naotoさんの映画レビュー・感想・評価

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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前作でスター・ウォーズ史をド派手に打ち壊したにも関わらず、再び守旧派J.Jの起用でep7同様の旧三部作への回帰という、梯子を外しっぷりが流石のディズニー帝国。

ルークとアナキンのくだりを再現すること
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

2.9

森達也が撮ってすら面白くならないことが日本の政治的な寛容性の低さ、報道の劣化、政治不信を物語っている。

観賞後残る印象は菅さんの過労具合と国会警備の警察官のどこか俗っぽい対応振り。

もっと望月さん
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LORO 欲望のイタリア(2018年製作の映画)

4.1

本来の歴史でいえばメディアを更には政治すら自己顕示欲の道具にしていた現代政治を代表する暴君であるベルルスコーニに寄り添った作りになっている。そこがまず映画人として偉い。

より巨悪と言える首魁アンドレ
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この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

3.8

ここ5年ほどテレビアニメを見ることが私にはどうもかったるく、このすばを見たのも2期も終了した後でした。しかし、本作のもつスクリューボールコメディ的な笑いは大好物でついつい劇場版まで見に行ってしまいまし>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

映画好き的にはタクシードライバーとしか思えませんが、劇伴が応援上映のようで楽しめました。

新宿バルト9、帰りのエスカレーターから見る風景がいつも通り見慣れた汚い街で安心します。

東京遠征してた頃に
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.4

『千と千尋』と同じく子供が親の知らないところで成長しているお話だけれど、宮崎駿の主人公の千尋さえも自身の悪夢のような湯屋の日々を最後には忘れてしまうというアンチハリウッドの型に対して、本作では、子供の>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

日本では完全版が上映されているようで150分フルに死体を弄ぶヒトラー礼賛者の作品が観れます。

恐ろしいもので無残に殺害される様子がくどくどと描写されるのにピザの冷凍倉庫に雑に収納された死体に見慣れて
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.8

65分という作品の短さにも関わらずこの障害者のサーカス団の人々の生き様が濃密に感じ取れました。彼、彼女らにしたら日常的な身体動作なので失礼な話ですが、やはり、その巧みな身体の動きだけでも目が離せないも>>続きを読む

チャパクア(1966年製作の映画)

3.7

ドラッギーな映画ですが、演出的には実体験に沿ったリアルな感じで実際人間の頭の中だけで出来上がる妄想幻想はそれ単体では夢をみてるときのイメージ程度なのかなと勉強になりました。

今の時代は良くも悪くも映
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主戦場(2018年製作の映画)

-

太平洋戦争の当事者がいない今、慰安婦の強制連行があったとかなかったとか議論することの意味のなさを感じる。

庶民的な感情では、戦争状態で許されれば人間何でもやるだろう、この歴史の愚行からより生きやすい
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.2

村上春樹作品においては欠落あるいは漂白されていたキャラクターの実在性、人間味、生きてる感がイ・チャンドンによる長い長い咀嚼によって肉付けされていることが、まずハルキストの私には、なるほどそう解釈、表現>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.4

観る者に本作がイーストウッドの実質的な最終作であることを予感させる独特の緊張感。

女性や子供を一方的に殺害せざるを得なかった「アメリカン・スナイパー」で完全に折れてしまったアメリカ映画におけるヒーロ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.1

アナ雪の氷城のレディゴー予告を初めてみたときと同じくらい衝撃を受けました。

映画館の可能性はまだまだあるなあと、ここまでライブ再現性があるならこれからバンド映画とかライブビューイングが流行りそうです
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.2

よく白石晃士映画に出てくる悲劇や呪いで頭が壊れてしまったおばさんがまさかの主役。

家族ものの恐怖といえばお母さんが徐々に基地ピーになっていくというのは和洋問わず本質的な怖さなんだなと再確認。

もう
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

やはりデヴィッドロウリーは裏切らない。

ずーと見てるだけのゴーストを見てるだけで個人から人類史的スケールまで映画の力は行ってしまえる。

パイを食べ続けるのを観ていたら色々身近だった人について意識が
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.4

斜に構えていうならばいつまでも大人になってもディズニーキャラクターを忘れないでねというメッセージとも受け取れるプーの魅力的な変わらなさ。

ズートピアにて革新的かつ原点的な戯画化されない動物それ自体の
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.0

JRというアーティストの人柄の良さが滲み出ていてそれが町中の人々の顔を町自体へと重ねあげる彼の作品の持ち味になってます。

歴史を感じさせる石造りの建物にでっかく写真を貼り付けるお祭りのように皆でワイ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

製作のENBUの内輪向けの上映会で素人としてはおそらく日本最速で本作の予告を見たかと思うんですが(その時点では当然単独上映の予定でした)そのときは申し訳ないのですが、うわークソ映画という印象でした。>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.4

女の尻を追いかけることで真相に迫っていくあたりに潔さを感じるけどまんまロンググッドバイな住処でインヒアレントヴァイスなドラッグとおっぱいで映画好きに対して寄せすぎな感じもします。

ビッグリボウスキく
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バーニー みんなが愛した殺人者(2011年製作の映画)

2.8

善悪とは。人を裁くとは、とかを考えさせるほどの重たさは全然なくエンジェルおじさんが疲れきって愛人のババアを射殺してやったあで終わる。

あんな感じのクレーマーで週にひとりはいそうなババアはやっぱり孤独
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.9

スピルバーグがキューブリックの後継者を自認してから随分と遠くに来てしまったなと思っていたところにシャイニングがいきなり出て来ておーと声が出てしまいました。

ここまで楽しそうなディストピアは初めてです
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.2

あー犬飼いたい。

寿司を作るところがシュールな残酷ショーに見えて面白い。

ゴミばっかりで自然の色あいが薄いのが不満でね。監督がもっとも不満に感じてるでしょうけど。ま、その分最後でまんかーいに弾けま
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DearGirl Stories THE MOVIE3 the United Kingdom of KOCHI 蒼の継承編(2018年製作の映画)

-

一発どりのためかあんまり綺麗な景色を撮れてないので前編より満足度低め。

パーソナリティがうわ綺麗ーといってるところはしっかり見せて下さいよ笑。

火を囲んでのトークに長いことラジオを聴いてきたリスナ
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.3

レイさんでっかくなったなあ

良くも悪くも勝手にやって。次の戦う相手はディズニー商業帝国ではないだろうか。

デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

ひたすら気重くなっていく。史実通りなのか筋が通ってないのにエンタメ作品として成り立っているのは流石の姉御。正義のストーム・トルーパー今回は見てるだけ。

トビーフーパーに捧ぐ

と言われても納得してし
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.4

面白いとこまでカットしちゃったのかという切れ味のよさ。

西田局長に死相が漂っていて終始暗い気持ちに。いない、いない、だーれもいない

最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション(2012年製作の映画)

3.5

女性器博物館もないのかな

石膏でペニスの型取りするシーンのドキドキ感よ

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.6

ちょっと寝ちゃったけどゴージャスな映画観たなあという満足感がありました。

前作に対してかっちりかっちり回答を作る理知的な凄みがありますね。

観る方はあんまり真面目に構えない方が楽しめるような気がし
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パターソン(2016年製作の映画)

4.1

バス映画としても面白い。
私も日々のちょっといいことを集めて生きてます。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.4

ガーディアンズオブザギャラクシーより先に出せていればえらかったみたいな。

最も嫌いなタイプの主人公で楽しさ2割減。

カーチェイスよりもBABYコーヒーを運ぶ方にドキドキしたような気もする。

美しい星(2017年製作の映画)

3.0

冒頭の誕生日会、ギスギスした家族にどきりとする。

見るからに陰気で血の巡りが悪い美女の橋本愛に羽振りのよかった過去の家族を求めつつ粛々と専業主婦を続ける中嶋朋子に一発当たりはしないけれど人好きの良さ
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.7

久々に感じるかったるさ。

アクションの魅力のなさはどうしようもなく、せっかくのスカーレット・ヨハンソンのセクシーさは活かされない。

身体よりも義体というロボット感が先に立っているのですが、どうもボ
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