おさるさんの映画レビュー・感想・評価

おさる

おさる

映画(213)
ドラマ(0)
アニメ(0)

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

オッペンハイマーに憑依し、追体験する映画。

原爆の悲惨さを正面から描いていない、という批判もあるようだが、主人公が直接見てないものは描かない、という最近の大河ドラマでもみられるスタンスと捉えれば納得
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

一度見たら忘れられない造形、異常性溢れる残酷文化、鬼舞辻無惨のような圧倒的パワハラとその連鎖。
そんなハルコンネン家が好き。
皇帝よりよほどキャラが立ってる。

そこはかとなく感じるナウシカテイストも
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.5

第1作は観たはずだけど忘却のかなたの状態で鑑賞。
けどほどよく過去が補完されるので、大丈夫、ついていける。

ベテランエースが若者たちからおじさん扱いされながら、徐々に打ち解け、超一流に育て上げる。
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

初回は飛行機内鑑賞、パート2公開に備えて2度目の鑑賞。

初見の印象はクソ真面目なスターウォーズ。しかし鑑賞後に知ったけど、原作はスターウォーズより前とのことで納得。

独特の世界観も、各陣営の複雑な
>>続きを読む

風に立つライオン(2015年製作の映画)

3.5

実話ベースのさだまさしの歌がベース、という理解であってる?

治しても治しても戦場に戻ってしまう現地の人々の悲しい現実。
「頑張れー!」の真の意味が分かり、笑顔の裏の苦しみが胸に刺さる。

真木ようこ
>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.2

原作未読。TVアニメは鑑賞済み。

これは研磨の物語。
けど個人的には隠れた人気キャラ、山口くんが登場するだけでグッとくる。きっと観る人それぞれで感涙ポイントは違うんでしょう。それがハイキューの魅力で
>>続きを読む

おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)

3.1

デブゴン後日譚的なお話。

ストーリーはいたってシンプル。かつての英雄×認知症という骨格ありきなので、シャープにしたら80分くらいにもできそう。
けど、「そうだったらいいのにな」の展開はストレスなく、
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

アリ・アスター監督のインタビューで「音で脅かすようなホラーは作らない」に共感してついに鑑賞。

確かに。ホラーのようでコメディのようでもあり、ノージャンルの不思議な感覚。
クマ、、そんな使われ方とは、
>>続きを読む

聖の青春(2016年製作の映画)

3.5

月下の騎士、3月のライオン、盤上の向日葵、、、いろいろある将棋もの。
プロ騎士のエネルギーの削りあいと狂気は常人の想像を遥かに超える。この作品でもまた思う。

そこに羽生善治がいたから命を削って闘った
>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.3

間を味わう映画、でしょうか。

背景説明一切なし、セリフも最低限。事前情報見てなかったら、いつの時代のどこの話かも分からなかった予感。
説明がなさすぎて冒頭、数分間は観る映画間違えたのかと思った。
>>続きを読む

ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション(2015年製作の映画)

3.2

ほぼ毎週のハンガーゲーム連チャンもこれにて最終回。ちょっとだけ感慨深い。

本格的戦争になったらカットニス姐さんはプロポ以外出番ないじゃん!って思ってたら、しっかりハンガーゲーム要素を取り入れて迎撃し
>>続きを読む

ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス(2014年製作の映画)

3.1

展開上、仕方ないかもしれないけど、ハンガーゲームはどこへやら。すっかり国家反逆モノになりました。
デスゲームではなくプロパガンダ合戦になるところは、わりと現代的な戦争の姿なのかも。

完結編直前あるあ
>>続きを読む

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)

3.5

単なるデスゲームから、国家への反乱にスケールが拡大。じわじわ広がる民衆の反応に不覚にもウルッと来た。

周りの大きすぎる期待に戸惑いながら、本人の意思に関わらず反乱のリーダーに祭り上げられる様は、まる
>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.3

思った以上にミュージカルだった、、、

設定が非人道的!って若干引き気味で観てたけど、普通の実写じゃなくて絵本のノリに切り替えて観なきゃいけない世界観でしたね。

チョコ作りの特殊能力の謎とか、ウンパ
>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.0

最終章と言いつつ、思った以上にガッツリ過去編でした。

不殺の誓いを立てる前のお話なので、冒頭から血しぶきスプラッシュ祭り。剣心ファンであるほど目を背けたくなる展開かも。

(2020年製作の映画)

3.3

偶然の連続も、都合のいい展開(他者の不幸)も、だって「糸」だからね、で説明がつく最強設定。

って明らかな感動作に素直に感動できなくなったのは、歳とってひねくれすぎてしまったからでしょうか。

小松菜
>>続きを読む

ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.7

上級国民の娯楽として、下層国民の命を弄ぶと言えば、やっぱり思い出すのはカイジ。

違うのは国民の反乱という要素があることと、聴衆を味方につけると有利になるというセルフプロデュースの力量が問われるところ
>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.8

エニグマ解読の物語であり、コンピュータの始まりの物語であり、当時の同性愛者の悲劇の物語であり、、、込められたプロットが多すぎだけど、結局はこれが1人の天才の人生の物語であることがすごい。

アラン・チ
>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.0

原作も映画前作の記憶も曖昧なまま鑑賞。

結婚してたんだね。
個人的復讐でここまでやりますかー。

アクションが見せ場だし、相変わらず迫力あるとは思うけど、ワイヤーアクションはちょっと違うなー。

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.3

原題はDer untergang=没落
邦題からはヒトラー密着のストーリーを予想させるが、必ずしもそうではない。
トップの周りにイエスマンばかり置いた組織、国家の末路。

末期のヒトラーから描かれるの
>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.2

すべては娘のために!

意義は分かるんだけど、そのための手段に共感できず。再婚相手の選び方間違えると不幸の極み。男選びの才がリカさんにはあったってことでしょうか。

先生が生徒の家庭環境を他の生徒に明
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

そちらがサーチする側でしたか!と、まずはジャブのサプライズ。
そこからは誰が敵か味方か二転三転。
ティーンによるデジタルツールの使いこなしも爆速すぎてついていけないけど、まぁなんとなく分かればok。
>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.0

歴史好きだけど、それゆえにこの年齢になると、大河ドラマも含めて戦国三英傑はもう食傷気味。
というわけで劇場公開時は食指が動かなかった本作を配信にてやっと鑑賞。

出会いはサイアク、だけどなぜか気になる
>>続きを読む

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.0

鑑賞日から日が空きすぎたので記録用。

ウォーキングデッドに慣れすぎたゾンビ脳にはちょうど良い箸休め。
けど速いゾンビは嫌だなー。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

鑑賞日から日が空きすぎたので記録用。

スティーブン・スピルバーグの自伝と言うより、フェイブルマン家の物語。鑑賞後にタイトルの理由がよく分かる。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

鑑賞日から日が空きすぎたので記録用。

すーずめっ!の声が耳に残る。
ほぼ椅子の姿で過ごすイケメンの無駄遣いがよい。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

サイコスリラー的、あるいはオカルト的なお話かと思って観てたら全然違った。

罪悪感なく異物を排除したがる社会と、社会から隔離されて育ち、ただ自分好きなことをして暮らしていたい女性が、男性の変死体事件を
>>続きを読む

アロハ(2015年製作の映画)

3.0

キャメロンクロウ好き!と言い始めて20数年。
意外とペニーレインくらいしか観てないことに気づく。

というわけで見逃していたアロハを鑑賞。

主人公と少尉の関係、そこにハワイの自然と文化というエッセン
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.4

スパイダーマン×マルチバースで遊び尽くす感じが楽しい。
スパイダーマン世界内におけるアベンジャーズ感よ。

絵柄はユニークでアート的で面白くはあるけど、映画として観るには個人的にはちょっと見づらい。

怪物(2023年製作の映画)

3.3

怪物だーれだ!

観るまでは違う人が怪物なんだと思ってた。

そうか、そういうことですか。

けどどういうことか、観終わってもよく分かってない。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.2

まぁファンならば、という感じ。
相変わらずのおどろおどろしい雰囲気は好き。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

まさかゴジラで泣かされるとは、、、

シンゴジラもモナークゴジラも好きだけど、個人的には圧倒的に正しいゴジラの使用法。人間を描いてこそだなぁと。

こうなって欲しいなーと想像した展開ではあったかもしれ
>>続きを読む

リボルバー(2005年製作の映画)

2.5

なんかいつもと違うことやってみたくて作ってみた?
軽快さもユーモアも痛快なサプライズもなく、延々続く憂鬱な展開に早送りしたくなる衝動との戦い。何を描きたかったのかよく分からず。

良かったことは「あと
>>続きを読む

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.0

自分探し、歴史の謎解き、権威への挑戦、家族の絆、、、いろいろ詰まった108分。
情熱と狂気の狭間を描いたとも言える。

スピリチュアル要素が実際はどうだったのか気になるところだけど、明らかに実話の部分
>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.5

パート1より終始楽しげに進行。ラスボスがポップだったからかな。
こんな感じでいいんです。

女ボスは相変わらずクズだったけど、義侠心に溢れるチームメンバーを見ると、人選びのセンスは長けていたと見える(
>>続きを読む

>|