Nobuさんの映画レビュー・感想・評価

Nobu

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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

1.9

個人的にはマジで無理でした。
オダギリ・ジョー演じる父親がナチュラルにクソな反面、宮沢りえ演じる母親が聖人君主的で、冒頭から「全くハマれないかも。でも日本アカデミー賞で優秀作品賞だしなぁ」と堪えつつ観
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Winny(2023年製作の映画)

3.8

かの有名な実話を基にした映画。繰り返し言われるけども、裁判中の7年間がなければ、日本のIT文化はどうなってたのかと感じます。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

「我々は破壊した」。良い映画だと思うけど、これは日本人が想像しがちな原爆の物語ではなくて、オッペンハイマーの物語ですね。日本人が戦前戦後を節目とするのに対して、アメリカでは連続的に繋がった歴史意識を持>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.7

季節が移り変わる一本撮りのシーンが見物です。純愛かと思いきや、コメディだったんですね。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

カニバリズムといえば、南方戦線、サイコパスによる殺人等々を思い出すが、ブラックユーモアに満ちたコメディ映画です。日本だと文化庁から支援金が確実におりないレベルの映画です。

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.1

生きるための極限の状況や心境が、丁寧に描かれていて震える映画でした。体調不良の時に見たので、より入り込めました。

はりぼて(2020年製作の映画)

4.4

次々に暴かれていく市議の不正に、もう笑けてきます。権力者とメディアのなぁなぁ感を超えて、嘘をつく大人の顔をここまでまざまざと見られる映画はないと思います。

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

5.0

事実は小説より奇なり。メッセージが重すぎる。調査報道の力を感じつつ、それでも亡くなってしまったナワリヌイ氏に追悼と敬意の念を送りたい。

「悪が勝つのは、ひとえに善が何もしないから」

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.4

前作より、演出はグレードアップして、ストーリーは微妙になり、内輪感が強い。ハリウッド映画第2弾あるあるでした。

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.6

さすがに読めなかった結末の映画。メラニー・ロランが綺麗すぎる件。でも催眠術が万能すぎて、ファンタジー映画として観ました。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.1

空気感がタランティーノの極みでお洒落。バラバラな話が所々重なるところが粋で、ずっと浸りたくなる映画です。

風が吹くとき(1986年製作の映画)

3.6

第二次世界大戦を経験した老夫婦が、核戦争をどう生きるかのアニメ映画。一般市民で価値観がずれた夫婦、底抜けにポジティブな夫に、放射能の怖さが次第に忍び寄って来ます。ところどころ実写なのが怖さを引き立てて>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.7

オーストラリアの銃規制を変えた事件をモデルにした作品。明らかに発達障害的な主人公を観ていて辛くなる。社会福祉的にも限界のあるスペクトラム域の人への向き合い方の難しさを感じました。絶望版「フォレスト・ガ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

「何も変わらないなんて、そんな馬鹿なことないですよ」
東京の下町に住む壮年男性が過ごす変わらない毎日を淡々と映し出していきます。最初は、都内のお洒落トイレと下町暮らしの観光促進ムービーなのかなという印
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.1

「It's not your fault」が響く映画です。懺悔を良しとするキリスト教的な印象が残る映画ではありますが、虐待経験を根底に持つ青年の苦しみと、その克服をひしひしと生き生きと感じられる映画で>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.4

シーンごとに何が起きるか分からないようなドキドキ感が癖になる映画です。どちらかと言うとアニメ的で、ツッコミどころは大いにありますが、藤井道人監督映画の洒脱さもあります。年末のこの時期に観られてタイムリ>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.4

原作を読んでから観て、ここまで原作や日本文化をリスペクトして製作された洋画は珍しいと思った。

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.6

前作もドンデン返しが面白かったけど、今回は更に凝ったシナリオに、最新のSNSやWebサービスを使っていて終始ドギマギの名作でした。

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.1

色物映画かと思いきや、家族愛も描いてドンデン返しある素敵映画でした。いやぁこれは読めなかった。

三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

3.4

本物のサンタクロースってなんなんだろ。特別で優しくて、親切な存在が、それでもうサンタクロースなんなんでしょうね。信じ続ける優しさを感じられる映画です。

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.3

今村夏子さんの小説を読んで鑑賞。小説の雰囲気が再現されており、匂いを感じさせる映画です。
こんな風変わりな子、確かに自分の小学校時代にもいたなぁと思いつつ、映画全体を通底する行きすぎた瑞々しさが、なん
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.6

「そうだよ、ゴジラってこうだよな、シンゴジラが特殊だったんだよな」と思い出させてくれる旧ゴジラ作品へのリスペクトを感じる映画でした。ストーリーもセリフも単純でいいんです。山崎貴監督らしく、戦後まもなく>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.6

「僕の非凡で平凡な人生の」大切がわかる映画です。ただのタイムトラベルものと思いきや、ちょっと違ったほっこりもの。どんな人も、一緒にタイムトラベルをしてるという考え方が素敵でした。
親が死に、子供が産ま
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.4

和製ラ・ラ・ランド。よりカルチャー路線なオシャレ空気が流れる映画です。
仕方ないんだけど、Awesome City Clubが出てくるのは露骨なレーベルの営業方法?ちょっと鼻につきました。

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.9

制度上のアパルトヘイトを撤廃したといっても、人の意識は変わらない。その中でラグビーが国民の誇りになった、伝記的だけど素敵な映画でした。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.6

戦争映画なんだけど、戦闘シーンもあり人が死ぬシーンもあり、でも最後にここまで穏やかな気持ちになる作品はそうそうないと思いました。
イマジナリーフレンドがヒトラーというクセ強愛国ナチス少年の挫折と成長。
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.4

タイムリープ物、お金掛けなくても面白くしようっていうのが伝わってきます。何も考えずに楽しめる単純な内容です。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.7

アン・ハサウェイの美しさを楽しむ映画。亀の甲より歳の功、「老害」にならずに歳を重ねたいと思いました。

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.1

クルド人の難民申請を巡る物語。フィクションなんだけど、実際にある出来事なのが胸に迫る。

灼熱の魂(2010年製作の映画)

5.0

「人は真実を前に沈黙する」
亡き母の過去を遡るロードムービー......と言っていいのか。そう一言で片付けるには重すぎる地獄のような映画です。
最初は、娘は知らない母のレバノン内戦での過去を観客だけが
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セブン(1995年製作の映画)

2.9

モーガン・フリーマンとブラッド・ピットという素晴らしい組み合わせ。サイコキラーだけど、単純なサイコキラーではない面白さがたまりません。でも、この後味は受け入れられず私は無理でした。ちなみに一番残ったセ>>続きを読む

共謀家族(2019年製作の映画)

4.0

稀に見るクソ警官と暴動文化よ......。いまいちトリックが理解できず、分かったような分からなかったような。漫画「マイホームヒーロー」と構図は似ていますが、この終わり方はなんと......。

てか警
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生きる(1952年製作の映画)

4.8

一度は命を燃やす仕事をしたい、と思える映画です。静と動が転々する映画は数あれど、ワンカットの深さが深すぎます。「命短し恋せよ乙女」を歌う表情から目が離せなかった。ハッピーバースデーの曲から感じるエヴァ>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.6

タイトルから、ただのボクシング映画だと思い込んでた自分を笑いたい。こう来るのか、と全くノーガードで、この映画を観られた事を幸せと思いたいです。

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