芥川の「藪の中」だった。
3つのパートから成り立つけど、同じ場面でも受け取る人の視点次第で、こんなに変わるのかと。
怪物の意味が分かると、「ああ!」となると同時に、ラストが切ない。
綾野剛さんは、本当に狂った役が似合うなぁ。
スタイリッシュな、令和のMADdogいけるわ。
不思議な作品だった。
ロバの視点で語られてるので、所々に出てくる人間たちのエピソードのその後が語られない。
しかし、それ故にある意味寓話的作品。
映像は美しかった。
後の日本で色々な西部劇が描かれてるけど、その元ネタをあちこちに発見して、「これかぁ!!」。
どっかで見たような顔が居るなぁ…?と思ったら、やっぱりハンフリー・ボガートだった!
wikiを観ると、これがデビュー作だとか。
若いなぁー。