にねこさんの映画レビュー・感想・評価

にねこ

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映画は好きではありません

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

1.0

おれは! ベン・アフレックの演じるブルース・ウェインが暗い部屋でやけに青白い蛍光灯の中とんでもない重さのバーベルを鼻息とともに上げ下げするのがみたかったんだよ! こんな準アイアンマンみたいなバットマン>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.2

クストリッツァってなんかドストエフスキーみたいだな。この作品はとりわけ『白痴』っぽい。

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

2.5

これまで新しい(アメリカの)神話を作ろうとしてきたマーベルが、徹底的に北欧神話をバカにする作品で、ここまでやっちゃうとバカバカしくてもあっぱれだなと思えてしまう。『ドクターストレンジ』でも似たようなこ>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

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顔がいいだけでは不十分で、教養高く育ちもよく繊細で自分の過ちを見つめ人の痛みのわかる人間こそが選ばれるって当然じゃないか。

カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

4.5

カーズシリーズ自体は初見でしたが、アメリカン・カートゥーンの傑作と言えるでしょう。ポーの群衆/顔の問題の延長線上の作品だと思いました。

美しい星(2017年製作の映画)

4.5

先に観た知人から聞き及んでいた通り、「虚構」とその取り扱いにまつわる話で、その手つきは素晴らしかったのだが、だからこそ「亀梨老けたなあ…」というのが逃げようのない現実って感じで良かった(茶化してますけ>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.5

ハリウッド版「しんしんしん」(震災、新海誠、シン・ゴジラ)という感じで、少々親切すぎる作りではある(例えば、映画に対し、時間軸を言語=ショットで撹乱するというのはそんなに奇天烈なことでもない)が、きち>>続きを読む

アイデン&ティティ(2003年製作の映画)

2.0

よくある青春期の葛藤もの。音楽である必然性がない(それこそが今作の重要な問題提起であることはわかりつつも、十全に深められていたとは言い難いだろう)。個人的な情念ですが、ああいうバンドマンの彼女をみるの>>続きを読む

少年メリケンサック(2008年製作の映画)

1.0

パンクかファッション・パンクかという問は、おおよその場合態度選択や好みの差異ゲームでしかない。例外的に切実さを問われるのは、当人や社会の経年変化でその理想の維持が困難になったにもかかわらず、要請され、>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

4.2

潔癖で居続けることができない切なさ…と書いて思いましたが、これを(カギ括弧付きの)サブカル、アングラでやると『ライチ☆光クラブ』になるのだろうな。そこからも明らかなように、まあ、主題自体はよくあるもの>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

正義と悪の問題には、概念的なレイヤーと実践的な(政治的、と換言していいかもしれない)レイヤーがある。バットマンもジョーカーも、概念的な問いを提示しながらも実際的な問題を生み出してしまう存在として描かれ>>続きを読む

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

2.5

ヤンデレジョーカーがツンデレバットマンに「お前が大事だ!」と言わせる映画でそれ自体は「萌え」なくもない…のですが、ヒーローとヴィランの関係においてその関係はすなわち正義と悪は両義的な共犯関係にあること>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.4

基本的には非常に古典的な物語で、アホっぽく要約してしまえば「お家に帰りたい(帰したい)」という話(さらに言えば「それぞれに家はあり、それは各々にとって大事」という話であり、ベトナム戦争への批判になって>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.0

夢と文化資本と金とセンスのある『何者』って感じでした。ツイッターのフォロワーが言っていたことですが、「高木ブー伝説」みたいな話だというのは言い得て妙だなという感じです。

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

この作品はおおよそ天才外科医のストレンジ博士が交通事故によって負った手の怪我を治すため、チベットの秘境へ魔術師を訪ね、神秘の秘術の世界へ足を踏み入れるという話。とはいえ、結局外科医という西洋近代の象徴>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

2.6

びっくりするくらいにビジュアルが作りこまれているのに(あるいは、だからこそ?)、無意識なのかわざとなのか、ポリコレどころかもはやコロニアリズムでは? みたいな意匠が目立った。あと、定型的かつ古典的な物>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

モスかミスドでずっと流れているような、常々煩わしいとすら思っているほどのアメリカン・ヒットナンバーに、まさかの感涙させられてしまう映画。それほどの映像と音響と王道のストーリー・テリングだったわけですが>>続きを読む

ジプシーのとき(1989年製作の映画)

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絶望的な反ビルドゥングスロマン。全てが悲しみに転がり落ちていくが、それでもなお人生はそこにある。ああ、これが祈りなんだな、と思いながら観ていた。
主人公と後のその妻が初めて結ばれる日のシークェンスの美
>>続きを読む

駅馬車(1939年製作の映画)

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非常に優等生的なカット作りと陰影の巧妙さ、そしてジョン・ウェインの異様なまでの無敵感。

真昼の決闘(1952年製作の映画)

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以前読んだ論文(この映画とは何の関係もない)で「cowboy」(そこではほとんど西部劇の主人公の意味で使われていた)という単語が義理人情に厚い孤独な男の象徴として出てきたが、西部劇を立て続けに4本も観>>続きを読む

シェーン(1953年製作の映画)

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おおむね『るろうに剣心』みたいな話だったな(とこれを観るようにすすめてくれた知人に言ったら「『るろうに剣心』がこれをパクってんだよ」と言われた。そりゃそうだ)。

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