QMさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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青い車(2004年製作の映画)

3.3

原作が好きで、
いつか映画も観てみたいと思ってた。

俯瞰じみた冷たい視点が無いのも、
過去を描く物語も、
原作とどこか違う感じがした。

雑誌「アイデア」や当時刊行されていたバックナンバー総編集版、
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きみのゆびさき(2006年製作の映画)

3.6

・その一言で一気に分かった。
・言わせたいこと(セリフ)があったのかな?と同監督のなかでは一番感じた。
・堀北真希ってこんな顔なんだぁ
・制服姿の黒木メイサをパンツスタイルにしたのがナイスチョイス

汚れた血(1986年製作の映画)

4.0

友人に勧められて随分と経ってしまった。
やっと「Modern Love」のあのシーンを観ることができた。

ビジュアルもセリフも
うっとりするほどかっこいい。
黒や暗がりに映える赤や青や黄色の美しいこ
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ペタル ダンス(2012年製作の映画)

4.3

映画やグラフィックデザインに興味を持ち始めた頃、映画のチラシをたくさん集めていてその中でも気に入っていたものの一つがこの映画のビジュアルだった。洗練されていて、美しいのだけど、どこかグレーで鈍いなって>>続きを読む

tokyo.sora(2001年製作の映画)

3.6

あまり納得できない点はあるけど、
ヨーコとユキがさらけ出し、互いの存在を認め合うあの解放の場面があって本当に良かった。

個人的にはシャープな絵の方が好きだけど、
この質感を選んだのにはどんなわけがあ
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オースティン・パワーズ ゴールドメンバー(2002年製作の映画)

4.0

子どもの頃(幼稚園くらいかしら?)に恐らく何と解らずビデオで数回観ていて、尿検査のシーンや影で大ごとに見えちゃうシーンなどフワフワとは覚えていたけど、ずっっと何の映画かわからなかったけどようやくわかっ>>続きを読む

遠雷(1981年製作の映画)

3.8

友人が観たのを知ったか、
勧めてもらったか…。

団地のそばでビニールハウスでのトマト栽培を行う男の物語。
若者は奔放に、でも実直に働きながら生きていて、その生き様を過去にそうだったであろう老いてゆく
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.5

戦争に関する報道の多いこの時期だからこそ観てみるきっかけになるかなぁと。

想像していたよりも男女の恋愛の軸があって、それが戦争によって断ち切られてしまう話だった。
一番心に残ったのは、
当時の各国の
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人生の走馬灯が大充実だなぁ。
たくさんのんびりしつつ、
最後まで作品を作り続けてほしい。

ママボーイ(2022年製作の映画)

3.9

アーヴィン・チェンの過去作『台北の朝、僕は恋をする』が大好きな映画で、その監督の最新作ということで映画館へ。

『台北の朝、〜』の時の軽やかさ、明快さはありつつも、
物語の奥行き(恋愛関係の立場の違い
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

推しが勧めてくれて観た映画。

全部PCやモバイル機器の画面のみで物語が展開するけど、
意外と内容もしっかり理解できて、
この方法で映画を取り切ったことに大拍手だなぁ。

文字情報の翻訳する部分としな
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.9

今年は岩井俊二の映画を色々振り返りたい季節。

この映画は初見。
演者の演技が特に素晴らしい映画でそこを楽しんだ。
性を発散していない(いや、だからこそダダ漏れているという考え方も)
福山雅治が個人的
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

最高!!
自分の語彙力では表現できない圧倒的な映画。
後編が1年後だなんて。

東映版スパイダーマンいましたか?
自分は見つけられませんでした。

怪物(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

物語が一つの時間軸で描かれて理解をして、(実は)物語がどんどんと複合的に、多角的になっていく。
そのことが映画としてはとても魅力的でおもしろく感じるし、実生活においてもそれぞれの人生、思い、視点がある
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

最高!

オープニングのクレジットからあんなにウキウキするとは!
物語と表現技法が合致した最高のアニメーションだった。
スパイダーマンをきちんと観ることができていない自分でも
こんなに楽しめるなんて!
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タイヨウのうた(2006年製作の映画)

3.8

あの頃のYUIをそのまま記録してくれてありがとう。

ブラックマジック M-66(1987年製作の映画)

3.6

アトロクで佐久間さんがマンガ版を紹介していたきっかけで読んだけど、ちょっと自分には分かりにくくて、アニメ版があることを知り、観てみる。

どこか手作り感があるというか、
あぁ、この場面のここの部分に力
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

軽快で分かりやすくて楽しい!

時にルールを犯しながらも、
形になっていないものが
具現化する過程のどきどきや
できたときのきらめきには、
私はグッとくる。

NIKEオフィスのオレンジと水色のライン
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星の子(2020年製作の映画)

3.8

ただ生活にべたりと横たわる宗教がそこにあって、それに対してある客観性や距離感を保ちながらも関わるのは、自分に知識や経験がなくても、リアルに感じられる。
同級生たちの接し方もそうだよなぁと。
大きな出来
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.0

観たの何年振りだったかなぁ?

1回目で観たときから、記憶の改竄してたみたいで、こんな物語だったのかと驚きつつもやっぱりいい。

蒼井優は物語のヒロインすぎて、
鈴木杏は女子高生すぎる

手塚高校文化
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

5作目

タイトルのデザインは一番好みだったり、
最初の方のハラハラから中盤くらいまでは良かったけど、007ならではのハラハラアクションが特に終盤感じられなかったのと、終盤のそれはなんだかなぁと感じる
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.1

4作目。
前作よりは「生」の心地が戻ってきたな。
笑えるシーンもあって(というか前作がピリピリしすぎなのも)

面白い。
思いも寄らないアクションが、
特にオープニングと市街カーチェイスはハラハラだっ
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.3

[1回目]2016年くらい?

やられた、すごいぞ
何だ、このかっこよさ。

上海の格闘シーンの絵の綺麗さ!
すごすぎる…
幾何学的な中に、光るイルミネーションのライトやガラス越しの007。もうしびれ
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.7

砂漠だったなぁ。
その最後で解決したっけ?とは思う。

地名のタイトルの出方は、
タイポグラフィ的に凝ってるなと思う。
(「007シリーズ」デザイン的には
外してこない信頼と安心感)

四月物語(1998年製作の映画)

4.1

私、この映画に出てくる一場面の近くに住めていたんだという喜び、驚き


-
本屋に「NIPPON」てポスターが飾られてて、名取洋之助が関わったプロパガンダ用グラフ誌の広告かな?と思いつつ、既存ビジュア
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.1

ダニエル・クレイグが出演する007シリーズを観てみようと思い立って。

すごく面白くて、とてもリッチ。
アクションシーンのハラハラも、かわるがわるな展開もユニークさや色気もどれもよかった。ラストの展開
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

4.0

ドラマ版も観ていた。

近衛寮の規律が根底にある上での
自由なそれぞれの様が
自分にはできないという諦めも含め
すごく羨ましい。

ドラマ版のほうが終わりはシャープなイメージだけど、こちらの終わりは現
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ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

2.8

どこか「三月のライオン」の心地も感じつつ、(もちろん原作から含め何もかも違うのだけど)うーん、なんか違うなぁ…の気持ち。それは映像の質感か、時代の雰囲気か。

映画内に出てくるアート作品で冷める瞬間が
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