にしのさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)

4.0

意味不明な邦題からの優れた一作。善は結果よりも行為に意味があるのかもしれない。

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.0

ブードゥー要素がねぇ!メンヘラ人形よりもリアルな気狂いニンゲンが見たかった。歌は不気味で好き。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

頭悪すぎて2%くらいしかわからんかったけど、チャリンチャリンつけたニイちゃんが多分分裂しまくったんはわかった。そうよね?

ヒトラーを欺いた黄色い星(2017年製作の映画)

3.5

戦時中のベルリンに潜伏したユダヤ人の語りをドラマにした作品。一人一人の小さな物語は国家より大きい。虐殺するのも人であれば、個人の勇気で善をなすのも人だ。

処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014年製作の映画)

3.2

ナチもボリシェビキも全体主義の下の人間はゾンビみたいだよ、というわけでもないお笑いスプラッター。こんなのを惰性で見ている僕もまたゾンビだ。

キエフ裁判(2022年製作の映画)

4.5

虐殺を実行したナチスがその地で裁判にかけられ、大歓声の民衆の前で吊るし首になるまでの記録。流れは明らかだが、その中の人の瞬きや表情などを捉えてしまう。最後はみんな吊るされ、彼らの犯罪だけを残して無にな>>続きを読む

偽りの忠誠 ナチスが愛した女(2016年製作の映画)

3.5

なぜかカイザーヴェルヘルムがええ人な宮廷劇。みんな英語喋るがゆえに現実味がなく、芝居に見えるのは仕方ない。歴史映画でないのだから。

ハーバーマン 誇り高き男(2010年製作の映画)

4.5

ラスト20分に人間の嫌な部分が吹き出す映画だった。今年観た福田村事件のようだ。不穏に描かれたものが一気に噴き出す。ドイツ人とチェコ人が混じり合うズデーデン、ある日どちらかが支配者になったとしたら?また>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

アメリカな理想を映画にした作品。酔っ払ってても楽しいから、楽しい作品に違いない。

映画サーカス(1942年製作の映画)

2.5

ソ連の対独戦争の際のプロパガンダ。同時期のアメリカのカートゥーンをマネしてるけど、ユーモアが足りない。アニメーションが先んじて根付いていたアメリカだから、プロパガンダアニメも上手な作品に仕立て上げられ>>続きを読む

メンゲレと私(2023年製作の映画)

3.5

ナチの収容所を生き抜いたオーラルヒストリー。センシティブな話題に向き合うきっかけにしたい。イスラエル人でもある語り手は今のイスラエル政府によるガザへの無差別攻撃をどうみるのか。

愛を歌う花(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

愛憎うずまくきつい映画。
おそらく浮気男が全部悪いんだけど、こんなことになると思ってなかったに違いない。

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.6

ミュージカルアニメとは思わなかった!明瞭で楽しい作品。

カラダ探し(2022年製作の映画)

1.5

原作は謎解きが魅力だったはずなのに、映画はただの青春ものにされててまるでダメだった。橋本環奈と仲間たちを魅せるためだけに用意された映像。

ディープ・ブルー2(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

前作良かった気がするけど、これはダメ。特にちっこいサメ出すくらいならピラニアでよいと思う。

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

4.5

戦争の暗い時代にあるのを忘れるかのような可愛らしさコメディミュージカル!
志村喬の型にはまらない自由で自然な演技は印象深い。

頑張れ!グムスン(2002年製作の映画)

3.0

漫画的な平凡なコメディだけど、そんな中でもコロコロかわるペドゥナの仕草が印象に残る。

デンデラ(2011年製作の映画)

3.0

思っていた展開と違うって思うかもしれないが、人生だってそうなんだし、映画がそうであってもいい。

涙するまで、生きる(2014年製作の映画)

4.0

なんか知ってるような気がしたら、カミュの短編だったか。ロードムービーはやはりよい。1人は生徒として、もう1人は先生として。客である異邦人から、生徒になり、人として生きていくまでになる過程は染み入るもの>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

3.5

よくあるといえばよくある設定だけど、中国を取り巻く社会問題を見られたのは良かった。

カオス(2000年製作の映画)

2.5

-100を0にするためのゼロサムゲームは辛気臭い。仄暗い水の底からのラスト10分のような中田秀夫のつまらない部分の系譜を感じる。

パイラン/ラブレター パイランより(2001年製作の映画)

4.5

成立しなかった可能性は涙の根っこなんだね。
最後は2000年代初めの韓国映画のお約束みたいな感じだけど、半ばあたりは泣かずに見られない。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

蝿の王のような話。社会主義者は殺され、自由主義者の理想には力がない。夏祭りの興奮のように人が殺しに走る。
撒き散らされた憎悪が人の心を蝕み、災厄の時にそれが表にあらわれる。
野蛮で片付けるのは簡単だろ
>>続きを読む

ヴィタール(2004年製作の映画)

3.5

死者への記憶と妄執は生者の特権なのだね。死んだらものになるだけなのに、生者はそれに意味づけをする。

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

4.0

ごんぎつねや泣いた赤鬼の青鬼が幸せになれなかった理由がなんとなくわかった気がした。

忠臣蔵外伝 四谷怪談(1994年製作の映画)

2.5

忠臣蔵と四谷怪談の融合で赤穂浪士と田宮伊右衛門のギャップとそこにある人間的な葛藤が見たかったのに、演出と佐藤浩一と高岡早紀の演技が酷い。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

内向的な人間が遭遇するであろう人生の悲劇と喜びをうまく描いてくれた。