QMさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自転車で坂道を降りるとき、
ブレーキをかけずにくだれる人は、
勇気のある子だと思う。


自分は新海誠のことをセカイ系の文脈で楽しんでいて、『天気の子』はそれの到達点だなぁと思ったけど、『すずめの戸
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

稲垣吾郎が本に関するゲストを招き、話を伺う「ゴロウ・デラックス」という番組が深夜に放送されていて、そこで感じた、相手の話を聞く丁寧さ、自分の思いをゲストに伝えるときの真剣さ、ユーモアや男性としての美し>>続きを読む

北京原人 Who are you?(1997年製作の映画)

2.4

まずはタイトルを
3回口に出して唱えたい。

北京原人Who are you?
北京原人Who are you?
北京原人Who are you?

良いタイトルだなぁ。


製作者の本意とは違うとこ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.7

コゴナダ監督の『コロンバス』が今年観た映画の中でも好きで新作も気になって。

一言で言ったら「生活SF」。
『コロンバス』ではとにかく真っ直ぐな建築と人の生活の交わりが印象的で、今回も構図は決まってる
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東京物語(1953年製作の映画)

4.2

ずっと観てみたいと思っていた映画。
「アフター・ヤン」を観るタイミングできちんと小津監督の作品を観ておこうと感じて。

最初の方はまっすぐな建物や
重ならない人と人に感動して、
あぁ、とても好きな画づ
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

4.1

犬が苦手な自分でも、
観ていてヒヤヒヤするシーンが
沢山あった。

そのうえで、
トイレットペーパーが
夜の道路を転がるシーンや、
消毒液が画面全体を
もやもやと埋めていくシーンや、
これずっと覚えて
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.3

おもしろくて、笑えるとこは大いに笑えて、ミー坊もずっとさかなが大好きなんだけど、そこと並行してぎゅっと胸が締め付けられる物語(ギョギョおじさんや家族)も表裏一体で並走しててその切なさも含めてすごく良か>>続きを読む

マルサの女2(1988年製作の映画)

4.3

Twitterでこの映画が話題になっていたことから興味を持って前作、そして今作と観ていきました。

見てはいけないものを
たくさん見た気がします!

でも恐ろしい展開のなかにも
たくさん笑えるとこがあ
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.2

面白かったです!みんなに見てみてほしい!

最後の大展開が衝撃だけど、
そこに至るまでの感情の盛り上がり、共鳴。
そして結末に彼女たちがする決断にこそ意味がある気がします。

自分がずっと好きでいくつ
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

永野芽郁の懸命な演技、すごくよかった。
このハッとしてるのに華はない感じなんだろう。
華より花のような。

私は幸せになれないって自己暗示は確かにすごく楽で、でも居ない人に会うには私が生きているしかな
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.8

仲の良い友人の好きな映画。

ものすごい演技合戦。
とにかく主演の2人が強烈だった。
その分、脇の2人も印象には残るけど、
中身はすっけらかんで
(でもそれたがらこその魅力もあるよね)

蒼井優の首筋
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.9

ずっと観なきゃと思っていて、
友人たちからも勧められてた映画。

なんとなく記憶にある物語が
割とそのまま展開されるのかという
驚きはありつつ、
女官の心情が、会話や図像から
立ち上がってくる様は
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mellow(2020年製作の映画)

3.8

「his」が個人的にすごく良くて、
同時期に公開されていたなぁと思い。

最初はのりきれなかったんだけど、
だんだん並走できてきて、
最後のシーンでいいね!て気分です。

ロケ地になっていたラーメン屋
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his(2020年製作の映画)

4.0

ポスターからどこかファンタジックなイメージより、
現実を捉えた物語だったけどすごくよかった。
起こる出来事もある程度読めるけど、
そのあいだあいだの
やりとりやらにいい時間が流れている。

明確化する
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.7

いつもより明確な
ストーリーラインがあった。
そのストーリーが好きだけど、
もっと好きな作品もある。

いつもグザヴィエドラン監督の映画は
心地よいんだけど、映画がわたしには
さらーっと流れてゆく。

恋空(2007年製作の映画)

2.4

小学校当時の自分は映画の存在や主題歌には慣れ親しんでいたものの、映画の内容から親に観るのを禁止されていて、ずっと触れられないでいた「恋空」をようやく観た。


なんだ、これは…

これに乗れないのは自
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.4

よく観てはいたけど、
ここ10年くらいは
一回見たかな?見ていないかな?くらい。

で、すごくよかった。
自然や情景一個一個のシズル感が圧倒的で、どんぐりのてかりやお風呂での窓の隙間から差す光のうつろ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

ずっと観れていないよなぁと思い立ち。
製作陣側を描いたドラマも気になるのだけど、U-NEXTでしか観れないみたい。

どうせ盛者必衰系でグループみんな滅びるのだろうと楽しんでいたら、あぁ、そうくるんだ
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来る(2018年製作の映画)

4.0

監督がとにかく楽しんで制作してるんだろうなぁと感じながら、自分も楽しみました。

岡田准一は雰囲気、真田広之と重ねながら楽しんでる節があります。

初恋(2020年製作の映画)

3.8

やんちゃ。
小西桜子のほっとけない感じは魅力に感じたし、ベッキー!

ラスト。そんなことされちゃったら、もう何されてもいいやって、こっちも匙を投げちゃう。でもそれでいいと思う!

恋は光(2022年製作の映画)

4.3

おもしろーい!
どうにか皆さんも観てみて!

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.6

普通に楽しんだ。
タイトルのパンチ効きすぎだけど、
普通に楽しい。
ミステリーが苦手なわたしにも
きちんと分かる明快な謎。

都心で学校のロケできる場所は
ここしかないのでしょうか?

希望と絶望 その涙を誰も知らない(2022年製作の映画)

3.6

初見の人には正直厳しいし、
おひさま(ファン)の人も
絶対観た方が良いわけではない。

でも観ることで、
メンバーのことは
さらに好きになり、
そしてさらに尊敬できるとは強く思います!
(それは映画の
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.6

原作が好きで、映画もすごい楽しみにしていました。

思ったよりも現在の情勢と重ねてしまい、
観終わったあとはフラフラ…
役者の演技が三者三様ですさまじくて、
そこには素直に感動しました。

個人的には
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ポスターやパンフから関心が高まって
観てきた。

パリ13区にはすごくいってみたくなった。オンライン上でのやりとりが醸成して、
現実で会う流れは、このコロナ禍だからこそより印象的に感じました。

でも
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絞殺(1979年製作の映画)

3.7

ポスターのビジュアルインパクトに驚き、いつか観たいなと思っていた一作を
Amazon primeにて。

覚悟をしていたけど、
それを上回るきつい展開に
結構、ううう…ってなった。
どこでこの事態は防
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ありがとうございました。
最初の感想はこれに尽きる。

小さい時からウルトラマンやその関連作を楽しみ、且つ同級生たちとはなかなか趣味があわない時間を多く過ごしてきた自分には本当幸せな時間で、みんなには
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ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)

2.3

ひどかった。
予期していたけどひどかった。

他の作品と同時上映されるのはわかるんだが、なんとなく作り手のやる気を感じない、やっつけ仕事な感じがすごいんだよなぁ。

シートピア人のスタンスのゆるい感じ
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