ヘプバーンがティファニーのお店の前で朝食を食べるシーンは永遠の憧れ。何度観てもユベール・ド・ジバンシィのデザインした衣装に心奪われて、名曲『ムーン・リバー』で心騒めく素敵な映画です。

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

3.9

ジュリー・アンドリュースの主演ミュージカルに外れ無し。『チム・チム・チェリー』と『お砂糖ひと匙で』は一緒に口ずさみたい位に楽しい楽曲です。目の覚める様な色彩豊かな画面とファッションも必見。

リンカーン/秘密の書(2012年製作の映画)

3.1

セス・グレアム=スミスの原作小説の方が面白かったです。原作『ヴァンパイアハンター・リンカーン』からかなりお話の内容を改変して、アクション満載のエンターテイメント映画に成って居りました。

ゲルマニウムの夜(2005年製作の映画)

2.3

劇場公開日の舞台挨拶とサイン会に伺った事が有るのですが、新井浩文さんを初めて見て凄い役者さんだなぁと驚きました。個人的には広田レオナさん目当てだったのに新井さんの危険なオーラに翻弄されました。かなりマ>>続きを読む

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.0

ティム・バートンの描くファンタジーは何処か特殊でダークなのに可愛いらしい。ジャックを想うサリーの健気さが好きです。此の作品からハロウィンやクリスマスのエンターテイメントさが一般化した様な気がします。

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

2.6

オドレイ・トトゥはガブリエル・ココ・シャネルのイメージと少し違うのですが、ざっくりと分かり易い内容で、シャネルビギナーさんにはオススメです。ココ・シャネルは此の映画以上に辛辣な言葉を吐く、プライドの高>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.0

リリィ・シュシュの何処か遠くへ誘う楽曲が無ければ辛い内容でした。思春期の焦燥感、誰もが自分のアイデンティティを確立出来て居ない年頃のリアリティ。少年・少女の複雑で不安定な心情を描ける岩井俊二監督はとて>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.0

何はともあれリバー・フェニックスのキラリと光る才能が開花した作品だと思います。繊細な心と初々しさ、友達思いの少年を見事に体現した様に思います。スティーヴン・キング原作映画は二つに分かれて居て、恐怖のモ>>続きを読む

ドラキュラ(1992年製作の映画)

4.7

フランシス・フォード・コッポラ監督が徹底的に映画を作ると隅から隅まで完璧だと云う見本の様な作品。ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーブス、と云う豪華なキャス>>続きを読む

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.4

普段コメディ寄りの映画は余り観ないのですがコリン・ファースが出演する作品はかなり好きです。ネクタイ締めて居ればOKな所が良いですね。

ギルダ(1946年製作の映画)

4.0

バーレスクダンサーのディタ・ヴォン・ディースがパフォーマンスの参考にしたと云うリタ・ヘイワースのステージを観てみたくて視聴したのがきっかけでした。長い手袋を脱ぐ仕草が本当に綺麗で“ファム・ファタール”>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.0

カトリーヌ・ドヌーヴと実の姉で有るフランソワーズ・ドルレアックの共演作品。『シェルブールの雨傘』がとても印象的だったのでジャック・ドゥミ監督作と云う事で観てみました。シェルブール〜が切ないお話だったの>>続きを読む

007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

3.5

ショーン・コネリー版007シリーズ。ボンド最大の危機はスペクター要員でも鮫でも無く脊椎牽引器でしたね。いつも冷静でスマートに事を運ぶボンドが必死の形相だったのが珍しかったです。他には殺しのライセンスを>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

2.5

‪アガサ・クリスティ原作の最も著名な作品なので其の豪華なキャストに注目して居りましたが、ルドルフ・アンドレニ伯爵役にセルゲイ・ポルーニンと云う私的に美味しい映画でした。‬

映画としてはアルバート・フ
>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

3.0

大きな暗喩に気付かなければ不快な作品と捉えられるし、其処を踏まえてじっくり鑑賞するとより面白く成る作品だなと思います。確かに日本公開中止に成る程の問題作。海外版ポスターのひとつにあのロマン・ポランスキ>>続きを読む

天使のたまご(1985年製作の映画)

5.0

押井守監督×天野喜孝氏×名倉靖博氏と云う豪華クリエーター陣の作り上げた傑作アニメーション。機械の様な蒸気を噴き上げる太陽が沈んでから昇る迄のお話で、少女と少年の邂逅を描いて居ります。自分では無い他者と>>続きを読む

キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

2.8

‪スイスで療養して居る会社の社長を連れ戻す任務を受けた若いエリート社員がトラブルで療養所から出られなくなるサイコ・サスペンス。追い詰められたデイン・デハーンの病的な有様、療養所の中で謎を秘めた少女を演>>続きを読む

日本大侠客(1966年製作の映画)

3.3

何より藤純子さん演じるお竜さんの情熱と色香、これほどまでに美しい人は中々居りません。

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.6

BS日テレにて視聴。クリント・イーストウッドも恰好良いですが此の作品ではリー・ヴァン・クリーフの渋さが際立ちますね。あとクラウス・キンスキー久し振りに拝顔😅

デイジー・ミラー(1974年製作の映画)

1.8

BSプレミアムにて視聴。日本未公開だったヘンリー・ジェームズ原作のラブロマンス映画。19世紀のスイス、イタリアで奔放で無邪気な米国女性に好意を寄せる米国人青年を描いたもの。男性と少しだけ一緒に居ても噂>>続きを読む

ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

2.6

世界が騒然となった歴史的なJFK暗殺事件。其の妻でファーストレディのジャクリーン・ケネディの視点で暗殺事件直後と、事件を振り返るインタビュアーとの会話を描いた作品。ナタリー・ポートマンがジャッキー独特>>続きを読む

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(2003年製作の映画)

2.2

スターチャンネルでショーン・コネリー特集の一環として視聴。古き良き個性豊かな小説の主人公達を寄せ集めた作品でした。昔観た時より面白かったのですが、チープな感じは否めないのでスコアは普通位です。ショーン>>続きを読む

007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

3.6

ショーン・コネリー版シリーズ2作目。メインキャラで有るM、マニーペニー、Qの役割やスパイ道具のお披露目、スペクター、殺しのライセンス等、007の定番やお約束満載でした。其してボンドガールのダニエラ・ビ>>続きを読む

007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

3.8

007シリーズ第1弾。若さ溢れる1代目のジェームズ・ボンドにはショーン・コネリー。若かりし頃のコネリーは長身でスリムな容姿でとても恰好良かったです(勿論お歳を召しても素敵なおじ様ですが)007の基礎や>>続きを読む

ピラニア(1978年製作の映画)

2.5

軽くトラウマに成る作品でした。水際には近寄りたく無いですね苦笑。記録として。

太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

2.5

ミケランジェロ・アントニオーニ監督の作品は華やかな俳優陣なのに何処か空虚で孤独を感じるオーラが有ります。アラン・ドロンとモニカ・ヴィッティと云う豪華キャストで、舞台であるイタリアの景色も美しい。でも言>>続きを読む

白いリボン(2009年製作の映画)

4.0

‪とあるドイツの村で次々と起こる不可解な事件。権力と抑圧の狭間で村全体に不穏な空気と沈黙が立ち込める。“白いリボン”とは純粋や無垢の象徴だと語られるのに其の本当の意味は別の何かだと気付いた時の恐ろしさ>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

3.6

アガサ・クリスティ原作でも屈指のクオリティを誇る『オリエント急行殺人事件』。当時としてはかなり著名な俳優陣を揃えたのが伺えます。名探偵ポワロ役はアルバート・フィニー(かなり個性的なポワロでした)。個人>>続きを読む

獣人(1938年製作の映画)

2.7

‪エミール・ゾラの原作をジャン・ルノワールが映画化したもの。先天的な精神の病(祖父や父から受け継いだ、自分の意志ではどうすることも出来ない突然の殺意の衝動)を持つSLの機関士をジャン・ギャバンが怪演。>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.7

‪ パトリシア・ハイスミス原作、ルネ・クレマン監督、其して主演のアラン・ドロンの出世作。完全犯罪を成し遂げようとする一歩手前に見せるトムの幸福感に満ちた描写が何とも云えない。ギラついた太陽と視線に殺さ>>続きを読む

アジャストメント(2011年製作の映画)

2.7

フィリップ・K・ディックの『調整班』と言う短編小説の映画化。主人公はマット・デイモン演じるアメリカの議員候補。彼と出会わない様に調整されて居た運命の相手を演じるのがエミリー・ブラントと言う綺麗どころは>>続きを読む

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

2.5

記録として。途中から少し疲れて来ました。もう少し尺が短いと観やすかったかと。内容よりジェシカ・チャスティンに魅入って仕舞いました。