achsoさんの映画レビュー・感想・評価

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ヴィクトリア朝のスチームパンク、不協和音と脳/身体のちぐはぐさ、観察的なカメラワークと魚眼レンズの画角、モノクロからひらいた先の色鮮やかな世界、冒険と発見のうちにひろがる語彙と意思。

女性として死に
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.1

ぜんぶがわかって4人が集まる場面の、会話劇としてのおもしろさ!

奈衣瑠ちゃんも猫も可愛い。

リトル・ガール(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

医師の前で大粒の涙を抱える瞳と、学校でも女の子でいられると言われて微笑みながらゆれる瞳。誰になんて言われようと、という言葉が持つ柔らかさと、ふわふわのチュチュやさらさら音を立てるサテンのリボンの遠い心>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

4人の生活は誰も知らないものではなくて、きっと周りの誰もがどこかで気づいていて、でも知らないふりをして縁のふちだけで触れ続けていたものだったんだと思う。(それはあの優しいコンビニの人たちも大家の夫婦も>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

Switch shoes to the wrong feet.

いつだってなりたかった自分に繋がっていて、でもそれは実はwanted to beじゃなくてbe like that somewhere
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

熱にうかされて眠るときの夢みたいだな、と思った。

全体で誰が何をするお話なのか、じゃなくて、場面ばめんで眞人がどう生きるか、なのかもしれない。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

-

終始胸くそが悪かったのは皮肉を通り越したチープな演出のせいじゃなくて話をしようとしても聞く耳を持たない、目の前の事実から目を逸らす、危機に対して感情をあらわにすることを嘲笑する気持ち悪い社会を顔面にぶ>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

3.9

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シンデレラの上映、途中で怖くなって閉じるシーン。真帆は怖いっていう気持ちを持つことを肯定する。
声に出そうが出さまいが、それでいいよって言ってくれる存在は素敵だなと思う。

大学での出来事(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

変わらない画角に余計息が苦しくなった。

24分間で大事な人を何人も失うなんて耐えられない。

暮れる(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

映画祭に向けて字幕を作成するために。


犬の散歩をするニート生活。本をひらいたりとじたりして寝転ぶ昼間。ばあちゃんとの暮らし。謎の腹痛が生活を変えるわけでもなく、淡々と確実に場面が進む。


「俺も
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

たぶん逆張りで観てなかった。

遡る系のお話はこれが二回目。ハスキーボイスいいなあ!

うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.0

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2人が浅野いにおすぎてびっくりした。プンプンが読みたくなった。

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

終始わくわくを諦めない映画。つくるっていいなと思えた。

犬猿(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

おもしろおかしく笑う姉妹格差の話かと思ったら、兄弟姉妹喧嘩の恨み羨みがつまってた。

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.9

若さゆえじゃ許されない無邪気さに傷つけられた子たちはたくさんいるんだろうな、と思う。

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

5.0

制作がドイツなのが、前2作と違う点らしい。今度はドイツ語字幕で観たい。

この時代を描いた作品が出続けるかぎりは、きちんと見続けたいと思う。

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.0

高速バスで観る映画じゃなかった。

一人ひとりの事情をまとめて観るから気分が悪くなるけど、個々の話だけ見ればきっとワイドショーでよく見る話なんだろうなって思った。

平凡な女の子でも、二階堂ふみは綺麗
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私の親友、アンネ・フランク(2021年製作の映画)

3.0

『アンネの日記』を読むならこれも観てほしいし、これを観るなら『アンネの日記』も読んで欲しい。
きっとどちらも真実で、どちらも主観的で偏った記憶なんだと思う。

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