HarukaNakazawaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

HarukaNakazawa

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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.4

エクステンションテーブル置いてるのが良いよなぁ。完全にお一人様と決め切ってない心持ちが伝わってくる。ご馳走する時の多田くんの野暮ったいセーターにも人物像が表れる。
年齢と、意図せず性的に見られる経験に
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犬王(2021年製作の映画)

3.7

ショービズを観たくなるアニメ。2022年から見ると懐かしさのある演出ではあるものの「ライブって、舞台って楽しいよね」というメッセージが伝わってくる。犬王の公演アニメーションが毎回いいんだよなぁ。イノセ>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

過去作を大事にした2作目っていいなぁ。セットで観てよかった!ペニーを乗せたツーリング前後、マーヴェリックのパイロット人生の悲喜交々を感じて、豊かに年を重ねていくことが楽しみになる。ストーリーの起伏をト>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.5

マーヴェリックが援護に出た直後の飛行映像が1番好きかも。肉体美サービスタイム(?)のビーチバレーシーン、結構長尺で面白い。

オールド(2021年製作の映画)

3.5

やっぱシャマランの脚本面白くて好き。ハプニングみたいな超常現象シリーズ。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

若い頃に一度は観て、男だけでなく女も内在化している男尊女卑に気づいてほしい。どうか女にも、安心して酔える世界が、卑猥な冗談を投げつけられない世界が来ますように。序盤15分ぐらいは嫌な男の詰め合わせって>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.6

良夫の選択や至らなさ、見ていてずっとずっと苦しい。警官の友人がなぜ行政のセーフティーネットを教えてやらないのか。

ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)

3.6

自然派の妻との、子を巡る攻防。ミナの慈愛に満ちた眼をみると、愛ゆえの行動だとは分かるものの、コミュニケーションが成り立たない結果、悲劇が起きる。大なり小なり、パートナー間で思想は違うものだけど、子の健>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.5

中学2年生のウニの視点で描かれる、男尊女卑が色濃い1994年の韓国。一度は難を逃れたと思った橋の崩落事故が、ラストでもう一度インパクトを与えてくる。

スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.4

なんといっても、レボックによる頭爆破が見所。スキャンを音と顔芸で表現してて、画面が単調なのに面白かった。これめちゃくちゃ続編あるねんな。

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.2

心優しい親友と、関係が冷えた(けど愛はある)妻との対比が面白い。死を目前にして、ちょっとやんちゃしてから猫のように去るリチャード。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.6

受け入れ難い困難を、受容していく話。毎朝の「課題」での怒りや苦しみがない混ぜになった叫びは、誰しも自分の人生での出来事を重ねてしまうのでは。
「エール!」と同じように、振動で音楽を感じる場面があった。
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エール!(2014年製作の映画)

3.4

ポーラが歌い出すと同時に、ペリエ一家が身を置く無音の世界になる演出は、シンプルだけど身に迫るものがあった。
お母さんの「この子には聾唖の感覚がないのだと泣いた」という台詞、そういう考え方もあるのかと。
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.4

栗まんじゅうになってた。これはこれで楽しめたんだけど、「任侠映画」ではないのでは?

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.2

面白脚本。1作目よりも話の筋に重きを置いてるから、カメラワークは侵入序盤がピークかも。フェニックス、おじいさんの過去の所業を知らずに育って欲しい。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

これ好き。ステーヴィーの気分と連動するサントラの使い方は、観てる方の気分も上がる!時間経過を表すパーティーの継ぎはぎカットがおしゃれで、レイの存在と、言葉少なな兄の台詞もいい塩梅。

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.8

悪魔のような子と母の話。
子を望まなかった母に愛して欲しかった、というのは分かるが数々の所業は親として耐え難いし、幼児の頃の異常さは別格でしょ…。

エヴァの心理の映像表現と、ティルダの抑えた演技が見
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.3

一個人の生活にフォーカスする事で、許されざる事件の非道さ、不条理さ、根深い人種差別がより伝わるのはわかる。し、こうして映画にする意義ももちろんある。
けどきれいにまとまりすぎている感があった(描写も展
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ウェディング・シンガー(1998年製作の映画)

3.7

胸があったかくなるピュアラブコメディ!「アイスクリームは元気が出る🍨」

劇中でビリーが披露する自作の歌も妙にいいし、ジュリアがロック好きな事にも要所要所で説得力を持たせてる。笑顔が超キュートなドリュ
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.0

博士のキャラ造形と、カツローの折れなさがアクセント。というかカツローしか喋れへんからなぁ。発想は只々キモいが描写は控えめ。

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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コントロールされたような動き方、どうやって習得してるんだろう。
また観る機会があるかわからないけど、一定の語り口と動きのせいか寝てしまった…抑制された画面の中で、異質な殴られる子アザラシ、水俣病が記憶
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.6

描写は控えめなのに、精神的にくるかなりの胸糞映画(虚構だけど、虚構も現実)。一度災難が去った後の長回しが効いている。

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.7

オープニングの喧嘩も決闘も、踊りにしていたとこが1番好きかも。「クレイジー・ボーイ」の、天井の低い駐車場で重心を低くした振りも格好良かった。

おままごとのような婚礼ごっこが、可愛くもあり悲しくもあり
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.7

やっぱり大画面でミュージカル見るの楽しい〜!あとヒロインの歌声がいい。

移民と白人貧困層の対立をメインに、女性の権利も少し描かれる。メッセンジャー的な役割がある性同一性障害の子の描き方は半端というか
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.7

コーヒーと煙草と各々の時間。居心地の悪さを感じた側が先に去る、ディスコミュニケーション短編が1番多い?
ロベルト・ベニーニの「変な出会い」が浮世離れしてて好き。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.5

なんて多幸感のある雨の中のキス…。3人それぞれのキャラクターが立っていて、演者に当て書きしたように(してるのか?)見えるぐらいぴったり。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

テンポの良い脚本だった! 金の亡者になった社長の短慮や横暴さの根拠と、細かなリアリティが弱いけど、主人公の動機〜行動の一貫性が綺麗だったな。ただそこにいるだけで華があるオルガ・キュリレンコの存在感も見>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.8

本当に他者とのコミュニケーションと空気の変化を現前させるのが上手い……。第一話で語られる魔法のようなひと時の短編集。

ガール・イン・ザ・ベースメント(2021年製作の映画)

3.5

フリッツル事件を下敷きにした話。ジャド・ネルソンが胸糞悪すぎる父親として適役すぎる…。特殊メイクやステファニー・スコットの表情もよくて、20年重ねてきた辛苦の体現は胸に迫るものがあった。

Mr.タスク(2014年製作の映画)

2.5

人をセイウチにしたいサイコお爺さんの話。人間セイウチとコンビニ店員だけ見て、その他は音声だけ聞いてたらいいぐらい。食欲無くしたい時に観るといい。

バハールの涙(2018年製作の映画)

3.7

クルド人であるバハールの地獄を追体験する前半。「人生で最も大事な30mよ」の重み。

RENT/レント(2005年製作の映画)

3.5

90年代のNYとエイズと愛と麻薬。エンジェルとトムのカップルのあり方が美しい。舞台で歌聴きたいな。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

衣装や建物・乗り物諸々のデザインが贅沢できれい。観やすいし、「メッセージ」でも感じた雰囲気があったけど、ホドロフスキーの事を考えてしまうと印象に残るパンチがなかった……。

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.7

叔父さんの眉毛のセットとか、意図した(?)可笑しさが見所では。「何も知らないのに......天性ですね!?」の台詞もピュアで面白可愛かった。
襦袢の上に道行着てるっぽいシーンとか、監修入れなかったのか
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