NIELSEN堀内さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン(1999年製作の映画)

2.2

死んで、ユニバーサル・ソルジャーになって、また人間に戻ると言う意味は?

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.5

ムーミンの生みの親トーベ・ヤンソンの伝記映画。作品の制作秘話では無く、自身の自由を求めた生き様や恋愛模様にフォーカスした赤裸々な内容。フィンランドの自宅兼アトリエが芸術家的で当時の生活感も堪能。原作の>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

予告などでラストのマッツ・ミケルセンのダンスシーンを何度も観て居ましたが、作品を鑑賞して最後まで観てからのイメージはガラッと変わり、何だか内側に込み上げて来るものが有りました。

冴えない教師役とは言
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源氏物語 千年の謎(2011年製作の映画)

2.7

源氏物語に紫式部と藤原道長を絡ませたクロスオーバー作品。中谷美紀さんの紫式部と真木よう子さんの藤壺は素敵でした。

個人的には思い入れが強い所為か、六条御息所はもう少しミステリアスな女優さんに演じて欲
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.0

トム・ハーディ好きですし、ヴェノムとの掛け合いは面白いし、安心して観て居られるシリーズ。他のマーベル作品を未習でも良い所も◎

何故かふと鶏が可愛いと思ってしまいました。

ホフマン物語(1951年製作の映画)

4.3

マイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガーが「赤い靴」をヒットさせた後にタッグを組んだ幻想的バレエ・オペラ映画。ホフマンの短編小説を元に舞台芸術を映画的な手法を駆使して映像化。美術的で装飾的な世界>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

4.5

デヴィッド・クローネンバーグの息子、ブランドン・クローネンバーグ監督のSFディストピア・ノワール作品。他人の意識を乗っ取り特定の対象者を殺害し、乗っ取った人間を自殺させる事で意識から離脱する女工作員。>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.6

特にシリーズのファンでは無いので冷静に鑑賞出来ましたが、主役はトリニティーだなと痛感した作品。演じたキャリー=アン・モスがお歳を召して成熟された雰囲気で寧ろ恰好良くなって居りました。

キアヌ・リーヴ
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春の雪(2005年製作の映画)

2.5

三島由紀夫原作、行定勲監督作品。

侯爵家の嫡子である松枝清顕と伯爵家の娘の綾倉聡子。共に華族に生まれた幼馴染の二人は互いに惹かれ合うが、自尊心高く不器用な態度で聡子を遠ざける清顕。そんな中、聡子は皇
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.6

オーストラリアのタスマニア島で起きた無差別銃乱射事件の犯人をケイレヴ・ランドリー・ジョーンズが演じた作品。犯行に至った経過を人間模様や銃規制の在り方など淡々と、ニトラム自身に近づきながらも距離感を保ち>>続きを読む

卍 まんじ(1964年製作の映画)

3.6

谷崎潤一郎原作の「卍」を増村保造監督が映画化。男女共々甘く狂わせるファム・ファタールな若尾文子さん(光子)と、光子にのめり込んで行く情熱的で妖艶さを漂わせた岸田今日子(園子)の淫靡な関係が作品全体を支>>続きを読む

バビロン A.D.(2008年製作の映画)

2.5

何気に観て居たら、シャーロット・ランプリング様がご登場して居たので視聴。

設定など中々面白そうだったのですが、ラストのあっさり具合に拍子抜けしました。シャーロット・ランプリングは年齢を重ねても冷やや
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スプートニク(2020年製作の映画)

3.5

鑑賞後にパッケージを見たのでジャケット詐欺には気付かず、クリーンな状態で視聴。

帰還した宇宙飛行士にエイリアンが寄生、秘密裏にエイリアンと飛行士を分析して兵器にしようと画策するロシア産SF作品。主人
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光る眼(1995年製作の映画)

2.6

ある町の同時集団気絶、町民の女性達の一斉妊娠。産まれた子供は皆銀髪、怪しく光る眼を持ち規則的な隊列を組む異様な集団に。子供達は産まれた時からパートナーが決まって居り、高度な知性を持つ。光る眼を見た大人>>続きを読む

エルム街の悪夢(2010年製作の映画)

2.9

ルーニー・マーラが観たくて。

一作目のエルム街は何と無く薄ぼんやり覚えて居る位で、作品のパブリックイメージでこんな感じだよね、的な。「ナンシー、眠ってはいけない」は有名なキャッチコピーでしたね。バス
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キングダム(2019年製作の映画)

2.8

記録として。

原作未読。
長澤まさみさんが恰好良かったのと、吉沢亮さんがお綺麗でした。原作有りの実写版としてはクオリティ高めだと思いました。

ナック(1965年製作の映画)

2.3

ストーリーは全くもって興味が無い方向性でしたが、ジェーン・バーキンとシャーロット・ランプリングがちょい役で出演されて居るので鑑賞。大量生産されたマネキン人形の様な同じファッションの女性達、モッズのお洒>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

かなり早い内に予想出来た内容でしたが、え?これホラーなの?と言う位にスピーディーな展開と奇なアクションシーン満載であっという間にラストを迎えました。事件の一連の犯人は結果的に彼女でしょうが、伏線やモヤ>>続きを読む

クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代(2018年製作の映画)

3.8

ウィーン分離派。画家グスタフ・クリムトとエゴン・シーレ、建築家オットー・ワーグナー。女優でモデルのリリー・コールが出演して居り大学の美術史を専攻して居た事も有り、其の多彩な面を垣間見れました。

柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

3.4

BS日テレにて少しだけ鑑賞。

母が何気無く観て居たので一緒に観始めたら監督はあの深作欣二氏ですし、主演含めた脇役に至るまで豪華な俳優陣で画面に映る圧力が半端無い。個人的には公家で有りながら恐ろしいま
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.7

1970年代のスラッシャー映画。黄色いレインコートとハロウィンの仮面を被ったシリアルキラーの犯行が明るみになって行く展開と、仮面の匿名性の絶妙なミスリード。今作でデビューしたブルック・シールズが目を見>>続きを読む

サスペリア・テルザ 最後の魔女(2007年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ダリオ・アルジェント監督の魔女三部作と謳われて居て『サスペリア 』が好きな事も有り視聴。

監督の娘、アーシア・アルジェントがヒロインを演じてますが突っ込み所満載のゴア描写抜群のホラー映画と言う感じで
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

2.4

松田優作氏の狂気を孕んだ怪演に(特にラストにかけて)置いてきぼりを喰らった作品。リップ・ヴァン・ウィンクルの話をして居るロシアン・ルーレットのシーンが面白かったです。松田優作氏のまるで死んだ魚の眼の様>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

2.5

ルッソ兄弟の作品は実は余り観た事が無く(アベンジャーズシリーズとか)、多分此の作品がしっかりと意識して観た映画かと。ライアン・ゴズリングはじわじわと好きになった俳優さんで、アナ・デ・アルマスとの共演に>>続きを読む

ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.5

少女から大人へと…心と身体の変化と共に15歳のミアは人間では無い異形の姿に変貌を遂げる。ヒロインのミアと友人ジアンナとの友情が思春期特有の不安定さとリンクして、ブルーがかった映像に刹那さが交じり合う。>>続きを読む

ビバ!マリア(1965年製作の映画)

2.7

ブリジット・バルドーとジャンヌ・モローの華やかな共演。設定的に無理の有る所もチラチラございましたが、お揃いの衣裳で二人が映る絵面はやはり大女優のカリスマ性を感じました。

意外と長く少し助長気味に成り
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斜陽(2009年製作の映画)

1.9

記録。

原作が素晴らしいのでイメージも含めてちょっと違和感が有りました(キャストとか)

ピカレスク -人間失格-(2002年製作の映画)

4.0

猪瀬直樹原作『ピカレスク 太宰治伝』文豪太宰治をミュージシャンの河村隆一が演じた苦悩とロマンスを淡々と描いた映画。心中未遂、自殺未遂を繰り返しては生きようともがく一人の人間の姿。「斜陽」のモデルと成っ>>続きを読む

AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

2.7

ジェシカ・チャステインのファッションがころころ変わる前半部分はとても良かったのですが、家族との確執やらアルコール依存性の人間的な問題にフォーカスし始めたらもやっとして仕舞い残念感が。個人的にはジョン・>>続きを読む

バラ色の選択(1993年製作の映画)

2.7

偶々テレビを掛けたら放映して居た映画。
マイケル・J・フォックスは特別好きな俳優さんでは有りませんが、自分の夢の為に奮闘したり、想いを寄せる女性との板挟みで悶々とする姿が好印象。最後は素晴らしいエンド
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.4

映像と音楽が連動して感動するタイプの映画オタクなのでとても面白い作品でした。ジョン・バリー、ジョン・ウィリアムズ、ジェリー・ゴールドスミス、ハンス・ジマーで育った世代なので巨匠達の貴重なエピソードには>>続きを読む

スカイ・シャーク(2020年製作の映画)

1.8

ゾンビ、シャーク、ナチス三竦みの盛り沢山作品。多分ハリウッドで此れをやったら非難轟々だと思いますが、流石製作はドイツ、かなり際どい所も容赦無く挟み込んで居ります。ドイツから見た他国のイメージも分かりま>>続きを読む

エレクトラ(2005年製作の映画)

2.3

予備知識無く途中から視聴。忍者系?なのでしょうがサイの扱いが流石でした。

記録として。

バットマン(1989年製作の映画)

3.2

ティム・バートン版バットマン。ジャック・ニコルソン演じるジョーカーは今観ても強烈。やはりバットマンはヴィランが重要な作品なんだと実感。

どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

2.5

ティルダ・スウィントン とベン・ウィショー 目当てに鑑賞。普段自分が選んで観ない映画でしたが、お二人の濃ゆいキャラクター演技を惜し気もなく拝見出来たのが良かったです。チャールズ・ディケンズ原作なのは後>>続きを読む

セバーグ/セバーグ 素顔の彼女(2019年製作の映画)

2.5

出演映画は観て居るけれどもジーン・セバーグ自身の背景は殆ど知らなかったので興味深い作品。クリステン・スチュアートはとても素敵な俳優さんですが、ジーン・セバーグとイコールには成らなかったかも。セシルカッ>>続きを読む