NIELSEN堀内さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳(2010年製作の映画)

2.2

ドニーさんのキレのあるアクションシーンが見所。時代的には第一次大戦後の上海が舞台。洋と中が混在したシノワズリー的な世界観で、キャバレーの煌びやかな雰囲気は言わずもがな。其処に日本軍の悪行が入り込みカオ>>続きを読む

レギオン(2010年製作の映画)

2.3

設定だけ聞くと面白そうだと思いましたが…。冒頭のスパイダーお婆ちゃんと超合金天使…ちょっと予想から外れて居ました。ポール・ベタニーは人外っぽくて良かったです。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.5

間違った解釈の日本の描き方、ドタバタなアクションコメディと言う印象。主演のブラット・ピットはじめキャスト陣は豪華でした。後半の伏線回収が怒涛の如き。

レモ/第1の挑戦(1985年製作の映画)

2.0

ガイ・ハミルトン監督の珍作?東洋武術シナンジュとか、第二の挑戦はどうなったの?とか突っ込み所は満載でしたが、気軽に観るのにはちょうど良い塩梅の映画でした。

坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async(2017年製作の映画)

4.3

世界のSakamoto。R.I.P.

ドキュメンタリー映画でも監督だったスティーブン・ノムラ・シブル監督のニューヨークライヴ映像。ごく限られた観客のみが体験した此のコンサートをこうして鑑賞出来るのが
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.0

異性の親友同士、好きな男性が一緒と言う微妙な関係性。共感、嫉妬、複雑な心境をカラフルな映像と音楽の感性で、グザヴィエ・ドラン監督が自身も主演して表現した作品。

BANG BANGの楽曲の使い方良いな
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

映画としてとても優れた作品でした。『トップガン』は普通に観て居たけれどこんなにも前作を大事にし、エキサイティングな続編は今まで無かった様な気がします。映画の月日と自分の成長と共にトム・クルーズがちゃん>>続きを読む

ラスト・オブ・イングランド(1987年製作の映画)

3.3

大英帝国の終焉を描く、デレク・ジャーマン監督の頽廃美が印象的なアナーキー映像作品。カットアップ手法と前衛的な音楽が今でも斬新。ジャーマン監督のミューズ、ティルダ・スウィントン が花嫁衣裳を引き裂くシー>>続きを読む

テス 4Kリマスター版(1979年製作の映画)

5.0

貧しく、しかし美しいが故の波瀾万丈なテスの人生。テス役のナスターシャ・キンスキーのしなやかな魔性は確かに人を狂わせて仕舞う雰囲気。悪夢の様な人生の果ての悲劇と、束の間の幸せ。

悲劇のヒロイン、テスを
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

4.8

ピアノの死体…津波に流され調律が狂ってしまったピアノ。音が狂ったのでは無く自然に戻って行くだけと語る教授。雨の音を確かめる為バケツを被って外に出る教授。タルコフスキーの『惑星ソラリス』で使われたバッハ>>続きを読む

ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年製作の映画)

2.7

キャリー・ジョージ・フクナガ監督作品だから最後まで鑑賞出来ました。西アフリカのある戦争地域、アグーと言う少年が家族を殺されて反乱軍に捕まり、少年兵として生きて行く残酷で淡々とした映画。

リアリティの
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グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

2.5

太宰治の未完の遺作をケラリーノ・サンドロヴィッチが脚色し、舞台化したものを成島出監督が映画化。大泉洋さん×小池栄子さんが偽の夫婦になり、愛人数人と別れる為共謀すると言うストーリー。

本来ドロドロした
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フリック・ストーリー(1975年製作の映画)

2.8

グリーンのトレンチコートと咥え煙草が様になるオールバックのアラン・ドロン主演作品。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007年製作の映画)

2.7

今作のエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)の海賊お衣裳がオリエンタルチックで恰好良いなと思いました。

特捜部Q 知りすぎたマルコ(2021年製作の映画)

2.8

製作陣もキャストも総入れ替え!前シリーズのカールやアサドの俳優さんの雰囲気や演技に面白さを感じて居たのでかなり残念でしたが、内容的には特捜部Qの作品らしさは有り。ただ今回は猟奇的な事件性よりも、社会派>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1979年のテキサス。ポルノ映画を撮影に来た男女3組のカップルが訪れた老夫婦の館。あからさまなゴア表現と若さと老い、性に奔放な人間の虚しさを新たな手法で描いたホラー作品。女優マキシーン演じるミア・ゴス>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

2.9

ウエストポイントの米陸軍士官学校で発生した残酷な殺人事件の捜査を依頼された元刑事ランドーが、エドガー・アラン・ポーと言う士官候補生と共に事件を解明して行くミステリー作品。

クリスチャン・ベール演じる
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

19世紀半アイルランドの僻村に4ヶ月一切食事をせずに生き続ける聖女を観察する依頼を受けたイングランドの看護師。敬虔なクリスチャンゆえの行き過ぎた信仰心と奇跡と言う名の罪の償い。少女を救い真実を暴こうと>>続きを読む

アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

4.2

実は隅々まで意識して鑑賞した事が無かった事に気付いて、改めて視聴。

英国の将校でありながら、アラブ民族独立に尽力した実在の人物E・ロレンスの半生を名匠デビッド・リーン監督が壮大なスケールで描いた大作
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切腹(1962年製作の映画)

3.0

カンヌ映画祭で絶賛されたのが分かる一作。色々な想いが溢れ出るので、もう一度改めて観てみたいです。

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

2.8

此のシリーズ、実は殆ど未見でした。地上波で放映されていたので途中から視聴。実はエリザベス役のキーラ・ナイトレイは凄く好きなのに今まで観て無かった事に気付く…。時代衣裳を身に纏うキーラは矢張り美しい。ジ>>続きを読む

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

4.5

此の名作を最近になって鑑賞しました。

アメリカ人サイドからベトナム戦争の不毛な歴史を、主人公ウィラード大尉のフィルターを通して当たり前の様に観せ付けられる本作。狂気の中で繰り広げられる戦争を割と淡々
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.8

ハリー・ポッターシリーズは相変わらずほぼ未見ですが、ファンタスティック・ビーストは何気に観ている位の程度。
今回、ジョニー・デップからマッツ・ミケルセンに配役が替わり個人的には見所が有りました。賛否両
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

2.6

途中から視聴。

偶然からの出来事。バイオレンスな場面と疑似家族の様な関係の中での展開が良かった。ラストのアグリーセーターを着たクリスマス・パーティーが印象に残って居る作品。

ヴァンパイア/最期の聖戦(1998年製作の映画)

2.2

ジョン・カーペンター監督特有のB級エログロ感満載の作品。ゴア描写が多いのですが作り物っぽさが有るのでしっかりと観る事が出来ました。西部劇×ヴァンパイア映画。何気に「ツイン・ピークス」のローラ・パーマー>>続きを読む

ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

2.6

命を宿した木人形ピノッキオが困難を乗り越えて本当の人間の子供に成ろうとする物語。かなりシュールな登場人物&動物のオンパレードですが、仏の女優マリーヌ・ヴァクト演じる妖精さんがグレイッシュな美しい魅力で>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

名探偵ブノワ・ブランが孤島で繰り広げられる富豪のプライベートパーティーの中、殺人事件の犯人探しをするコメディ・ミステリー。前作よりキャラクターをより際立たせて推理を難解なものにせずエンターテイメントと>>続きを読む

Summer of 85(2020年製作の映画)

2.6

話が進むにつれて、サスペンス要素が強くなるのかな?と過度な期待をしていたのですが純粋に恋愛ドラマでした。主人公の青春の夏を切り取った、出逢いと永遠の別れを描く美しいラブストーリー。ロッド・スチュワート>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.0

ヨルゴス・ランティモス監督の作品は後からじわじわと来るシュールで独特な世界観。ギリシャの裕福な邸宅に住む奇妙な家族。外界を一切遮断して教育する父親の異常性(父親のみ外に仕事に出て行く)。何の抵抗も無く>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

3.7

小津安二郎監督の代表作にして傑作。ローテンポで、小津流カメラアングルと画作りのオリジナリティは流石。老夫婦と紀子の会話には深く考えさせられる。紀子演じる原節子さんの佇まいと品格の良さは格別で、それが此>>続きを読む

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

2.8

ダウントン・アビーはテレビシリーズもそこそこ観て居たので(シリーズが長過ぎて履修するのが難しくなり最後までは観て無いかも)作品の雰囲気や、キャラクターの立ち位置は理解してました。ただ今作はドラマを観て>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

2.5

ジャレッド・レトは相変わらず年齢不詳な容姿で先ず驚き(現在50代)。昔から容姿に変化が無くて、俳優以外でも元GUCCIのデザイナーのアレッサンドロ・ミケーレと双子みたいなルックでファッション界も賑わせ>>続きを読む

レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994年製作の映画)

3.0

既に放映中だったので後半からしか観て居ませんが、ブラッド・ピットの長髪とワイルドな役どころが素晴らしい作品。家族、兄弟と愛するヒロインが中心の内容でしたが、誰も幸せな感じにはなれないのがまた切ない。そ>>続きを読む

エクリプス トワイライト・サーガ(2010年製作の映画)

2.6

相変わらずロバート・パティンソンとクリスティン・スチュアートの記念すべきシリーズと言うだけで鑑賞して居ます。

顔色が異常に白い事にも違和感を覚えてますが、若い二人の初々しいお姿と演技にふふふ、となり
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ブレイド(1998年製作の映画)

3.7

ウェズリー・スナイプスのあらゆる格闘アクションを堪能出来るヴァンパイヤ・ハンターもの第1作目。うっかり2、3作目を先に観てしまいやっと原点に辿り着きました(タイミング悪く配信待ちでした)時代背景は度外>>続きを読む