タカさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

タカ

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地獄の門 4K レストア版(1980年製作の映画)

3.5

さまよう魂よきたれ!地獄の門へ

冷やし中華始めました!くらいのノリで
地獄の門開きました!と悪霊が町に彷徨っちゃうお話
人類滅亡の危機なのに門が開いた町の場所がどこなのかも分からない
"ダンウィッチ
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ラビッド・ドッグス(1974年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

強盗犯の危うい逃亡劇

冷静なリーダー格の"博士"
本能の赴くまま直感的な行動を取る"32"
人を殺めたことに複雑な思いを抱える"ナイフ"
駐車場で人質に取られた女性・マリア
息子を病院へ連れて行く途
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ルチオ・フルチのクロック(1989年製作の映画)

4.0

時間が逆戻りすれば、私たちの罪も逆戻りする

過去に犯した罪から強烈なしっぺ返しを喰らう連鎖の嵐
登場人物みんなが罪人でその責任を取らされる発想が最高に面白い‼️
最後の落とし方なんてキレイすぎて感心
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ターミネーター(1984年製作の映画)

-

「I'll be back」

シュワちゃーーーーん!!
来たぞー来たぞーついに来たぞ‼️
午前10時の映画祭で『ターミネーター 』‼️
T2はリバイバル上映の際に映画館で一度鑑賞したことはあるのだけ
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パペット・キラー(2019年製作の映画)

3.4

鍵は右ポケット

典型的なティーンエイジャーホラー
パペットがスラッシャーということを除けば、よくあるお話
高校卒業を控えたティーンエイ……
ん?ティーンエイ……
いや❗️どこからどう見ても主人公オー
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屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

3.0

「私の赤ちゃんよ、絶対に渡さない」

リメイク版の『インサイド』は観たことがあり、あまりにオリジナル版を推す人が多かったので、満を持して劇場で鑑賞
身も凍るような恐怖を味わいに行ったのだけど、、、
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.9

"悪魔"と思えばそれは悪魔

そうなのである
客観的な確証を得られない限りは
受け手の主観でしか判断されない
いくら偏向したものでも
いくら先入観由来のものでも
その認識は曲げられることがない
肉と骨
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マイドク/いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか(1983年製作の映画)

2.6

我々の世界は終わりを迎える

何の前触れもなく、いきなり疾走する少年
なんだ?なんだ?
どうやら病院に用があるよう…
何をそんなに急いでいるか気になっていたが、あれよあれよという間に急展開
予期せぬ不
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シャイニング 北米公開版(1980年製作の映画)

-

雪山に閉ざされた"孤独"

午前10時の映画祭で北米公開版初鑑賞‼️
と言いつつ、あまり違いが分からない😭
どこ追加されてるの??
そこまでストーリーに影響が出てるわけじゃないのかなぁ
ともあれやっぱ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

愛する人だと見方が変わる

将来を約束された彼女はなぜ命を落とさなければならなかったのか?
憧れの対象であった彼女はなぜ別人になってしまったのか?
何をしたところで彼女は戻ってこない
あの日あの時一緒
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

-

キューブリックの頭の中

地球の大自然と宇宙の未知
壮観な画と雄大な音楽に圧倒され
読み解けないラストにかけての展開

いや〜〜これは何なのだろうか??
なかなか言語化できないような観賞後の気持ち
"
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ヒルコ/妖怪ハンター レストア&リマスター版(1991年製作の映画)

3.9

「学校に古墳なんて"絶対"にない」

透き通る青い空と浮かぶ真っ白な入道雲
照りつける太陽でジリジリ焼かれるアスファルト
湖の中で冷やす缶ビール
麦わら帽子にあの日の思い出
そして………
ジュリーーー
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少年の君(2019年製作の映画)

4.2

ドブに住んでも星空を眺める人がいる

汚されて
傷つけられて
無視されて
辱められて
自由に身動きがとれないドブの中で
誰も助けてくれないドブの中で
じっと耐えるのが精一杯
大人になるという"自由"が
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

4.0

「It's your birthday」

究極のお掃除映画‼️
お掃除🎶お掃除🎶楽しいな〜〜っと
新婚ホヤホヤのケイジが
ストーリーもセリフも人形も何もかもすべてまるっとお掃除❗️
粉々に壊した亡骸
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ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019年製作の映画)

3.4

神の大宴会に集まれ、肉を喰らえ

オープニングで黙示録の一節が流れた時にもしや…と思い、これはまずいぞーと戸惑ってるうちに求めていない方向にどんどん進んでいってしまった
だってこっちは思考停止したアニ
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劇場版 怪談百物語(2020年製作の映画)

2.9

鏡の向こうの暗闇

日本の百物語をなぜか海外でやっちゃうニュージーランド製作ホラー
百物語ってやってる人いるんだろうか?
発祥の国でさえそんな見ないのにわざわざやる〜〜?
蝋燭百本揃え並べる労力と怪談
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サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

4.1

「イヤなことが明確なら安心だ」

水槽の中で泳ぐ金魚のように
他人が"これ"と決めた世界がすべて
自分自身で決めつけてしまえば
そこで終わってしまう

楽しいと思える世界に行くために
狭苦しい世界に別
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.5

「あなたもいずれは老いる」

高齢者社会における年齢差別、高齢者虐待をシニカルに描いた作品
表現がストレートで容赦なさすぎたために封印されていたと聞いてもっともっと過激だと思っていたが、
誇大表現され
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

白い光と黒い闇

縦長のともすれば正方形に近いアスペクト比で映されるモノクロ映画
スクリーンには当然のごとく余白が生まれ
発色されることのない布が
漆黒の暗闇に堕ちて周りを覆う
対して真ん中に鎮座する
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ドアマン(2020年製作の映画)

3.8

「気を遣うのは住人だけでいい」

新入りドアマンがまさかの勲章ホルダー❗️
開始5分でぶっ放されるロケットランチャーに期待感は募る一方😆
ガンアクションの派手な攻防をフックとして、主人公の苦悩を描く
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トラック(2008年製作の映画)

3.5

血に染まった手で掴むもの

韓国産クライムスリラー
とある理由のために死体遺棄に手を染めてしまう肝っ玉の小さな男
捕まってしまうかもしれないという警察官に対する虞が
命を取られてしまうかもしれないとい
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100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

3.0

「あと1000回は行ける!」

行きつけのラーメン屋
何ヶ月か先に約束した映画
時間を過ぎても一向に現れない花見
てっきり何気ない日常がどれほどまでに大切かを示してれる作品かと思っていたけれど
描かれ
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ロックダウン・ホテル 死・霊・感・染(2020年製作の映画)

2.4

このホテル伝染るんです…

釈由美子が世界初進出のホラー映画といえば、別にファンじゃないけどネタになりそうだし観に行くしかないじゃないですか!
『ゴジラvsコング』を観てから、機龍と釈由美子の絆を思い
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「ロボットゴジラ…いや、メカゴジラだ!」

そうか、そうきたかーー‼️
ゴジラvsコングの"ゴジラ"はダブルミーニングというわけか❗️
いや〜〜これはやられちゃったなぁ
フレディvsジェイソン、エイリ
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.7

Beyond The Sea

そうそう!薬局から始まったんだよねー
1作目と同じ場所で映画を始めるリンクの付け方
描かれていなかった前日譚を取り上げて
事の始まりと今作から登場のメインキャラのお披露
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.1

「シャツが真っ赤だぞ」

ゾンビコメディでありながら、お決まり人体損壊大喜利で笑いを誘うのではなく
この世の終わりのような危機的状況の中で繰り広げられる登場人物たちのオフビートな行動と
会話の掛け合い
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

-

魔法の言葉は"チーズバーガー"

これよ、これ❗️これを観たかった❗️
ストーリーの展開なんてほぼほぼ忘れていたけど、結末の切なさは鮮明に覚えていた
そうそうこの辺りが限界だよね〜、エンタメとして消化
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クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.4

「この次はきっと……」

クラッシュというエクスタシー
全身を貫かれたような衝撃は
メタリックで冷たい車体と極度の興奮下で火照った身体の境を曖昧にして
何もかもを終え、果てたような快感をそのボディに刻
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呪い襲い殺す(2014年製作の映画)

3.4

HI FRIEND

ウィジャボードをテーマにした正統派ティーンオカルトホラー
しかもブラムハウス制作とくれば、ほぼほぼ間違いはないはず……と思い鑑賞
さてどうでしょう?

【ウィジャボードお取扱説明
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クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「父さん聞こえるかい、愛してる」

静かに淡々と粛々と
変態緊縛オヤジの禁欲生活が描かれる

積み上げられる物的証拠に疑いの余地はないが
ゾワッとくる怖さがない
10年前から犯行を起こっていないから、
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サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

-

屋敷の中から聴こえる子供の歌声

言わずもがなの"ゴブリン"の大音量ロックミュージックにのせてじっくりこってりと見せられる殺人描写
犯人は誰なのか?と推理させる気はさほどないけれど、目が離せなくなって
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.1

「あなたは何者?」

戦犯は猫ちゃんのブレスレット‼️
あんなに父親に懐いた娘さんを責めるなんて到底できない
そう、ブレスレットが悪いのだ
まさに、F●●king bracelet❗️
いや、しかし…
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フェノミナ インテグラルハード完全版(1985年製作の映画)

3.6

「みんな大好きよ」

少女連続殺人、夢遊病、昆虫テレパシー、チンパンジー看護師、ウジ虫増し増し
色んな要素を出してその点と点を結んで線にする……ことは最後までなかった
それぞれの点を巨大化させるだけさ
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.7

憎しみから生まれた恋

シェイクスピアの戯曲を現代風にアレンジした作品
敵対するマフィアの家に生まれた男女の世にも哀れな純愛物語
何度も映画化されている作品かつ、こちらのバージョンはけっこう評価されて
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.2

「さあ、お薬の時間よ」

うわぁーーーーーー‼️
これは、これは超絶好みの映画やないかーい❗️
様々な疾患が文字列として羅列されるオープニングから1分余りで感情を無茶苦茶に揺り動かすエンディングまで
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「逆に聞きたい 僕は誰なんだ」

キャラクターを創り出せない男
キャラクターを認識できない男
自分の中にアイツが入っていき、アイツの中に自分が入っていく
依存的な"共同"制作は傑作を生み出し、美しき殺
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