この時代の映画を観るのが落ち着くのは、ノスタルジーへの逃避なのでしょうか。
政治家の決断の話。特に感じることはなく、淡々とすすむ。
アナキストの金子文子と朴烈の映画。アナキズムと民族主義の関係ってどうなんだろう。権力に糞をかけようとする生き様は爽快だし、かっこいいね。
ソ連とドイツにより、しっちゃがめっちゃかになったエストニア。それぞれの軍の兵隊として同胞殺しを演じる悲劇性を両軍のエストニア人を主役にすることでよく表現されている。
アナーキーな映画だ。自由と解放の道には死体が転がっています。
タイトルと絵面のインパクトはすごいけど、物語が非現実的でなんだか印象のない長い映画という感じ。映画撮るのは難しいのだね。
この映画を観客という神の視点で見て良いものか、とても悩む。しんどい作品だね。
僕はあみ子と自分を重ねて観ることは出来ずに、ヒヤヒヤとイライラの周りの人たちの1人だった。酷いといえばそれまでだけど、正直>>続きを読む
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なんやかんや、変な映画よりもこういう幸せになる映画がいい。
家族からの自立って親兄弟を切り捨てる面もあるけれど、その解放を人としてお互いを尊敬し合う姿勢が心を打ち続ける。
静かな映画だけど、ずんずんと心に入り込んでくるね。ソン・ガンホはこういう役がよく似合う。
部落差別の容赦ない描写と、主人公の丑松の苦悩と葛藤がよく描かれている。
久しぶりに映画で涙した。主人公の抱える「自らを語ることのできない苦しみ」に共感しての涙だったと思う。劇場で啜り泣いていた人は何に>>続きを読む
アメリカ宗教保守のあかんところが詰まった映画。マルチビジネスっぽい洗脳を見ているようで不快な気分になるのだけど、これがアメリカ社会に満ち溢れた空気なのかもしれない。
ジェイソンというお約束の印象にひっぱられてたからか、実際は思ってたのとぜんぜん違う映画だった。
ふわふわしたムービー。原作では想像しなかったような、ミュージカル映画になっていた。物語以上に映像が夢みたいに思い出せる。
これが階級社会と不条理をホラーにしたみたいな作品みたいだけど、現実は202階のやつは死ぬまで202階だから1ヶ月でランダムに階層が変わるのはある意味の甘さではないかと思う。無意味な悪辣さや連帯を考えら>>続きを読む
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バート・トラウトマンの伝記的映画。東部戦線の記憶への葛藤がよかった。感傷とサクセスストーリーは邪魔しあうものだと思ったけど、そんなことはなかった。
女の子たちの友情を描く作品はたくさんある。癒しを提供する作品群だ。しかし、それらは閉ざされた学校の中の守られた青春であって、彼女たちの卒業後はどうなるのか。漠然と感じていたものを、本作は見事に答えてい>>続きを読む
ときに砂糖菓子の下に隠された糞を掘り出して明らかにするようなことも法の正義である。
ボルシチの肉にウジが湧いていたことに始まる戦艦ポチョムキン号の反乱を事実からナラティブにする試み。スターリンの権力確立の前で、革命の神話化が図られている。エイゼンシュテインの撮影手法は前衛的であるが、>>続きを読む
恋の罰にしては罪が見当たらない。これが不条理というやつか。どこか何か自分の人生の既視感があるからか、授業のベルのように心に響く。