タカさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

タカ

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映画(890)
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.5

怯えと恐怖と不安と……もたらされる快楽

幼少期から偏向的サディズム志向を持った殺人鬼
度重なる動物虐待
母親をナイフでめった刺し
行きずりの家で女性を銃殺
10年間の服役を経て釈放された、その当日に
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学校の怪談(1995年製作の映画)

-

一生観返す映画、一生付き合う映画
あなたにとってそんな映画はありますか?

映画が面白いのは
どんな作品でも何かを感じ、何かを考えてしまうそういうところ。
時にはマイナスの感情を抱きながらも、それは確
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

-

生きている不思議 死んでいく不思議

生と死、有と無
トンネルを隔ててまるっきり変わる世界
明るい光の中、急に影が差し込み、夕闇に落ちていくのは世界が変わったしるしだろう。
コチラの"生"はアチラの"
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.7

だまされない、絶対にだまされない

1997年に韓国で起こった通貨危機
韓国銀行の通貨政策チーム、ノンバンク出身コンサルタント、町工場の経営者
三つの視点でストーリーを展開していく。

史実に基づいた
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VETERAN ヴェテラン(2019年製作の映画)

3.3

「戦地にいる時の方がイキイキしてたんだぜ!」

一線を退いた退役軍人が現役時代さながらに麻薬ジャンキーたちと凄惨な戦いを繰り広げる。
そのプロットにはワクワクさせられるのだけど…
終始バーの薄暗闇で繰
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ロード・インフェルノ(2019年製作の映画)

4.3

「謝罪のタイミングを逃した…」

えっ、えっ、えっっっーー‼️
なんじゃコレ❗️
最悪にして最高の映画を観てしまった。
いや、もう…… 追い詰め方が、すげぇ
常に手に汗握るドキドキ感よ
優に正常値を超
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.9

反撃ののろしが今、"揚がる"

落ちこぼれの麻薬捜査班が張り込みのためにチキン店を開業するというとんでもストーリー
刑事としてのプライドとチキン店を繁盛させる欲望が入り混じっていくのが面白い🤣
韓国の
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.9

Talk about a dream , Try make it real

もう子供じゃない。一人前の男だ!
作家になるという夢を持ちながらも父親の意思決定が絶対の家庭環境
不満を募らせながら、それ
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パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

4.0

パージには裏のルールがある。"誰も救うな"

救われるための夜に誰も救われないってのは何たる皮肉なんでしょう。
いったい誰のための浄化なのか
その一夜に仕掛けられた大きな思惑にムカっとしながら前作以上
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キラーソファ(2019年製作の映画)

3.2

「私には男性を魅きつける何かがあるの❗️」

はい!フランチェスカさんOUT〜❗️
歩くだけで男性がすり寄ってくるぐらいの分かりやすさだったら良いけど、ダメンズに付き纏われてるだけなのに言い切っちゃう
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モルグ 死霊病棟(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

自分で撒いた種は自分で刈り取るもの

あぁ何てステキなお化け屋敷ホラー
大音量のビックリ音、突然姿を現す奴ら、暗闇に浮かび上がる存在
ひたすらにこちらを驚かすためだけに散りばめられた演出は好き👍
心臓
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ゲット・イン(2019年製作の映画)

3.4

生命の権利、自由の権利、所有の権利

御大層にジョン・ロックの権利論を持ち出し、人種差別問題も匂わせてくるのだから、さぞかしメッセージ性の深い作品なのかなと思わせてくる。ただ実際は足のつくプールぐらい
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デンジャー・クロース 極限着弾(2019年製作の映画)

3.7

放たれる砲弾とそこに乗せられた意志

ベトナム戦争の戦火
激しい攻防は命のつばぜり合い
四方を敵に囲まれた絶対絶命の状況
このままだと全滅だ。どうすればいい?

ーーデンジャークロースーー
唯一にして
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XX(2017年製作の映画)

3.2

4人の女性監督が描くオムニバスホラー

「The box」
箱の中身はなんだろな??
それを見た日を境にして、始まる断食生活
デトックスのために始めたのかなと思ったら、どんどん衰弱していくやん。
頬の
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ネバー・ダイ(2018年製作の映画)

2.5

そして戦う、誰かの命のために…

ダメだーーーーーー❗️
開始20分ほどからまっっったく状況が動かない。
もう絶望的なほどにうんともすんとも動かない。
まとめたら10分で収まる内容を105分に何とか引
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サモン・ザ・ダークネス(2019年製作の映画)

3.3

「真実は闇に隠れてる」

アレクシス、バル、ビバリーの3人組
ヘビメタのライブに向かう彼女達は車中で他愛もない会話で盛り上がる。
楽しさに満ち溢れた車中
その空気を切り裂くようにラジオから流れるのは不
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

-

「昔ながらのハンマーが一番さ。」

出だしから徹底した不気味な演出
墓荒らしが出たことを伝えるラジオニュースと悪趣味爆発モニュメント!
これから若者5人に待ち受けるものにドキドキ
一気に緊張状態にさせ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

「2人で20号線をあてもなく走り続けたい」

次々と流れる音楽に耳が酔いしれ、ド派手なカーアクションに目を奪われ、息つかせぬアップダウンストーリーに心が躍る。
最っっ高にクール❗️

iPodから流れ
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デスマッチ 檻の中の拳闘(2018年製作の映画)

2.7

「どれだけ愛情が注がれたか。それが肝心だ。」

度重なる拳闘シーン、容赦のないバイオレンス描写から感じる男臭さーー
そういうものを期待していたのですが……

ぜんっぜん檻の中で闘わへんやん❗️
デスマ
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

「The Band❗️」

曲、歌、ダンス、爆発、銃撃、カーチェイス、コメディ
すべてがすべて圧倒的爆発力❗️
てんこ盛りバンバンのやり過ぎ感を楽しむ勢いMAX映画
観ているだけでこれほど気分を上げて
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

「これは誰かの記憶……実際の出来事よ」

世界観という魔法
そこまで凝ったストーリー展開ではないのに目を向け続けてしまう不思議
前作に引き続き、混沌と喧騒にまみれた街並みは健在で退廃的な空気感を醸し出
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

「雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。」

黒を基調としたノワール的な雰囲気
乱雑に置かれた建物から発せられる光は星空のようにキラキラ輝くのではなく、仄かな陰りを見せた妖しい輝き
明るく照らす自らの役割
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.5

「"ビーンバッグ"は永遠だ❗️」

お下劣だ…思ったよりお下劣だ。
タイミングが良くなかったのかな。
ティモシー・シャラメ&フローレンス・ピューと一緒にパリで優雅にブランチを楽しんでいる気分の中で鑑賞
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

"I've had lots of troubles,so I write jolly tales."

個性たっぷりで価値観が異なる4姉妹
決して裕福ではないけれど、従軍牧師の父と家を守る母の教えを
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がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)

4.0

「もう、パパなしじゃダメ。」

知的障害を抱えたチョルスと白血病を患う娘セッピョル
離れ離れで暮らしていた二人が初めて顔を合わせることの衝撃
第一印象は最悪
娘からお菓子を奪う親とは…なかなかに。
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

Happy Halloween‼️

ハロウィンの夜
若者6人は"究極のお化け屋敷"というチラシにつられ、誘われるように寂れた郊外のアトラクションに身を投じる。
奥へ進むにつれて感じる違和感
その実態
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長沙里9.15(2019年製作の映画)

3.8

いつかは時代も変わる。

38度線を隔てて、繰り広げられた同一民族の戦争
かつての同志、血縁者にも銃口を向けなければならない残酷さ
現場にいるものはただただこの争いの終結を思い、いつか実現する未来へ心
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クラウン(2014年製作の映画)

-

喜劇が悲劇に変わる時…

息子の誕生日、子供を喜ばせるために身につけた道化師の衣装
サプライズで登場して伝えた祝福は大好評
笑顔が溢れ、大盛り上がりのうちに幕を閉じたかのように思えたのに…
どうしても
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.1

「育て方が悪かったのかしら?」

そうじゃないんだよなー
自分の型に押し当てはめる。
そこから少しでもハミ出てしまったら、
知らない一面が少しでも垣間見えれば、
育て方が悪かったの一言
そんな単純なも
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イントゥ・ザ・ブルー2(2009年製作の映画)

3.0

「世界の海には今もーー60億ドルもの財宝が眠っている。」part2

サメが出ません🦈🙅‍♂️

イントゥ・ザ・ブルー(2005年製作の映画)

3.5

「世界の海には今もーー60億ドルもの財宝が眠っている。」

海底に眠るお宝くらいに眠らせていたレビューの下書き
なぜ、こんなに眠らせちゃったのかな
溜まっていたものは今日で掃き出してしまいます。

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デッド・フレンド・リクエスト(2016年製作の映画)

3.5

「何で友達申請を承認したの❗️」

そんなこと言ったってしょうがないじゃないか!
最初はあなたの異常性に気づかなかったから。
いやはや、渡る世間は魔女ばかりだなぁ

SNSに取り憑かれた現代社会のアン
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

4.0

「まだ分からない?"極悪人"は私」

タネも仕掛けもない過激ホームアローン
退場していく様が容赦ない痛グロはモロ好み❗️
一見、普通のイケてるティーンエイジャーたちが実はカルト儀式に興じてるなんて…
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ホステル(2005年製作の映画)

4.0

「では、君の本性は?」

パッケージを見て+チラホラ傍聞く限りの情報だとかなりのゴア拷問映画
その時点で不安しかなかった。
これだけスプラッター映画のレビュー上げておいてなんですが、一定を超えた人体損
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タッカー(1988年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

近づきすぎると、"夢"に感染する。

軽快な音楽とともに勢いが溢れる冒頭
タッカーはいつでも前向きで陽気
軍需工場を営んで戦争をくぐり抜け、
次に目を向けるは戦後の新しい時代にふさわしい自家用車の生産
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蜘蛛女のキス(1985年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

愛が私をもてあそぶなら、私が愛をもてあそぶ。

自分自身の糸に絡め取られて、自由を謳歌できない蜘蛛女
糸を断ち切るのは"愛"
立場も思想も関係なく、愛の力のみに突き動かされる。
これまでに愛した、たっ
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