世界の半分は書物の中にあるさんの映画レビュー・感想・評価

世界の半分は書物の中にある

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天気の子(2019年製作の映画)

2.2

小学生の娘が観たいというので映画館で鑑賞。新海監督らしい思春期の純情と青々しさを美しく描き切ったラノベ的作品でした。

実際に大雨で街が浸水したら、泥と汚物があふれ出し、あんな美しい世界にはならないぞ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.8

人間より知力体力にすぐれ、理性徳性を備え、一個の意思を持って行動できる人造人間が実現したとき、人類がそれを制御できるかと言うとおそらくできなくて、ブレードランナー的世界が到来するのだろうなと思う。>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.5

美しい雨の描写。胸を打つ切ないストーリー。万葉集と靴職人という小道具。青春の上澄みをさらに高機能な濾過器でこしとったようなものすごい透明感。なるほど、和製アニメ映画の新時代を感じさせる作品でした。>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.1

「家族愛」や「自我の芽生え」がテーマなのかな。夏に飲むアイスレモンティーのような甘みと苦味と透明感のある作品でした。

主人公のくんちゃんの一挙一動が最高に可愛くて、イモムシのように丸まって寝ている姿
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クリープ(2014年製作の映画)

3.6

低予算ながらよく出来た作品でした。ジグソウのようなインテリサイコも怖いけど、本作のような変態ストーカーも大概怖い。どっちが嫌かと言われると…、悩むところだ。

誰か「インテリサイコvs変態ストーカー」
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.5

昔『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』ってファミコンソフトにハマったよなぁと感慨にふけりながら鑑賞。

上記のファミコンさながらに怪獣相手にコングが大暴れする本作。コングの肉弾戦がかっこよすぎです
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トールマン(2012年製作の映画)

3.1

山奥の寂れた炭鉱町で子どもの失踪事件が多発。行方は杳として知れず、事件はいつしか怪人トールマンの仕業だと噂されるようになる。

異形の殺人鬼が暴れ回るホラー映画かなと思って観はじめたら、思いがけずミス
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.2

未開の先住民がアマゾンの森林開発のために虐殺されている事に抗議活動するため学生活動家たちが現地に乗り込むと、飛行機が墜落し食人族に囚われてしまう話。

『ホステル』の系譜に連なる痛い系ホラーを、カニバ
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ストレンジャーズ/戦慄の訪問者(2008年製作の映画)

4.3

布団を被って目を覆いながら、でも見ちゃう映画。心臓ドキドキさせながら。とにかく雰囲気が良い。ホラー映画はこうでなくては!おススメです。

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.4

子供の頃、歴代仮面ライダーの中にあってライダーマンが嫌いだった。フック船長みたいに手が鉤爪なのもダサかったが、何より口元が仮面で覆われておらず人間そのままなのが嫌だった。非人間的な力を持つヒーローは、>>続きを読む

グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

想像してたのとは若干違ったけど、静かに怖い話だった。

母親を監禁しているところに、人が訪ねてくるって辺りのバレそうでバレない緊張感が良いね。「ミザリー」だとあそこで訪問者を殺してしまうのだけれど、本
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

この映画はまず何よりキャスティングが良い!

博識で雄弁ながらイかれた無頼漢のタイラー・ダーデン(ブラピ)と神経質で屈折した性格の主人公・僕(ノートン)。どちらも本当にハマリ役で、たとえリメイクされた
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.2

まず何より脚本がいい!総じてピクサーには練られた脚本の作品が多いけれど、本作はとりわけ良かった!

サスペンス物としても良く出来ているし、伏線の張り方やその回収の仕方は見事。主人公の成功と挫折、そこか
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

4.4

「あ、コレ観たことあるな」と途中で気づいたのは、浸水して先が見えない通路を潜って進むシーン。追い迫るモンスターの魔手。しかし水の中で襲われたら反撃のしようもない。進むが吉か、残るが吉か?

概して名作
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