naoさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

nao

nao

映画(594)
ドラマ(0)
アニメ(0)

イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます


11人の人々が織り成す11分間の出来事を様々な視点で、断片的に描くという設定は、序盤「なにこれすごい❗️」という状態ですが

あのラスト。監督は何を描きたかったんでしょうか捻りもなく偶然居合わせた人
>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.8


本当の子育て、教育とは何なのか?

子供に社会適応力を得させるためなのか
それとも自発的に思考・反証をさせる為なのか

大多数の人は、前者であり教育としての正しさよりも先に、子どもたちの社会適応力を
>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.2


第二次世界大戦における米国軍の戦いと、一人の衛生兵の活躍を描いた物語

この話が実話だという事が未だに信じられません‼️
武器を持たず衛生兵として、人の命を救いたいと言う信念に基づいた行動できる主人
>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.1


何故こんなにもただの日常に惹きつけられるのか


人間にとって日常こそが、ある意味美しく、それでいて色々な感じ方が出来る唯一無二のものなんだと思う。

でもそんな日常は、些細な事で崩れてしまうような
>>続きを読む

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.7


放課後高校生2人が河原で喋っているただそれだけの映画です。

実際、青春ってこんなもんだよなぁ😆
ただ友達と下らない話をする。でも、そんな日常が楽しい‼️

喋っているだけの映画だけど尺が丁度良くて
>>続きを読む

メイジーの瞳(2012年製作の映画)

4.9


両親の離婚に振り回される少女の視点で、愛や家族とは何かを描いている作品です。

こんなにも心打たれる映画だとは知らず、もっと早く見ておきたかったと本気で思いました。それぐらい自分の心の奥底に響いてき
>>続きを読む

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.0


若き日のエリザべス女王は、妹のマーガレットと共に、ヨーロッパ戦勝記念日を祝う為にバッキンガム宮殿を抜け、ロンドンの街でお忍びの一夜を過ごした。という実話を基にした物語。

ロンドンの街でお忍びの一夜
>>続きを読む

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.3


作家の主人公は、妊娠を機にそのキャリアを投げ打たざるを得なくなる。それゆえに生まれてきた息子との間にはどこか溝のようなものができてしまう。

母親を追い詰めていく息子の物語だという意見が多いですが、
>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.2


15時17分パリ行きの電車に乗った三人が、テロリストに立ち向かった実話を基にした物語。

実際の事件の当事者達を使って撮る事で、ある意味ドキュメンタリーとはまた違う感じ方が出来て凄く新鮮でした。(^
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7


言葉を発する事が出来ない女性と不思議な生物との言葉を超える愛の物語。

タイトルにShape of Waterとあるが水に形は無い。愛も同様に定まった形は無い。だからこそいろいろな愛の形がある。そん
>>続きを読む

イカロス(2017年製作の映画)

4.2


ロシアの国を挙げてのドーピング疑惑を暴くドキュメンタリーです。


アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門を受賞した作品で、丁度時期的にも平昌オリンピックでロシアが、ドーピング問題で参加できなかったこ
>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0


19世紀のアメリカに実在した興行師P・T・バーナムの半生を描いた物語。

やっと見ることが出来ました‼️

全体的には良い映画なんですが、ちょっと気になる所がありました。

一つ目が作品自体で伝えよ
>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


ヒッチコック鑑賞3作目です‼️

高所恐怖症の主人公が、旧友から妻の身辺調査を依頼され調査を続けるうちに彼女の奇異な行動に翻弄されていくさまを描いています。


前半、少し、だらだらして、テンポが悪
>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます


会社の金を横領した女が不気味なモーテルに泊まり、自分の過ちに気づいた女は、シャワーを浴びようとするが、そこに突如ナイフを持った人影が現れ…

ヒッチコック鑑賞2作目です‼️

全篇モノクロの作品で、
>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

4.0


報道カメラマンの主人公が、ケガをして車いすの生活を強いられてしまう。部屋から一歩も出られず暇を持て余した彼は、隣人の生活をのぞき見ることが唯一の楽しみだった。そんな中、男の不審な行動を目撃する。
>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.0


1960年代、黒人分離主義真っ只中のアメリカ、人種差別が激しく有色人種の生きづらい時代そんな中、希望を持ち続け働いた女性たちの物語。

ずっと見たいと思っていて、やっと見ることができました‼️

>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.0


同性愛に気づいた少女の恋愛や成長を濃密に描いている作品です。

この作品、3時間弱の結構長い作品です。でも、その長い時間だからこそ主人公2人の心理描写を繊細に描いていたり、映像の作り込みがとても丁寧
>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.5


スイスアーミーナイフの様に万能な死体を使ってサバイバルをするシュールなコメディです。

そんな機能も付いてるの?とか、ダニエル・ラドクリフのシュールな死体の演技や、下ネタで盛り上がったりして凄く面白
>>続きを読む

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

4.0


時間を止めることが出来る主人公が、始めての失恋を経験して新しい恋をみつける物語。

最初SFかなと思って見たら、結構笑えるコメディラブロマンスでした😆

この映画の監督が、一流ファッション雑誌のフォ
>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.6


戦争の悲惨さ、周囲の人間に与える悲しみや、遣る瀬無さなどを描いている作品です。

結婚式を楽しんでいた場面から戦場に場面を移した時、一転して過酷な描写に変わっていきます。

前半の歓喜と後半の悲哀、
>>続きを読む

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.3


独特のオープニングからリンチの創り出すこの映画の雰囲気に呑まれていきました。

初見では、かなり難解で自分は2回鑑賞しました。
1回目を見てこの映画がどの様な映画なのかを考えたうえで2回目を見ること
>>続きを読む

ハートストーン(2016年製作の映画)

3.0


この作品自分には、今ひとつ響いてくるものが無かったです。

思春期の少年少女たちの感情表現や、クリスティアンの心情の描き方は凄く美しいのですが、どことなく子どもたちが鬱屈していたり、クリスティアンが
>>続きを読む

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

5.0


「自分が信じている物だけが全てではない」


自分が今まで見てきた中で「完璧な映画」の一つがこの作品です。

音楽、演技、ストーリー、映像すべてが自分にとって完璧で 、2回目の鑑賞でしたが、見る度に
>>続きを読む

サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ(2012年製作の映画)

3.5


デジタルにだんだんと移行している映画界の中で、まだフィルムで撮影を続ける監督のこだわりと美学や、これからの映画界の未来が感じ取れるドキュメンタリーです。

デジタルとフィルムにもメリットやデメリット
>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.8


水の表現や歌が凄く美しかった!

ストーリーは、いつものディズニーって感じで、分かり易い内容です。

次に何が起こるか分かってしまう感じだけど😅
シンプルで面白ったです!

午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.3


自分がドアを開けなかったことで女性が亡くなったのかもしれない。

主人公は、その女性の死の真相を異常な程に探り始める。

なぜそこまでして真相を探るのかと思ってしまうほど主人公は、事件に介入していき
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.1


ミズーリ州、娘を殺された母親が誰も通らないような道にある三枚の看板で犯人を捕まえられない警察を非難する。

劇中に流れている平穏な音楽とは裏腹に現実は、人々が怒りに身を任せ行動する。

劇中で語られ
>>続きを読む

少年と自転車(2011年製作の映画)

3.8


親に捨てられ気持ちの整理がついていない一番気持ちに正直で純粋な年頃の主人公。

自転車を届けに来た女性に週末だけ里親になってもらえる事になり主人公は、だんだんとその女性に心を開いていく。

まだ純粋
>>続きを読む

コンタクト(1997年製作の映画)

4.0

この広い宇宙で地球生命だけではもったいない、宇宙には人類の他にも生命体が本当にいるんじゃないかと思えるような映画です。

この映画の様に宇宙の深淵には一体何があるのか、壮大な宇宙への想像やロマンが膨ら
>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.6


この作品は、複雑な社会の中で、貧困という現実に直面しながらも国の保障制度から溢れ落ちてしまった人々を描く作品。舞台はイギリスだけど日本にも通じるところはあります。

役所の人間は、全てこうなったのは
>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.1


自分を冬山に置き去りにして息子を殺した仲間への復讐の為、死のふちから這い上がり生還する。

この映画はセリフが少なく、ほとんどを映像で語る作品で、ストーリーは単純だけどその中には、神や人間の野蛮さな
>>続きを読む

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

3.6


この作品の映像と音楽は凄く自分好みでした。

色々な考察などがある作品で、自分はまだこの映画を理解しきれていません。もう一度この映画を観て、自分なりに答えを出してみようと思います。

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.6


仕事人間の主人公。その故に妻を孤独にしてしまい妻は家を出ていってしまう。

妻が居なくなったことで主人公は、子供の面倒をみることになっていく。そしてだんだんと子供への愛が大きくなっていく。

この映
>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます


醜い容姿で生きてきた青年。サーカスでは見世物にされ人間としての扱いを受けてこなっかた。

そんな彼を、トリーブス医師が研究対象として保護する。そこで青年は、人の温かみや優しさを知っていく。

ラスト
>>続きを読む

或る終焉(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます


終末期患者のケアをする主人公。患者と親密な関係を築き最後まで寄り添う。

主人公は息子を亡くしている。その故に死を目前とした患者に対して優しくなれていたんだと思う。

主人公の患者に対しての果てしな
>>続きを読む