GENOKENさんの映画レビュー・感想・評価

GENOKEN

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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.6

持たざる者の連帯を軸としたウォール街の哀歌。プライドを損いたくない男たちの心理を食い尽くす怖さを堪能。50歳のジェニファー・ロペスのポールダンスと肉体美に仰天する。超ハマり役なのにオスカーノミニーされ>>続きを読む

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

4.7

コミカルとシリアスの配分が絶妙な上に、楽曲・歌も聞き惚れた。氷や雪の世界のビジュアルはハイクオリティの映像技術に圧倒され、老舗の底力をこれでもかと見せつけてくれる。オスカー2冠も納得。オラフの存在に首>>続きを読む

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

4.0

凸凹コンビの珍道中ミステリーとしての本作はセンチメンタルにならず、独特のドライなトーンとユーモアで描く。脚本、演出もさることながらジュディ・デンチが強く深い母の愛をチャーミングに演じて相変わらず素晴ら>>続きを読む

LIFE!(2013年製作の映画)

3.6

何度も挿入されるブッ飛び妄想が、流れを妨げる箇所も無きにしもあらず。遊びも含めてベン・スティラーのエキセントリックでロマンチストな面がよくわかる。ボウイの曲に心躍り、絶景に圧倒され、ピュアな男の物語に>>続きを読む

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

4.0

リアルアクションとしては間違いなく一級品。岩場を転がり落ちた肉体が発する音、生きようとする呼吸と、力尽きたときの切ない音。実在したシールズの面々はホントにスゴイ。五感を研ぎ澄まして観たせいで、どっと疲>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.3

女同士のベッドシーンは濃厚というよりかは執拗。ハードコアな演出はその後の別れや再会の虚しさ、さらに出会いのきらめきが際立ってくる。喰う寝る髪を結ぶなど表情豊かなA・エグザルコプロスの自然体の演技が素晴>>続きを読む

8月の家族たち(2013年製作の映画)

4.1

タイトルから想像できるようなヤワなファミリードラマではなく、家族のみんなが問題児であり壊れた人たち。ちと浮世離れしたファミリードラマ。すべてをブチ壊すストリープの神経逆撫でする熱演に改めて演技モンスタ>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.9

これまでのマーベル・ムービーは、いい意味での軽さが魅力だったが、今回は驚くほどヘビーで重厚なポリティカルサスペンスに!ヒーローであっても人間の範囲を超えないキャップを応援したくなる。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.5

アラン・カミングの母性に満ちた表情と歌声に感動!ラストは悲しすぎる運命に打ちひしがれるが、幸せだったマルコたちの美しい日々を思い出すだけで、温かくなれる。あったかくて、もどかしくて、沁みる映画だった。

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

2.3

悩める等身大ヒーローの成長譚なもんだから、家庭の事情やグウェンとの恋愛パートを挿入させてテンポが悪い。客観的に見てもピーターがチャラく見えて残念。ヒーロー映画というよりかは“戦う恋愛映画"か。

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.6

ウルヴァリンの爪が出そうなヒュー親父が被害者から加害者側になってしまう不条理さ。光を封印した沈鬱な風景と豪華役者陣の演技で、一瞬も緊迫感を緩めない一級のサスペンスに。ポール・ダノのキモキャラ演技は名人>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.4

女優を見る映画。ケイト・ブランシェットは悲惨さと滑稽さが同居する難役を演じきりオスカー受賞も納得!78歳にして新境地を開いたウッディ・アレン監督もにも拍手。冷徹で残酷なラストには唖然。重いアレン映画も>>続きを読む

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.2

専門的な世界に潜り込んで知られざる情報を伝える面白さは矢口監督の真骨頂!染谷くんの一切鍛えていない貧弱な体つきは説得力あった。あと伊藤英明は海猿より山猿のほうが、しっくりくる!

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

3.9

母の余命わずかと宣告され、団結を余儀なくされるダメ家族。一人ひとりイライラさせる要素満載なのに、見ているうちに愛しく感じる。さりげないユーモアと抑えた演出は石井監督の真骨頂。妻夫木聡と池松壮亮の掛け合>>続きを読む

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

4.5

過去と未来だけでなく、散り散りになったシリーズをガシッと繋ぎ止め、新たなサーガの始まりを予感させてくれる鳥肌たちまくりのシリーズ最高傑作!皆勤賞のウルヴァリンが実は活躍しないという意外な展開もミソ。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.4

見終わってしばらく映画のシーンを思い出すとモノクロ画面になってしまう。何とも渋い。音楽のお陰はもちろん、猫を抱いて途方にくれる姿などフッと心に甦る。幻想的な空間作りと照明もお見事!

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

場面がまるで絵本みたいにページをめくるような感覚に。映画でしか描き出せない映像の世界を楽しむのが正解!独特の可愛くて奇天烈ワールドの中、ちょいビターなサスペンスがテンポよく展開。キャストも豪華で楽しい>>続きを読む

ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

3.8

とにもかくにも壮大なビジュアルが広がる神々しい一大絵巻。といいたいところが意外にも、ごじらせ系男子の次男ハム君による悶々としまくる童貞姿にほっこり。そして大洪水が到来してからは親父が「シャイニング」風>>続きを読む

私の男(2013年製作の映画)

3.9

映画ならではのザラッとした手触りにゾクゾクし、抑えめな濡れ場シーンには二人の背徳感を見事に表現。二階堂ふみの見事なファムファタールぶりは「愛のコリーダ」のサダにも通じるレベル。全方位的にレベルの高い日>>続きを読む

サード・パーソン(2013年製作の映画)

3.4

複数のストーリーを見事にひとつに束ねて見せる手腕は、この監督の力のはず。しかしオチが判りづらくてしっくりこないため「なるほど」的な達成感が少ない。それが映画のキモなのに。作家愛人を演じるオリヴィア・ワ>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

2.5

韓流に負けず劣らずのグロく、ドギツイ狂騒曲を完成させた中島監督の心意気はわかる。しかし、肝心の娘探しのストーリーの顛末が雑すぎて、見せるべき帰結が弱く、釈然としない。見終わった後は役所広司の怒鳴り声だ>>続きを読む

トランセンデンス(2014年製作の映画)

2.3

白塗りではないジョニデの素顔とスタイリッシュで個性的な映像が見所。しかしアイディアや設定は面白いのに、脚本がダメすぎる。大風呂敷を広げすぎてグダグダな大味な展開に強引な回収と…。金のかかったB級映画に>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

声のみで、ありえない恋にリアリティを与えるスカーレット・ヨハンソンが素晴らしい!設定はファンタジックでありながら恋人、夫婦、親友とそれぞれ違う普遍的な愛の形を描く。スパイク・ジョーンズの作家性とセンス>>続きを読む

オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

2.4

韓国版の凄まじいテンションと比較すると、どうしても凡庸なリメイクに映ってしまう。そもそもシツコイ復讐は韓国なら納得するが、そういうDNAが薄そうなアメリカでは成り立ちにくいのでは?という企画段階から疑>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.3

RPGのTVゲームをプレイしているような感覚!カッコ悪いチキン男から、死ぬたびに逞しくなるトム・クルーズの表現力はさすが。バーチャル世界に浸りながら反復するクドさも気にならず、ガッチリした作りで見応え>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

3.4

人間臭さに焦点をあてた映画、ゆえにアンジーの魅力がよく出ている。ひたすらオーロラ姫を陰から見守るツンデレっぷりが楽しい!定番の展開をワザと外し女性の自立を謳いあげているあたり、逆にちょっとパターン化さ>>続きを読む

怪しい彼女(2014年製作の映画)

4.7

見た目はハタチ、中身はババァを演じたシム・ウンギョンの芸達者っぷりが、雑なストーリー展開を差し引いても、老いと家族愛を逆説的に導き出し素直に感動。娯楽映画としては完璧!優れた作品を生み出す韓国映画の底>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

4.2

“観る人に解釈を投げかける"系の究極のミステリー。好き嫌いがはっきり別れるが解釈をいろいろと考えてみると、奥深い映画でもある。母親の助言や序盤の謎の部屋にそして蜘蛛と…。不条理でとんでもない「前衛的」>>続きを読む

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

2.8

世界と折り合えない少女の内面を描写した新たなジブリ。マーニーと出会い友情なのか、夢なのか、と少しずつ紐解かれる語り口は滑らかさに欠けて、オチの意外性と驚きが半減。全体的に淡白な印象でもっと熱くてもよか>>続きを読む

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.9

ゴジラの出演時間が思いのほか少なく肩透かし喰らうが、キャラクター作りがきっちりしてる。人間っぽくて哀愁あり!海外でも怪獣映画を理解し、きちんとエンタメとして制作できる時代になったんだなと感慨深い。

2つ目の窓(2014年製作の映画)

3.7

思春期の微妙に揺れ動く感情や、死を目前にした人間の在り方など「生命の引き継ぎ」をテーマにしたストーリーは河瀬監督の真骨頂。少年少女の瑞々しさに目を瞠る。女による男への性教育映画。吉永淳の濡れた毛先の跳>>続きを読む

ぼくを探しに(2013年製作の映画)

4.0

淡い光に包まれて夢を見ているかのような多幸感に浸れる106分間。赤ちゃんPOVが最高で、ちょっとイビツでノスタルジー漂う可愛らしさ。エキセントリックな結末に行き着くが、奇想天外な中に人生を見据えた目に>>続きを読む

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.5

ストーリーはギクシャク家族のテンプレ展開に目新しさはないもののパニック映画としては「ツイスター」を見事にアップデート!竜巻映像は臨場感たっぷりで後半に向けてスゴイことになっていき、お口アングリ。

TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.2

正直プロのラッパーではない俳優のラップを聞かされるのは苦痛でしかなかった。しかし、ここまで空っぽなストーリーに徹して粗さと混沌とした雰囲気と勢いをメジャー映画に仕立ててしまう園子温監督は邦画界には必要>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.9

最上級の「最高」の一言に尽きる。個人的にはガーディアンズがマーベルの大本命に躍り出た!今後はアベンジャーズとの絡みもあるみたいだか、もう少しこのナラズ者集団で宇宙を巡るサーガを堪能したい。

舞妓はレディ(2014年製作の映画)

2.3

ミュージカルでやる必要あったのかな?と疑問に思った。歌のシーンがドラマパートとリンクせずに唐突で浮いた印象に。ヒロインの歌と踊りは素晴らしいが、周りに迷惑かけつつも最後に成長した姿に感動やカタルシスが>>続きを読む

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