ソフィーさんの映画レビュー・感想・評価

ソフィー

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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

尾行も空き巣も自分がしてるわけじゃないのにずっとドキドキしてた。後味は良くないけど何度かえ⁈って驚かされる展開はさすがで無駄のないスッキリまとまった70分だった。

バッグはその場で調達っていうのは普
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.8

アンドリュー・ヘイ監督の「異人たち」を観てからこっちのオリジナル版を鑑賞した。原作は同じだけど全く別物として観た方が楽しめる。場所も人物設定も異なるので相違点を探すことに注意を払ってしまうと物語がつま>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

4.0

小さい頃の恐怖という感情を忘れていた。大人になるとそういう感情を忘れようと別のことに夢中になったりとにかく前に進もうとがむしゃらになったりするけど心のしこりは無くなったりしない。時間が解決するというの>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.8

原題「青梅竹馬」とは幼馴染みのこと。アジン(蔡琴)とアリョン(侯孝賢)は結婚という言葉は出てくるものの二人の間にはかなりの溝がある。

アジンはキャリアウーマンで古い体制を抜け出しアメリカに移住したが
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最愛の子(2014年製作の映画)

3.6

香港電影金像奨で最優秀主演女優賞を受賞したヴィッキー・チャオの「最愛の子」を観てみた。

残念ながら最後までヴィッキー・チャオ扮する誘拐犯の妻に感情移入出来なかった。誘拐した側がどんなに子供を愛してい
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

4.0

フェルメール(コリン・ファース)はお金がなくて婿入りだしグリート(スカーレット・ヨハンソン)も住み込みの家政婦、お互い惹かれあっているのだけれど結ばれることはない。グリートを見つめるフェルメールの射る>>続きを読む

聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦(2007年製作の映画)

3.6

「アナザーカントリー」のルパートエヴェレットとコリンファースが女学院の女学長と文部大臣になって対抗するコメディ。学校が財政難でフェルメールの絵画を盗むことに!女子生徒がみんな美人でみんなアブノーマル。>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.7

ソウルたちの世界のところで一瞬寝てしまった。昨日の遠出の疲れのせいかもしれないしメタファーの世界に脳がついていけなかったのかもしれない。

22番がジョーの身体に入り五感を使って小さな幸せを感じるシー
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ラブ・パンチ(2013年製作の映画)

3.5

引退間際の会社経営者リチャード(ピアースブロスナン)はバイアウト詐欺に遭って一文無しになり年金も貰えないし子供の教育費も払えなくなるという危機から、離婚した元妻ケイト(エマトンプソン)の助けを借りて悪>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

プロレスに全く興味なかったけどみて良かった。

世界ヘビー級王者になる以外選択肢がないって残酷。命より大切なことかな。夫婦して敬虔なクリスチャンなのに子供達から見ればレスラーになってチャンピオンになる
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ジョン・ファーナム:ザ・ヴォイスと呼ばれた男(2023年製作の映画)

3.9

オリビア・ニュートン・ジョンを見るために鑑賞しあまり出番がなくがっかりしたがオーストラリアの国民的歌手ジョンファーナムの素晴らしさを知れて良かった。

”セイディ”という上から与えられた1曲で努力せず
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.5

オリジナル中国版よりこちらの韓国版の方が好みだった。オリジナルと大きく違うところはミソとハウンの二人が絵を描くことが好きなとこ。二人の描いた絵がとても美しく感動的でそれだけでもうビジュアルで優っている>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.5

桜が満開のタイミングで再鑑賞。ラストの曲One more time, one more chance がなんとも胸を締め付ける。この曲のために映画作ったのかと思うくらい。また映像も細部まで凝っていて風>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

幼馴染のノラとヘソンが12歳の時に別れて24歳の時にネットで再会そして36歳の時にNYで再会。どういう心情の変化、ドラマがあるのかと期待して観たがヘソンの態度がイマイチで盛り上がらなかった。

ノラが
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ナイルの娘(1987年製作の映画)

3.0

原題は「尼羅河女兒」ナイルの娘とは細川智栄子あんど芙〜みん姉妹による『王家の紋章』のことらしい。『王家の紋章』って1976年から連載でまだ終わってないっていうのが驚き!

『王家の紋章』読んだことなく
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台湾、街かどの人形劇(2018年製作の映画)

3.9

台湾伝統布袋戯の人間国宝の李天禄の長男陳錫煌は母親の姓を継いで
父親と苗字が違う。次男李傳燦が父親の劇団の跡を継ぐ。

伝統の継承がいかに困難か描きつつ、師弟関係だったお父さんに愛されていなかったトラ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

ドイツとの核開発競争、国内の共産党とソ連の脅威などを背景にオッペンハイマーが一流の科学者たちと原爆開発する様子と彼の半生を描く伝記映画。

青酸カリ入りりんごは殺人になる前に捨てることができたが原爆は
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サッドヒルを掘り返せ(2017年製作の映画)

3.9

ドル3部作を見た勢いでこちらを鑑賞。サッドヒルロケ地の復元に向けてファンの熱い想いが伝わってきた。ファンにとって最高の思い出。クリントイーストウッドも出てくる!

橋を間違って爆破した時撮影してなかっ
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

4.9

形容詞にtheがつくと名詞になると知った英語の原題The good, the bad and the ugly

中学生の頃初めてこの映画を見た時はとにかくクリントイーストウッドが出てれば嬉しくて
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

3.5

何も考えず楽しむために見ようと思った映画だが、自分が低空飛行や回転する映像に酔いやすいことを忘れていた。そこは無視することにして、臆病なパパが安住の地を飛び立とうと決心したのはおじさんの孤独になるとい>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.7

マ・ドンソク拱辰丹まとめて食べ過ぎ。拱辰丹とは韓国の最高級生薬で一個5~6千円するらしいというのを初めて知った。

1,2より更にスケールアップし日中韓3カ国語が飛び交った。事件は大きくなり敵も多くな
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.8

ベトナムロケもあり前回よりスケールアップ。マ・ドンソクの部下の面倒見がいいのは前回感心したが上司の世話も焼いていてナチュラルボーン親分って感じ。不思議とだんだんかっこよく見えてくる。特に後ろ姿が。

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.9

バイオレンス映画は好きではないがマ・ドンソクのキャラが魅力的で安心して見られた。ソクト刑事は自分で自分の腕の裏側が見られないほど腕が太くて闘いも強い。頼り甲斐あり人情味ありで庶民からみてありがたい存在>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.8

長澤まさみちゃんの笑顔が大好き。10年くらい前に見たラン・ジェンロンとのラブコメドラマ「ショコラ」は最高だった。DVD買いたい。
いつかはお母さん役とかになっていくんだろうなと思うとまさみちゃんの恋愛
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

5.0

リーヴァンクリーフに主役を取られた感がある。悔しいが夕陽が似合っていた。でもリーヴァンクリーフとクリントイーストウッドのダブル主役でニ倍楽しめたともいえる。

同じ悪党を追う二人はどちらも早撃ちの腕前
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荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

5.0

最高!!中学生の時テレビで見て以来、まさか映画館のスクリーンで見られるとは思ってもみなかった。ウェスタンにはまってからジュリアーノ・ジェンマやフランコ・ネロの映画も見てみたがやっぱりイーストウッドが最>>続きを読む

青春の反抗(2023年製作の映画)

3.5

1987年に戒厳令が解除
それまでの38年間、反体制派とみなされた多くの台湾人が投獄・処刑された。

そんな時代背景に大学の芸術学科でストライキが起こる。チーウェイは学科主任に理不尽な扱いを受けストに
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.5

前回から10数年後の若松プロ。名古屋にミニシアターシネマスコーレを立ち上げ支配人になった木全さんの奮闘と映画を愛する人たちを暖かく見守る姿が微笑ましかった。また後半は井上監督が若い頃若松組に入ってから>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

4.0

若松孝二監督の「壁の中の秘事」(1965年)と言うピンク映画がベルリン国際映画祭でスキャンダルになり、43年後「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」(2008年)で凱旋、ベルリン国際映画祭最優秀アジア映>>続きを読む

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.5

どこにでもあるような母子のすれ違い。どんな過程を経て2人の世界が交わるようになるのかなと思いながら観ていた。

ネット配信している息子の部屋に突然入るのはNGだけど、気になる女の子の気を引こうと政治や
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.8

安生は誰よりも七月のことが好きだったんだなぁ

チョウ・ドンユィほど涙の似合う人を知らない。初主演サンザシの樹の下でから好き。

それにしても紅いコーリャンのコン・リーといい初恋のきた道のチャン・ツィ
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同感〜時が交差する初恋〜(2022年製作の映画)

3.8

時空を超えた恋愛ファンタジーだと思っていたが、どちらもそれぞれ想う人がいて無線を通じてお互い恋の悩みの相談相手になっているのが面白かったし、二組のカップルの行方も気になって最後まで惹きつけられた。マイ>>続きを読む

神さま待って!お花が咲くから(2023年製作の映画)

3.7

なんかちょっとした悩みや不満もこの映画の主人公余命0年の翔華ちゃんから思えば幸せなこと。わかっちゃいるけどやっぱり最後は泣きました。

ベトナム人看護婦さんの言葉「笑顔は10倍100倍の薬」 

映画
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.0

好みによるが後味悪い映画だった。
原作は紫金陳の壊少年(直訳: 悪い子供)。紫金陳の生い立ちから見ると主人公、朝陽と境遇が似ている。9歳の時に両親が離婚、父親は金持ちで再婚し、新しい奥さんとの間に女の
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.5

人に迷惑をかけないようにしようとしたり人にお願いをするのが苦手な日本人の性格がよく現れていた。でも家族には遠慮しなくていいのではというよりむしろお願いしないといけない、特に歳とってからは。

明子は自
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.5

プレイボーイの永沢が彼女(ハツミ)の問題は自分とは関係ないとバッサリ切るのに対してワタナベは直子を見捨てない、責任を放り出すことはできないと言っている。結局直子は自殺してしまうが、もし直子が自殺しなけ>>続きを読む

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