ミラン・クンデラの小説もフィリップ・カウフマンの映画も素晴らしい作品である。
トマシュを追って首都プラハに来たテレサ。脇毛を生やしちょっと田舎臭い東欧女を演じたジュリエット・ビノシュがとても新鮮。>>続きを読む
「軽蔑」「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」「昼顔」「汚れた血」等での見事な演技を魅せてくれたミシェル・ピコリ。
ここでも老成の画家を演じ、長い尺の映画を飽きせず観させてくれる。
公開当時ヘア論争が巻>>続きを読む
冒頭の抜けるような青空と切り取られた耳のギャップに驚きを得た。
デニス・ホッパーの怪演が光る。
3〜4回は観ているだろうか、その後いわゆる謎解きのサイトなども流し見たが、この映画の魅力はそういう部分だけではないように思う。
「残酷」と言うワードが真っ先に思い浮かぶ。名声や成功を望んで田舎から出>>続きを読む
公開当時から劇場での上映〜VHS、DVDと何度も鑑賞しているが、脚本・演出や民族音楽調のテーマ音楽など細部まで良く練られた素晴らしい作品である。
民族や宗教の違い、国境など日本に住む者には縁が薄い話>>続きを読む
ギュンダー・グラスの小説との違いは精神病院で自らの半生を語っていくという設定だろうか。
小説と映画のどちらも傑作なると、この「ブリキの太鼓」とミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」ぐらいではな>>続きを読む
公開当時観た時は長い上映時間に手こずり、若かったせいもあり内容をほとんど理解出来なかった。
DVD化され再度鑑賞したら、とんでもない名作で深く感動した。
ブラスバンドのテーマ曲がいつまでも耳から離>>続きを読む
イブ・モンタンとアラン・ドロンが地下の酒場で最初に会うシーンでの、階段を降りてくるモンタンの立ち居振る舞いの渋いこと。
語りたくなるシーンが目白押し。
翻訳がイマイチ合っていないようなのが残念である>>続きを読む
DVD購入後に改めて観直したが、捕らえどころの無いシュールな映画だった。
ジャン・ピエール・レオに加え、ピエール・クレマンティと二ネット・ダヴォリの共演、この時代の濃厚さを表している気がする。
岩漠のシーンで流れる雅楽の調べにドキッとしながらも、映像と何ら関係のない和の世界観が何も違和感なく設えられていたのに驚きました。
パゾリーニは音楽に対してのセンスも研ぎ澄まされていたように思う。
同監督の「危険なプロット」がなかなか面白かったので鑑賞してみた。
売春に至る動機が描かれておらず片手落ちな感じも否めないが、ランボーの詩の朗読から17歳と言う年齢の不安定さを汲み取ってくれと言う所だ>>続きを読む
録画したwowowで鑑賞。
テーマも俳優も一見地味に見えるが、ごくありふれた心象風景を自然に見せるのは、案外難しいように思う。
誰にでも起こり得る、当然自分にも起こり得る。
旦那の不穏な感じに気>>続きを読む
先にサラマーゴの小説を読み、いいタイミングでwowowで放送された同作を録画で鑑賞。
エンディングや設定など小説とは少し違う部分もあるが、なるほどこの監督はこう言う解釈で映画化したのかと考えると、な>>続きを読む
購入したBlu-rayで鑑賞。
画質もノイズなど無く、まずまずのクオリティのディスクだった。
古いDVDに続いて、2回目の鑑賞だったので、内容はほぼ把握出来たように思う。
SF的なイメージよりも宝探し>>続きを読む