肉片と血潮に彩られた、温厚過ぎる男二人のブロマンス。どこにも居ない殺人鬼の陰を求めて自信が殺人機と化していくウェイ系陽キャの姿は中々に寓話的でもあった気がする。
アホ映画なんだけども、グロさと面白さの>>続きを読む
この映画でもっとも尾を引く恐怖演出は、無駄に頭に残るカルトな歌唱シーンである。
想像以上に実態のハッキリしたババアが物理的に襲ってくるタイプのホラーなので、特撮感は割と強い。折角ならババアの高速性をも>>続きを読む
元ネタを、風刺を、コメディを、何より映画を舐めてる作品だった。
こういう“おふざけ”で笑える人達は、きっと怪獣映画をわざわざ観に行かないという点で、最も悪いのは企画と広報だった気すらしている。観た事を>>続きを読む
老人と少年、動物、女子供の交流が主軸となる物語は、ともするとお涙頂戴の安っぽい道徳感に塗れてしまうけれども、それをイーストウッドがやるとこんなに説教臭くない作品になるのかと驚いた。
傍から見たら祖父と>>続きを読む
剣士達が背負う罪の物語。ヒーロー物の“お約束”として見過ごされてきた、 名も無き犠牲のひとつひとつが、彼らに重くのしかかる。
絶対的な正義の象徴として剣士=仮面ライダーを描き切ったからこそ、向き合う事>>続きを読む
生じてしまった不可逆の“空白”に対し、どう折り合いを付けるのか。また、折り合いの先にある「赦し」「赦される」行為とは、如何にして成り立つものか。
娘に対する理解の代償行為として、熾烈に、空虚に、ただ>>続きを読む
着ぐるみサイズのクソデカ日本人形がチェーンソー抱えて走ってくる。
新たなホラーの境地を見た……ような気がした。
念願叶って8年振りの劇場鑑賞。
愛とエゴ、友情と崇拝。相反する表裏によって隔絶されていく2人の少女の物語は、今見ても、今見るからこそ、眩しく愛おしかった。
やっぱり絶好調のマミさんがすきです。
現行のリバイスと前作セイバーの活躍の配分が程よく、加えてゲストキャラのドラマパートが過去一で良かった為、個人的にはかなりグッと来た冬映画。
古田新太の演技によって、ライダー映画特有の早すぎるテンポ感に>>続きを読む
ベイわるの監督が放つ本格クライムアクション。でもあのゆるい会話劇感は健在で、激しいアクションとの緩急から生じる独特の旨味も堪能出来る。
「レオン」めいた殺し屋と少女の並び、そして「来る」めいた濃すぎる>>続きを読む
しっとり静かに進行する作品かと思いきや、クライマックスのド派手な立ち回りで脳汁が溢れる怪作。どことなく演劇っぽさを感じさせる様々の演出技法が、作品の世界観に特異な趣を与えている。
ヤクザと警察の狭間で綱渡る、一匹の狼の物語。ゆえにこの映画はヤクザ映画にも警察映画にも無い、新たな形の正義の有様を提示してくる。
やはり役所広司のシズル感溢れる(?)小汚いオッサン感は良いなぁと再確認>>続きを読む
変態なんだけど王道、雑なんだけど丁寧なクソしょうもないヒーロー映画。
題材そのものがくだらないので画も展開もクレイジーに振り切れている一方、主人公の精神性や立ち回りはヒーロー物として確かに真っ当という>>続きを読む
企画の方向性は滅茶苦茶に好きだけど、蓋を開ければ思ったより人間パートの比重が高いし、盛り上がるはずのクライマックスも何もしてない怪獣が複数体いるせいで今一つアガりきれない勿体無さを感じた一本。キラアク>>続きを読む
後世ではメカゴジラの胸に搭載されたりもするメーサー殺獣光線の記念すべきデビュー作。醜悪な外見で身軽に走り回り人を喰らうガイラは素直に怖いし、当時の東京の情景が偲べる緻密なミニチュア特撮も満足度高いのだ>>続きを読む
怪獣と怪獣が殴り合う姿を見せたい!という意欲と気概と狂気に満ちた怪作。
もはや怪獣を戦わせる事以外に一切知能のリソースを割いていないので、人間全員が真顔で暴論を並べるし、セカイもそのように動く。怪獣が>>続きを読む
地味に初見の邦ホラー。
無人ブランコや姿見や狐面ショタで心霊を匂わせつつ、その本質は広義のゾンビ物!?腐敗促進にグチョ音に緑の血で適度なグロさを保ちつつ、狂気に呑まれて二転三転していく限界病棟の様子は>>続きを読む
原作ゲームを全く知らなかったので楽しめるかどうか一抹の不安を抱えていたが、蓋を開けてみればこれが非常にアガる暴力映画だった!
冒頭から真田広之演じる最強ニンジャ(侍では?)のハチャメチャにカッコ良い殺>>続きを読む