のんじさんの映画レビュー・感想・評価

のんじ

のんじ

映画(145)
ドラマ(0)
アニメ(0)

Little DJ 小さな恋の物語(2007年製作の映画)

3.3

 命の尊さと限られた人生を一生懸命生きた少年の恋の物語である。

 少年の病名は白血病であり、自分の病名を知りながらも、病院内でDJを行って、人々の心を和ませていた。当時の医学からでは難病である。
 
>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.2

 毎回楽しみなアニメ映画である。
今回は北海道函館が舞台でいろいろな出来事が発生する。キッドの言動と平次の謎を解き明かすミステリーが満載である。そして、コナンの推理が重なり合い大変楽しく観させていただ
>>続きを読む

天使のいる図書館(2017年製作の映画)

3.2

 図書館司書の仕事内容や対応は理解できたのであるが、映像から受ける感動は少ない気がした。
 主人公のさくらさんの言動が何処となく機械的であり、合理的に考えることへの違和感を感じた。いろいろな人がいるの
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

 第二次世界大戦化においてアメリカで極秘に原子爆弾が開発されたことと後に「原爆の父」ともいわれる主人公のオッペンハイマーであろうことでこの映画を観た。
 日本の広島や長崎に実際に使用された。悲惨な殺人
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

 前回作を観てなかったので、少しわからなかったところもあった。
少し予習をしてから観るとまたもっと面白いのであろう。
 さて、SF映画としては大作であろう、スケールが大きかった。 
 宇宙戦争を題材と
>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.4

 この映画はスパイダーマンと関係あるのだろう。蜘蛛を題材としている。
 主人公の救急救命士であるキャシーが、三人の少女たちを救う物語ではあるが、ストーリー的にはドタバタ感は否めない気がする。
 キャシ
>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

 アフガニスタン問題を実話に近いヒューマンドキュメンタリー映画として映像化したものである。
 
 戦争は多くの犠牲者を伴う、正しい闘い(どちらが善だ悪だ)はないと考える。何故罪なき人達が影響を受けるの
>>続きを読む

風よ あらしよ 劇場版(2023年製作の映画)

3.5

 大正時代に女性活動家として自由を求めた人生を描いた実話である。
 時代背景から男尊女卑そして家長制度が根強く、女性が自立して自由に生きづらい風潮のなか、主人公の伊藤野枝は自分の信念を貫き通したことは
>>続きを読む

ネコのミヌース(2001年製作の映画)

3.3

 楽しく観させてもらった。
少し内気な新聞記者と子猫から変身した女性のドタバタファンタジーな物語でもあり、たくさんの猫たちが出て、猫好きにはたまらないのかなと思った。オランダの街並みや屋根の上での映写
>>続きを読む

巣立ちのとき 教育は死なず(1981年製作の映画)

3.7

 この当時は学校が荒れてる時代であり、校内暴力全盛期で、テレビでも○年○組〇〇先生などの番組をよく見てたな。
 高校の落ちこぼれ生徒と正体する先生の奮闘記でもある。
 教育は本当に人(教師)により変わ
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

 淡々と同じような映像が流れてはいたが、私は落ち着いて鑑賞できたとともにいろいろ考えさせられる映画でもあった。
 平凡な毎日をただ同じような日々の繰り返しではあるが、よく描写され、主人公の役所広司さん
>>続きを読む

ぼくは君たちを憎まないことにした(2022年製作の映画)

3.8

 ある日突然最愛の人(妻)を奪われたら、私はこのような言葉が言えたり、手紙が書けるであろうか。

 これからも共に続くであろう生活を一瞬にして奪われて、どのように生活してゆこうかとまずは思うであろう。
>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

 ミュージカル映画を観ているようであり、ファンタジーな世界観で楽しく観させていただきました。
 主人公のウォンカ役のシャラメさんが、映像の中で熱演されており、チョコレートの甘さとその町の人たちの幸せの
>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

 映画を観終わって、世界史について調べてみた。ナポレオン時代とでも言われるのかな?
ナポレオンとフランス革命はやはり大きく関わりを持つ。この映画で、ナポレオンの戴冠式で、教皇の手を借りず自ら冠を戴き、
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.7

 北野武監督らしい映画であった気がする。時代背景は戦国時代であり、血みどろの戦闘シーンと信長の言動に家臣達が振り回されている。本能寺の変は誰もが知っていることではあるだろうが、そこまで俳優陣が時にはア>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.7

 不思議な世界を感じた。
 多様性やフェチなど単語的言葉。
 現在社会は実に多様性の時代ではある。いろいろな考え方やマイノリティとして生活している人たち、普通とは何だろうと強く考えさせられた。
私は何
>>続きを読む

良寛さん(2003年製作の映画)

3.0

 良寛さんのような心境には到底なれない。煩悩の多い私には程遠いなと感じた。
 このアニメ映画を観て、人の一生における生老病死を考えさせられた。
 アニメ映画ではあるが、時折、その地が実写で建物や風景な
>>続きを読む

世界のはしっこ、ちいさな教室(2021年製作の映画)

4.1

 学校という施設はなく、先生が移動しながら、またその地方へ出向いて学びの必要性を説くドキュメンタリーである。

 ブロキナファソ(アフリカ西部)、シベリア、バングラデシュのそれぞれの国で、3人の先生が
>>続きを読む

ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.4

 TVドラマも観てなく、ストーリーはよく分からないまま観たのであるが、私はこの前の世代であるため、個性は無く、一律同じ事をただしていた。社会において、同じようにあまり目立たないで、日々競争していたよう>>続きを読む

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.8

 この映画は実話にもとづき、リチャード三世は幾多の戦争の後、戦死その遺体はどうなったのか不明であった。最後のイングランド王とも言われるらしい。そのリチャード3世についての真相究明に歴史愛好家の主婦がそ>>続きを読む

こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

4.0

 山田洋次監督のドキュメンタリー的な映画は現代を風刺しているようにも思える。

 現代社会の複雑な人間関係や家族の在り方の変化が大きな焦点となっている。

 映画の中に相撲力士の現役の明生関が出演して
>>続きを読む

猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.6

 猫とそこで暮らす人との触れ合いを優しく描いている映画である。
 
 猫の習性も人間と似ているところがあり、とくに7匹の猫のそれぞれの行動が面白かった。

 イスタンブールという土地で暮らす人間と猫と
>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.8

 毎回楽しみにしていた。歴史に興味があるなしに関わらず楽しめる映画である。

 王騎の因縁の場所である戦場では、信の「飛信隊」の名のもと100名の小隊であるが、大きな活躍をする場面など見所はあった。
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

 アクション映画は面白い。

 ミッションを遂行する為に、あらゆる危険との背中合わせ、そして命がけの行動は、観ている側を興奮させる。

 トム.クルーズさんのスタントマンなしでのアクションへの挑戦には
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.4

 何とか観終わった感じがした。

 ストーリー的にはよく分からない不思議な映画であった。

 どう生きるかではなく、それぞれがこの世に生まれてきたことの意味と使命を強く思った。

 自分にしかできない
>>続きを読む

ながらえば(1982年製作の映画)

3.3

 年老いた夫婦の感情の物語。

妻は病院に入院しているが、息子の転勤のため一緒について行くことになり、その土地から離れなければならず、妻とは離れ離れになるが、離れて初めて知る自分の本当の気持ちからか、
>>続きを読む

大名倒産(2023年製作の映画)

3.3

 バラエティ時代劇であり、笑い満載であった。地方の大名の藩主自ら倒産しようとする実に可笑しい物語である。

 しかし、大名倒産には訳があった。節約をし、この窮地を脱するべく翻弄される。鮭の名産で知られ
>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.0

 年老た女性マドレーヌの人生の振り返りドキュメンタリー映画である。
 
 映像から観るパリの街並みに陶酔してしまう。フランスの名所が満載で、行ったことはないが、いい景観である。
 
 さて、この映画の
>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

 この作品は昔読んだことのある人気コミック漫画「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれたことを観終わったのちに知ることになったが、何処となくミステリーで、主人公の岸辺露伴という男の特殊能力に秘められた黒への>>続きを読む

グッモーエビアン!(2012年製作の映画)

3.2

 家族の姿と物語がそこにはあるなと感じさせられた。
 ロックのことはよくわからないが、熱中していたことはある意味間違いなくその時は幸せな時間だったのであろうと思う。
 ヤグの役を演じた大泉洋さんの演技
>>続きを読む

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.8

 宮沢賢治という息子と父の物語であった。

 「雨にも負けず…」誰もが知っているであろう詩の一説であるが、この映画を鑑賞して改めてこの詩の意味を再認識した。

 宮沢賢治が、祖父や妹の死により、心乱れ
>>続きを読む

家で死ぬということ(2012年製作の映画)

3.6

 誰もが何れ迎える人生の終焉。
 
 この映画は、核家族が進みゆく終焉の姿にも思えた。更に何処で最期を迎えるかの問題が多い。
 
 個人の価値観が変化していく、ひとりで迎える孤独死もあり、家族のあり方
>>続きを読む

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.4

 ストーリーとしては小さな町の一軒の古本屋で一人の店主である老人と、いろいろな人との出会いと本を通しての会話がいい感じを受けた。
 
 小学生の時、本を読んで感想文を書くことが嫌だったなということを思
>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.0

 アニメ映画のなかでは、名探偵コナンは毎回観させていただいている。今回も楽しく観ました。
 
 阿笠博士の発明品やコナンの洞察力からの行動は、映画鑑賞後に気持ちがスッキリする。
 
 真実は一つである
>>続きを読む

陽光桜 YOKO THE CHERRY BLOSSOM(2015年製作の映画)

3.4

 知られざる偉人である高岡正明さんのことを初めて知った。
 
 今年の桜は何処も平年より早く満開を迎えて、もう散り始めた頃に、この映画を観た。
 
 調べてみるとかなりの品種の桜があることがわかった。
>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

 生きるという題名だけで、予備知識もなかったが、観終わり私なりに感動した。人生の終わりをどのように過ごすかということに真剣に考えさせられた。
 
 医師から癌の宣告を受けた主人公の言動の変化が周りを動
>>続きを読む