ninekoさんの映画レビュー・感想・評価

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万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

優れた映像作家による、端整な作品という印象を受ける。良くも悪くも。演出やディテールは緻密に積み重ねられ、監督自身による編集には無駄がなく、音楽も(これはスコアを書いた細野晴臣の功績が大きいだろうけど)>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.4

ほぼ全ショットがこの上ない映画的ゴージャスさに満ち満ちていながら、浮かび上がるテーマは卑近というか矮小(このあたり、確かにキューブリック的だ)で、そのぶっ飛んだアンバランス度合いにおいて、流石というほ>>続きを読む

リロ&スティッチ(2002年製作の映画)

4.4

キャラクター・ムービーであることは間違いなく、それを成立させるうえで不可欠な生命力溢れる2Dアニメーションが(3Dでは味わえない)視覚的な快楽を存分に与えてくれるが、それだけでは終わらないドラマ性に泣>>続きを読む

ウォーリー(2008年製作の映画)

3.8

こじらせボーイミーツガールかと思いきや(そうではあるんだけど)、普通に冒険してた。そこは少し期待外れ。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.2

真っ当に面白いと分かっている映画を観に行って、期待通り真っ当に面白いということの贅沢さ。クローズアップの多いカメラはやや鬱陶しいが、名優の演技に助けられている。エンディングもキレ味があって良い。

アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

2.0

姉妹が歌う曲は良かったけど、長い。てか22分もあったのか。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.4

映像は超絶的にハイファイ。当代におけるCG美術の極致を堪能できることは間違いないが、『カールじいさんの空飛ぶ家』(および、多くのピクサー作品)と真っ向から対立するようなメッセージにモヤモヤ。それを置い>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

階級間・人種間の軋轢によってズタズタに引き裂かれてしまった彼国の暗部そのもののようなミズーリ州の片田舎を舞台に、現代アメリカにおけるタブーがこれでもかとぶち込まれ、グツグツと煮詰まっている。登場するレ>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.6

先に言っておくが、漫画の実写化としては後に成功例として語られるであろう出来栄えになっている。役者は全体的によく、今をときめくスター達は勿論、無名に近い3人ーー上杉柊平・土居志央梨・SUMIRE(主演の>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.2

ガーゴイルが本当にいらない。あの”Be Our Guest”と”Friend Like Me”を足して50000倍希釈したようなミュージカルも含め、あいつら絡みのシークエンス全てが蛇足。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.6

脚本やプロットに突飛なところがあって何度かあれれ?となるけれど、おもしろかった。練られたショットの連続で画面を眺めているだけでも気持ちいいし、本人のどこか空疎なイメージそのままの西島秀俊、色気なき色気>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.6

いまさら僕が何かを言うまでもないマスターピース。「フィルムに映ったからには何か意味があるはず」と考えずにはいられない我々の意識を弄び、あらゆる解釈をシニカルにかわしてゆく本作は、ジャンル映画(ミステリ>>続きを読む

アマルフィ 女神の報酬(2009年製作の映画)

1.0

色々な意味で有名なので観てみたが、確かにこれは酷い。監督や脚本家、エディター、シネマトグラファーなど、映画に関わる仕事を志す人は反面教師にする意味で観た方がいいかもしれない。典型的ダメさの塊。戸田恵梨>>続きを読む

俺物語!!(2015年製作の映画)

2.0

長いテレビドラマ。原作を読んでみたくはなったが...

ヒロインの女の子が成長した芦田愛菜にしか見えなくてアイドル映画としてもノりづらかったけど、エンドロールで『No.1』が流れたのにはちょっとキュン
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.4

これだけバンバン人が死ぬのに、終わってみるとほとんど何も起きていないかのように錯覚させられるのがある意味凄い。死亡フラグが立った奴からきっちり殺されていく、本当にただそれだけで、『アウトレイジ』よりも>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

2.8

演出は思わせぶりだし、音楽はやたらと投入されるし、人物にはクローズアップで説明的なセリフを喋らせがちで、そういったポップな邦画にありがちな垢抜けなさにはちょっとぐったりしてくる。ただし、ラスト付近に差>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

この物語を自分のものとして受け止められるほど健やかな少年期を僕は送ってはいないけれど......改めてちゃんと観てみたら、(特に冒頭とラストの)飛翔シーンの映像的な豊かさに目を奪われてしまった。ロリコ>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

さすがにあの『ソーシャル・ネットワーク』とは比べるべくもないが、99%ブレないカメラと99%寒色の色調で作り上げた画、そしてそれを素早くカットアップしてゆく編集(プラス、レズナー&ロスによる劇伴)はフ>>続きを読む

レスラー(2008年製作の映画)

4.8

最近ネット上で「無駄や失敗にまみれた人間がただ生きていてもいい」という某芸人の言葉が話題になった。それはその通りだろう。心からそう思う。ただし、「ただ生きる」ということに満足できない、あるいはそれにす>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.8

初見時よりもずっとよく感じられた。同監督の『エデンより彼方に』に匹敵するか、それを上回る傑作であることは間違いない。

いたずらに観客のエモーションを煽るような作品ではないが、主演2人を始めとする役者
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アラジン(1992年製作の映画)

4.8

つくづく完璧な作品だと思う。ハワード・アシュマンという稀代の才能を(永遠に)失ったディズニーの底意地がもたらした奇跡のような一作であり、ルネサンス期の最高傑作と呼ぶにやぶさかでない。

何度観ても"A
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.6

ノスタルジーという病と、それを超克するということ。「ひろしの回想」があれほどに涙を誘うのは、既に可能性など失われてしまったかもしれない(過去が時として残酷なくらい魅力的に感じられるのはそのせいだ)私達>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.0

新海信者も新海アンチも拗らせているという点では大差なく、僕はどちらかというと後者のめんどくさい奴だったわけだが、改めて観ると第一話・第二話はさほど悪くない。好みは別として、ここまでセンチメンタリズムの>>続きを読む

KING OF PRISM PRIDE the HERO(2017年製作の映画)

-

マーク忘れ。レインボーライブ本編の続編としては文句のない着地ながら、前作のヒットに味を占めたのか女性ファン向けのサービスが多すぎてちょっとげんなり。アレクサンダーには今回も爆笑させてもらいました。(測>>続きを読む

その街のこども 劇場版(2010年製作の映画)

4.6

なぜもっと早く観なかったのだろうと後悔せずにはいられない傑作。NHKならではのノウハウが詰め込まれた、ドキュメンタリー「風」というレベルを遥かに超えた撮影と編集、そして主演2人によるあまりにも自然なダ>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1998年製作の映画)

4.6

久々に。

美少女アニメ/ロボットアニメとしてのフェティッシュな魅力を自ら凌辱するようなおぞましい描写の連続と、破綻すれすれまで広がった風呂敷を畳むどころかめちゃくちゃにぶち壊すことを企図されたかのご
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.6

終始苦手な語り口で特に最初は結構つらかったが、慣れてくるうちにキャラクターの造形と配置、および個々の役者の味とアンサンブルの魅力をしっかり感じられるようになり、総体ではなかなか満足。1979年、まさし>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.0

「俺は犬神家に勝ったんだ! フハハハハ!」→逆さま死体、というギャグとしか思えないカット割で爆笑。今と喋り方いっしょの石坂浩二、めちゃくちゃ綺麗な島田陽子、男前だけど何か馬鹿っぽい地井さん(R.I.P>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.8

海を美しく撮れている映画は傑作である。

佐々木敦の『未知との遭遇』で読んだ内容を思い出した。結局のところ我々の生は、いくつもの偶然(あるいは、運命)が重なって「起こってしまったこと」のさらなる堆積で
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

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メタファー、メタファー、メタファー。馬鹿でも何かが託されていると分かる小道具と人間模様、光(=闇)、そして血。人物配置が途中まで分かりにくいこともあり、予習が足りなかったことをとても後悔した。映画スタ>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

1.2

あらかじめ低く設定したハードルの更に下をのそのそと這っていくような130分。そう、130分もあるのだ。1991年のアニメ版は84分、シーンを追加したIMAX公開版でさえ92分。もちろん、ストーリーの大>>続きを読む

わんわん物語(1955年製作の映画)

4.4

「ディズニー・アート展」予習キャンペーンとして更に。後述する通りお話には色々と問題を感じたものの、流石は黄金期ディズニーという感じの圧倒的なクオリティには惚れ惚れしてしまった。

しんしんと雪が降る住
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ジャングル・ブック(1967年製作の映画)

4.0

『アリス』にすっかりやられてしまったので『ピノキオ』あたりを観返したいな...と思ってツタヤに足を運んだらブルーレイがレンタルされてしまっていたので(ていうか地元でこういうの片っ端から借りてるの俺くら>>続きを読む

ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

4.6

お台場で開催している『ディズニー・アート展』(楽しみ!)の予習も兼ねて、なんとなく観るのを避けていたクラシックを。これが色々な意味で凄かったというか、ウォルト存命期の作品の中では、個人的には『白雪姫』>>続きを読む

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