Automneさんの映画レビュー・感想・評価

Automne

Automne

TOKYO1995

青い鳥:@whisper_idea
虹色カメラ:@whisper_idea

映画(162)
ドラマ(0)

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.2

ホーキング博士に捧ぐ。
無心論者が恋をしたのがキリスト教徒、というのは面白かった、まさしく神の悪戯というべきか。
静かで、ゆったりとした愛の形、水面からは波が立って居ないように見えていても、当人からし
>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

4.4

澄んだ青い目、どこへいようと自由。
まっすぐに凛々しく生きていれば、道は拓けていくんです、苦しい苦しい思いをして、それでこそ人生は輝く。
停滞の時期、それこそは明日へ光るための充電期間。
This s
>>続きを読む

クローサー(2004年製作の映画)

4.0

I don't love you anymore.
Since when?
Now, just now.
愛は終わる、時が解決するとか言うけれど、切り替え早い人も居るけれど、それは目の前の暗黒に目を背
>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.3

毎年大晦日にこれを見る、という友人に勧められて。
愛のなさ、愛情を十分に受けられなかったら大人になってもずっと捻くれてしまいがちです。
自分がどれだけ不幸だとか、恵まれてないとか考え出してもキリがなく
>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

4.4

退廃的耽美主義。
夢かうつつか、生と死か、陽か陰か。
ふたつのバランスが均衡を失った時、神的な存在というものがそれを取り戻す、それは人間と自然のせめぎ合いにも似ていて、それでいて、絶対的存在たる神とい
>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.4

何気ない日常は当たり前じゃなくて、毎日は移ろい、また今日がやってくる。
今日も普通の1日、そんな1日は存在しなくて、毎日が特別で美しい。
優しさに、少しの勇敢さが加わると日々は新鮮で楽しくて、そんな自
>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.8

燃えるような夕焼け、白鳥の湖、すべてを洗い流してくれる雨、愛を確かめる。
何回見ても美しい恋はどこまでも美しくて、それは綺麗な六角形の水晶を手に取って、何度も何度も眺めてはうっとりしてしまうことに似て
>>続きを読む

ソラニン(2010年製作の映画)

4.4

埋もれそうになった誰かの記憶、誰も知らなくていい。夢の陽炎はそこにあった。
さよならはさよならじゃない、前へ進むための美しさ。
生き急いだっていいじゃない、蝋燭が燃え尽きちゃってもいいじゃない、人生は
>>続きを読む

EMOTION 伝説の午後 いつか見たドラキュラ(1967年製作の映画)

4.0

アングラの先駆けたる幻想と余情の世界。
エミとサリ、陰と陽。ヴァンパイア要素は少ないが、暗喩に暗喩を重ねた幻覚に、血と穢れ、清純とその根底に横たわる闇、陰鬱な人間だけが持てる狂ったような冷静さ、問いか
>>続きを読む

モーターサイクル・ダイアリーズ(2003年製作の映画)

4.0

映画をひとつ観たら、ひとつは教訓を手に入れたい。これはたくさん教訓のある映画、世渡り上手嘘八百か、それとも純粋正直に生きるのが正義か。歴史を動かすのは後者だと思う、目を背けたくなるくらい眩しい少年のよ>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2006年製作の映画)

4.0

備忘録

・もう会うこともないでしょう、美しい記憶だけを携えて、生きてゆくのでしょう。

・アイリッシュガールに恋をするってEd sheeran のGalway girlでしかないと一瞬思うが実際はア
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

溺れるような愛の形は死に場所を選ばない。
「万物は流転する」
_____ヘラクレイトス

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

大きな魚。BIG FISHに邦題をつけるとしたら、「井の外の蛙」かしら。
映画ポスターの美麗さからも伺い知れるように、美しいシーンはとても多い。
川に溶け込んで死ぬというのは海へ還るという自然へかえれ
>>続きを読む

タイピスト!(2012年製作の映画)

4.2

理性の強さと愛のしなやかさが出会い、生まれえた希望

愛に溺れても「いけず」
理性で縛りすぎても「ひとでなし」
足りない部分を補うために人間は出会うのだろうし、だから宇宙はふたりを出会わせた。
>>続きを読む

しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

4.5

幸せとか美しいとか、普通の言葉は擦り切れすぎていて、ぼくらには響かない。
けれどあたりまえをあたりまえに教えてくれるのがこの映画であると思う。
旅映画ならイントゥ・ザ・ワイルドよりも好きかもしれない。
>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

5.0

圧倒的美しさは嫉妬を生むということについて。
この物語は綿密で隙が無い。
また時代に先駆けていてとんでもなく作り込まれているという点で当時から現在に至るまで様々なクリエイターの賞賛と嫉妬を集め、オマー
>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

味気ない日常、それに見合わないように見える苦難。
普段の生活の中で、たぶん私たちは多くの幸福を取りこぼしては、忘れてしまっている。
あの日、あのとき、あの場所に存在していたはずの幸福。見つけるのは難し
>>続きを読む

海の上のピアニスト(1999年製作の映画)

4.5

有限の中で無限を唱える精神、惚れた。

〝 Life is infinite 〟

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.7

どこまで堕ちようと蔑まれようとジャスが衰退しようとも、たとい顎が砕け義歯になっても、歳をとって夢が潰えようとも。
この吐息が吹き込まれ音を奏でるなら、それでいい。
彼は吹き続けたのです。
吹くために生
>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.5

ちぐはぐな時計だなんて
初めから狂っていたんでしょう?

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.5

Life is too short to worry about stupid things. Have fun. Fall in love. Regret nothing, and don't le>>続きを読む

アシク・ケリブ(1988年製作の映画)

4.0

王道な物語にのせて流れゆくオリエントの音楽や麗しい登場人物たち。

扉を開けるとそこには、鮮烈なイメージの降り注ぐ幻想世界、おとぎの国とか絵本の中とかではない何か。
そんな空間が広がっています。
出て
>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.5

美への執着、好き嫌いあるだろうけど私は好き。
薄幸の命は神格化される。
あくまで刹那的な輝き、燃える恒星の終わりは人を惹き付けてやまないように、彼女の黒鳥は「完璧」だった。

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.0

半狂乱になってシャベルを振り回す二宮和也。
その瞬間、確かに彼は二宮和也ではなかったし、それはジャニーズが史上初めてアイドルの枠を超えた瞬間でもあったと思う。
好きです、このシーン。

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.4

人生を謳歌すること。全てを肯定すること。
生きるということに正解はないから、私たちの選択にだって正解は無い。
だから私たちは、どこへ行こうと、何をしようとも、圧倒的に正しく、美しいのです。

スウィート・ノベンバー(2001年製作の映画)

4.0

備忘録

・季節の終わり、あなたがそこに居なくても私は幸せ

・秘密の恋ほど愚かで愉しいものはない

・11月は肌寒くて切なくて寂しいから好き

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

1.0

全体的につまらない映画ですが、ギャグだと思って見に行ったら逆に笑えてくるのでおすすめです◎
あ、でも劇中のギャグはセンス0なので、おのおので笑えるツッコミどころを見つける必要がありますが😅

ひとこと
>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ペニーレインの近づけない魅力。奪われたくなるでしょう、誰でも。

終盤のキスシーンがたまらなく良い、ドラッグでほぼ昏睡状態のペニーを抱き抱え、愛を告げる。
足はだらんとしてペニーの意識がほとんどない状
>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.8

冒頭、ふたりで空中を歩くシーンでいつも泣きそうになる。
音楽の美しさ。
ソフィーの呪いは思い込みだった、という説も好き。人は感じ方ひとつで子どもにも大人にもなれるはずだから。
戦争と魔法、臆病と勇気、
>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

ルパンは大変なものを盗んでいきました、手品で一輪の花、相手は孤独のお姫様、切なくも美しい終結。
おそらくその後何十年と模倣され続けたロマンチックの原型がすべてここにあります。

-----------
>>続きを読む

マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.8

失恋の残り香を漂わせながら、紫色の余韻に浸る
新しい恋の夜明けまで

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.3

マンチェスターの海辺で、潮風のように過ぎゆく毎日。過去には嵐のような悲劇、人生の荒波。
悲しみを心のどこかに抱えながら、それでも毎日を、人生を生きていかなければならない。
つらくて、耐えられない。それ
>>続きを読む