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白人はうるせー音が好きだな、と思った。
わかっていたことだが、アメリカは常にナチスを相手に戦争をしていて、ヒトラーの自殺がわかってからはソ連。それでいて原爆を落とすのは日本。酷い話だ。
全方面的に>>続きを読む
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いつも給料日の仕事終わりに家賃を払いに行く大家さんに、だいぶ前に、一番好きな映画ってなんですか?と聞いたら即答で返ってきた「季節のはざまで」をずっと観たいと思っていたが全くチャンスがなく、やっと!やっ>>続きを読む
もう多分20年ぐらい前に観たきりだがいつも心にあって、ベストムービーに入れたくて書いている。最近実家のあたりの年寄りから連休になるとやってほしいことが山ほどあるからと帰宅を誘われるようになった。そうい>>続きを読む
憧れの人の一挙手一投足を観ているようなもんだから特に何が良かったとか悪かったとかそういう感想は1つも浮かばない。お話や画面の陰影が深くて自由で全部好きだった。
犬、海、ギター
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毎朝同じ缶コーヒー買って時代遅れのデバイスで音楽聴いて仕事行って適当なもの食べて古書店行ったり銭湯行ったりコインランドリー行ったり、まあまあそこそこ愛想も良くて街の風景がきにいってて、役所広司は私かと>>続きを読む
仕事の関係で貸してもらったので職場でみんなで見た。こんなのよく撮ったな〜、ヒュー、わー、とずっと声が出た
もう引退するつもりだったというカウリスマキがウクライナ侵攻を見てまだ作らなきゃと思って作ったと聞いて、絶対に見に行かないといけないと思っていた。あの、いつも面白くて優しい人が、何を撮ったんだろうと思っ>>続きを読む
ほんの一箇所もいわゆる「良い話」のない2時間ちょっとだったがめちゃくちゃ面白かった、観に行ってよかった。
光源坊と狐2人のシーンは思い出すと笑いが止まらず話せないぐらい面白かった。あとみんな着てるも>>続きを読む
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相米慎二の魅力というものがあるとしたら、この作品にぎゅっと詰まっているもののことだろうなと思える濃さだった。中学生の男はバカだな、三上の言うことはよくわかるが…
暴力の暴力性がこれ以上なくはっきりと>>続きを読む
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日本語では久しぶりに懐かしい映画らしい映画だった。夏彦よかったな〜。夏彦が泣いてたら私も泣いちゃった。
追記 2023.10.15
キリエ(姉)のアプローチの仕方や、夏彦が結局「しでかした」と言って>>続きを読む
あの時何が起こっていたのか、大変勉強になったが、謎は謎のままかという気持ちもある。役者さんたちがみんな良かった
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作者が見せたいものと、表現されてしまっているものにズレを感じる。怪物は明らかに二人のいじめっ子と少年の父である。唐突なクィア要素もいらないだろう。藤村の「破戒」に遡るまでもなく、個人の特異性を誰にでも>>続きを読む
劇場公開されなかったが、レンタルショップで見つけて以来、何度も借りてみた。元気がなくなるとムーミンかこれを借りてた。近所のレンタルショップがなくなり、もう見れないんだと思ってしばらく暮らしていたが、中>>続きを読む
細部は興味深かったが、どうして監督が国境の町にいたのか、というそもそも論が理解できなかった
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音楽がとても気になった。普段なら明るい気分をあげていく音楽がつくだろう場面で単音ピアノの不協和音的音階が鳴らされて、高揚しないようになってた感じがした
カティ・マリーの感じがとてもよかった。すごく普通の話だなと思ったけど、落ち着いてこの「普通」を作品にできる世の中で良かったとも思った。
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この映画のジャン・ギャバンの役の人物造形は、ありそうにみえて実は誰も描けていない、ジャン・ルノワールにしか説得力を持って実現させられない貴重なものだと思う。ショー・ビジネスについて考えたいと思うような>>続きを読む
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「こうなればいいのに」というところにことごとくハマらずそれぞれの欲望や信条で動いていくから予想がつかない話の流れ。最後パレードで終わるのは、そんなものでごまかされないぞという気持ちになった。
天使み>>続きを読む
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乳幼児突然死症候群とはいえ、預かった子を死なせた女が、血が繋がっているから当然だという顔をしてもう1人の子供を奪っていくというのが、そうなるの?とビックリした。
スペイン内戦につながっていくのも予想>>続きを読む
何を観たのかよくわからんが、これはこれでいいんじゃないか、というかむしろ、決して安易にまとめてはいけないと思ったが、これは断じて「ノンシャラン」ではないだろうと思った。
音楽の使い方に「四月」を思い>>続きを読む
「夜行」でANNの「あんたのまんまでおいでよね」が思い出されて泣き始め、「命の別名」「ホームにて」「蕎麦屋」で号泣。泣くつもりで行ったわけじゃなかったのに…
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同じ時間、同じ劇場でかかってたアルモドバルの新作と迷ったが、ヴェネチア金獅子とノーベル文学賞を獲ったばかりの作家の作品が原作だというのにつられてこっちにして、結果的に失敗だったと強く悔やんでいる。>>続きを読む
ジョン・ファンテの原作が好きで観に行った。アメリカに渡ったイタリア人移民の息子の世代の殺伐として不思議と敬虔で間違いなくやさぐれている加減は、ヨーロッパ大陸のフランス語では無理だなという感じだった。シ>>続きを読む
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絵は精密なのかもしれんが、作品に表現された思想とか想像力とかがかなり雑。人間と自然について、彼岸と此岸について、善と悪について、あらゆる面で思考が足りてない感じが表れてしまっていて、その造形も安直なも>>続きを読む
彼女はあそこで死ねて幸福だった。そうとしか言えない作品を成立させてるのは初めて見たかもしれない。
孤独を選び、決して誰にも自分を救わせないという選択はある意味で誠実だが、貫くと人生は本当に殺伐として>>続きを読む
岩波ホール最後に行って来た。これで終わりなのか…
監督と学者さんのトークショー付き。おふたりが教えてくれたことには、ムラブリ語には挨拶も「ありがとう」も「ごめんなさい」も未来形も過去形もなく、数も3ぐらいまでしか数えないとのこと。
言語的に三種類>>続きを読む