けんちん汁さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

3.9

タイトルとか予告が地雷臭しかしなくて、避けていたのに、知り合いのゴリ押しで見たらまあ感動したのなんのって
つくづく映画を側で判断しちゃダメだよな

関わりを通じて癒しを得る人々の話なんだけど、そこにほ
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台風クラブ 4Kレストア版(1985年製作の映画)

3.5

学校に取り残された思春期の子ども達を描く青春モノかと思いきや、思春期で行き場のない感情が爆発するサイコホラーで驚いた
特に中盤のシャイニングばりの追いかけっこシーンからの強姦未遂は普通に引いた
この時
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.0

京都人ライクに話すと
この時代にこんな真っ直ぐのPOVを観れるとは思いなんだ
さすが韓国はん、いつでも初心を忘れない心がけ
恐れ入るわあ

みたいな感じ
本当に令和になって、こんな真っ直ぐPOVを観れ
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

私生活に問題ある俳優は監督に向いている
ソースはメルギブとベンアフ
日本にもいっぱい問題ある人いるから、撮らせてあげたらいいんじゃないでか?

これはこの実話を見つけた時点で勝ち確の作品
事実は小説よ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.5

年末。
今年も終わり。
おそらく今レビューが今年最後でござい。
皆様、今年も我の拙文を吐瀉袋片手に読んで頂きありがとうございました。

今年最後は最も俺が褒めなさそうなこちらをにしようと前々から決めて
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

5.0

長尺がトレンドとなった世の中で、その火付け役みたいな男が究極体を持ってきたこと、絶対に若手に長尺の座はやらねえという強い意志を感じた
一応俺の膀胱がどうなったかだけ伝えると、劇中は耐えたが終映後爆発し
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.8

キュアロン君といえば、大傑作アズガバンの囚人を撮ったきゃつであり、はよ新作持ってきて欲しいきゃつの一人である。

今作は設定こそよくあるディストピアものだし、正直ストーリーが激くそ面白いかと言われると
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

ジャーナリズムとはかくあるべき

メリル・ストリープとトムハンクスは今の日本で失われつつあるジャーナリズムの本質を教えてくれる
決して派手な題材ではないにも関わらず、決してダレることなく、輪転機が回っ
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.7

ユーゴスラビアが戦火に包まれていく様、そして解体にいたるまでを狂騒的に描く一大叙事詩

正味な話、あんまり終盤まで刺さってはいなかったが、ラストシーンはブッ刺さりまくった
ありきたりな表現になるが、こ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

観る前、連れにゴジラが人食ってたら満点つけてやんよ笑とか言ってたら、本当にのっけから人食いやがったので気持ちは満点ってことでよろしゅう

ゴジラが映るシーンは満点に近い
まず日本でこのクオリティの映像
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

フィンチャーの撮る映像が厨二心をくすぐるのは周知の事実
プロっぽいやつが静かに焦っていく映像というのは面白いかもしれないが、あまりにも話が1本道過ぎて何を楽しめば良いのかあまりわからず仕舞い

正直意
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.0

本筋以外まともな作品がないユニバースの筆頭株、死霊館シリーズの中でも特に出来の悪かった一作目からはや幾年
また今年もウキウキ駄作ウォッチンの季節がやってきていた

ワンの死霊館に対するアプローチは静か
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壁の中に誰かがいる(1991年製作の映画)

3.8

かあちゃーーん
おいらやっぱりホラーが好きだぁーー!!

母ちゃんへの報告を済ませたところで本題だが、俺はウェスクレイヴンが好きだ
彼は常に観客を楽しませることしか考えていないホラークリエイターの鏡だ
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.9

才人ロブサヴェッジのデビュー作

香ばしい香りがムンムンに溢れており、中からはジューシーな肉汁が溢れ出してもう熱いのなんのって
これは今食ってるシューマイの感想

でも今作もそれくらいにはムンムンして
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.8

洒落怖は授業中に読むくらいには好きだったし、中でもリゾートバイトは長編のため、退屈な授業を過ごすのに最適の話だったので当時よくお世話になっていた

ただまあお世話になりすぎたが故に話筋を完璧に覚えてい
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

予告が公開された時から今年のハイライトだと確信していた本作
いざ観てみると、欲しかったものと物足りなかったところがちょうど半々であったような感触

予告から分かっていたが、やはりアジアの中にSFが溶け
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.2

本題に入るまで時間はかかるが、入ってしまえばこっちのもんと言わんばかりにどこまでもボルテージが上がっていくため、鑑賞後の満足度は大分と高い
加えて長谷川博己演じる映画フリークの、本当に映画が好きで狂っ
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(2023年製作の映画)

3.7

実際の事件に基づいた衝撃作

この作品で描かれる思想はもちろん口には出さないが、皆一度は考えたことはあるのではないだろうか
さとくんを全面的に非難することは出来ようか?
登場人物は施設外の人も少しアス
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

-

数年ぶりに消耗品軍団を劇場で、しかも最速で観れると小躍りしながら劇場へ向かった俺。
そこで目にしたものとは一体…

どーしようもない駄作だねこりゃ!☀️
シンプルに予算がないであろう制作状況がひしひし
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シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

3.7

ドキュメンタリー調で本筋があまりないため、若干の弛みはあるが、創作に関わることの楽しさは存分に伝わってくる
こういったキャンプ系の思い出で言えば、焚き火を囲んでピラメキーノ体操を踊った記憶があるがあれ
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.9

キューブリックと俺、というヘミングウェイばりの本を書ける程度にはキューブリックと俺の因縁は深い

しかし今作のいわゆる俗物感は従来のキューブリックぽくなくて非常に楽しめた
夫婦が緩やかに崩壊する様を描
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

4.0

ゾンビーバーってタイトルから得られる以上の情報はこの映画にはないけど、逆にその情報量で1時間以上画がもってるんだから特に問題はない

主人公が誰か分からない妙なツイストも腹立つが面白いし、最後に特大の
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

なぜファイナルがシリーズ一地味なのか
解せぬ
なぜファイナルの敵がシリーズ一小物なのか
解せぬ
なぜマッコールの現れ方がホラー然としているのか
解せぬ

このように解せないことだらけの世の中だけど、せ
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.7

ベイ版ミュータントタートルズのみ鑑賞したことのある俺からすると、タートルズが異形のものとして悩む様は目から鱗であった。
ベイ版にそんな葛藤描写あったかしら?

ミッチェル家とマシンの反乱という大傑作を
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.7

この映画で起きていることは今の日本でも起きている
不透明な情報に踊らされる姿は今も同じ

とまぁ考えさせられることはあるが、俺は元から人間はクソ汚ねぇ花火だと思っているので、改めて人間の業を見せつけら
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

ある日〜森の中〜くまさんが〜キマッてた〜

とかいうご機嫌映画の極み、コカインベアを鑑賞
ロード&ミラー製作であり、観る前からある程度のクオリティが約束されている安心感
いつも映画が外れたらどうしよう
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

最終章にして、物事は突き詰めるとコメディになるというサムライミ的教訓を説いてくれる本作は偉大

ジョンウィック2.3作目はアクションに対してあまりこだわりが見えず、射的ゲーム的な中身のないアクションだ
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.8

ケイトブランシェットは何にでもなれる
言わずもがな彼女は名俳優だけども、それにしても彼女のカリスマ性を自在に操る能力はもはや悪魔の実レベル
ターでは圧倒的カリスマを演じ、バーナデットではかつてはカリス
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野球どアホウ未亡人(2023年製作の映画)

3.9

劇場でここまで手を叩いて笑ったことはなかったかもしれない
ストーリーどうこうなんて語るのもおこがましいし、語ることなど何もないが皆んなで手を叩いて笑うという貴重な映画体験が出来たので非常に良し

この
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.2

最近泣かず飛ばすであったニールプロムカンプがSFへのこだわりをかなぐり捨て、ちゃんと売れる作品を持ってきたことに涙を禁じ得ない
でもガイリッチーがアラジンでそうしたように、ニールもグランツーリスモで稼
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ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.5

溜まりレビューその②

アンドレウーヴレタルといえば、俺の中ではワンに次ぐホラーの新星であった。
が、俺が観ていた光は遥か何万光年先から届いている光であり、もしかすると星はもう…なんてセンチな思いにも
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.9

レビュー溜めすぎてて最早スコアなんぼにする予定だったかも忘れてしもたが、ワイは今日も元気やで!
ってことでとっとこレビュ太郎

近年のディズニー実写映画の中ではかなり秀逸な部類に入るのでは?
適度な脚
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狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.2

初期衝動だけで撮られたような奇跡の一本

冒頭から爆音で流れるロックに名作を予感し、刹那的に生きる山田辰夫に涙するラストまでダレることなく突っ走る

時代に取り残される男と、屈することなく突っ走る男
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

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シンプルにおもんなかった
おもんないのに妙ちくりんな話の展開になっていくので、ほんと大学生のよくない映画を観てるみたいだった
意気揚々と見進めてたのに、二作目にして挫折してしまったよトホホ

キラーコンドーム ディレクターズカット完全版(2023年製作の映画)

3.0

コンドームの大活劇を期待していたら、半分以上同性愛のゴタゴタを見せられる
時代を先取ってる感もあるが、そんなことより駄作なので、いっぱい寝て次観る作品に力を蓄えた
言うなれば、リポビタンD作品

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.8

忌怪島で俺を失望のどん底に叩きつけてくれた清水の新作が間髪入れず公開されると聞き、正直俺はどの面下げて帰ってきやがるんだと思ったが、公開されると評価が良いじゃねぇか
俺を少し映画嫌いにさせた清水の新作
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