のりさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

名前だけしか知らなかった、チャーチル首相。
奥さんとの会話、人間味あふれる人柄に魅了される。
地下鉄のシーンでは、何故か涙が出て
本当に、あのヒットラーに降伏なんてあり得ない、と、イギリス国民になって
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

4.0

何十年も前に映画館で観て、すごく印象に残っていた映画、動画配信で見つけて嬉しくなりました。こんなに素朴で温かく、優しくて厳しい映画は珍しいかも。

懐かしい😊ニューシネマ・バラダイスのアルフレードの、
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.5

お役所仕事の人間味のない態度に腹がたち、パソコン使えない私は、そのシステムに焦り、仕事にはたくさんの応募者が、八方塞がりになり、、フードバンクの列にびっくりし、対応の優しさにホッとして、、でも、自分が>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

白黒の画面、最初は眠ってしまい、、
解説読んで、監督の思いを知ってからもう一度観る😄
自伝的作品。愛情豊かで大好きだった、お手伝いさん、クレオ。
なんやかや言いながらも、人間的に優しかった母親。
分け
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ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

3.0

呪われた絵画によりその絵を金儲けの手段にする人達がいろんな死に方に追い込まれる。分かりやすい☺️
それよりも、興味をもったのは、、

ラスト、スランプだった画家が、海辺の波打ち際に力強く絵を描く、波が
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7月22日(2018年製作の映画)

4.0

2011年、7月22日、ノルウェーのオスロ政府庁舎爆破で8人、ウトヤ島で銃乱射で若者69人を殺害。
犯人は一人、犯行の動機は、ノルウェーの多文化主義、イスラム系移民から国を守るため。禁固21年、死刑は
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.0

記念すべき第1作目、観れて良かった☺️
20年も帰ってなかったんだ!
さくらと博の結婚秘話、結婚式確かに泣けるお父さんのスピーチ。
笠 智衆の御前様。役と実年齢(65歳)がぴったりでした。
48作品、
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君が生きた証(2014年製作の映画)

3.8

この作品もお薦めなかったら、観てなかったです、なんとなーくストーリーが読めてしまうから、、
それが、、やはり観てみないとわからないものですね、、反省😅
父親、母親、男、女の違い、また、子供の立場ならど
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.3

ラスト知ってるので、ジャック・ニコルソンの行動が破天荒であればあるほど可愛くて、いよいよって時になんで彼の為に、😢

閉鎖された精神病院で行われていたロボトミー、世界中に発信出来るのも映画の素晴らしい
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危険なメソッド(2011年製作の映画)

2.9

「ニーゼと光のアトリエ」観て、ユングの事知りたくて観たけれど、奥さんがいながら、患者と関係したり。
無意識の欲望に従え?って事かしら、、

集合的無意識、なんとなくは、わかるんですが、それが果たして何
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ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)

3.8

1940年代、ブラジル、精神病院に女医のニーゼが赴任、ロボトミー、電気ショックに毅然と抗議、芸術療法を試みる。
ロボトミーは「カッコーの巣の上で」でわからないままに恐ろしいと思っていたが、まさか、アイ
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.0

ラストの、降りしきる雪の中、白いガソリンスタンド、ESSOの看板が可愛い
雪遊びする親子、カメラが少し引いて全体が見える。
あまりに美しく、切ない映像に、この恋物語がおとぎ話のように思えた。

彼がい
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スターダスト・メモリー(1980年製作の映画)

4.0

やっばり面白い、ウデイ・アレン
「僕の作品は内面から不安をさらけだして書いているから、100年経っても古くならないと思う」
「神と死、人は何故存在し、苦しみながら生きるのか?
自分の存在、孤独とどう向
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.0

監督が言いたいメッセージは、人は見かけじゃない、また、綺麗の基準も人それぞれ自分を偽らずに生きていく、、かな。しかし、あまりに奇形過ぎて、、
こんな作品撮る監督はどんな人かな?
と、見たら、恐ろしく男
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.2

初めて観た時の驚き。👀
もっと他の作品が観たくなる💦
そして癖になる😄

ストーリーは、シンプル、家にも居場所がなく、やっと出来た恋人にも捨てられ、おまけに妊娠、流産、いいことなんて何もない人生、不幸
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プランケット城への招待状(1988年製作の映画)

3.6

ニール・ジョーダン監督の「オンディーヌ、海辺の恋人」を、偶然観て、以前好きだった作品思いだす。
「マイケル・コリンズ」
「クライング・ゲーム」
そして、この映画、何故か好きな作品
プランケット城の城主
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オンディーヌ 海辺の恋人(2009年製作の映画)

3.5

アイルランド北部に伝わるアザラシの毛皮をまとっている妖精セルキーの神話を元に、
禁酒中の漁師、透析を受けながら、車椅子生活の一人娘、別れたアル中の妻
アイルランドの海の景色とあいまって現実は逃れられな
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麦秋(1951年製作の映画)

5.0

紀子3部作の2作目 、1951年、白黒
今回の笠智衆は原節子の兄役

原節子が一番原節子らしい、両親、兄夫婦、甥っ子に囲まれ、秘書をして
明るく、性格がいいのが、画面から溢れ出ている。

会話が全て楽
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晩春(1949年製作の映画)

4.7

原節子演じる紀子3部作 1949年、第1作。白黒。
「東京物語」を最初に観たので、笠 智衆の大学教授に違和感が 、、田舎のお爺ちゃんのイメージが強かったので😅
インテリの役でも温かい人柄がちょっと
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

3.9

いよいよ平成も終わり、昭和の記憶が薄れていく、そんな中で、この作品を観れて良かったです。本当に昭和らしい映画
特攻隊で亡くなった旦那、、今はもう、やくざの男に惚れていても周りが許さない、二人も何故か後
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.0

女性の名前のタイトルが印象的
恋の始まりから終わりまで、ダイアン・キートンの魅力かな?知性的でありながら、可愛い等身大の大人の女性に共感。
ささいな事で笑ったり、泣いたり、怒ったり、不安になったり、嬉
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.9

私生活で色々問題があり、なんとなく観なくなっていた、ウディ・アレン
やっぱり、面白い、男前も出てこないのに、、
ひたすら、インテリ仲間内のあれやこれやの会話が続く。結局、男女の恋愛模様
17歳と42歳
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.5

アメリカの全てが詰まっているよう。
背景にベトナム戦争がある1969年の作品。
マリファナ、アルコール、タバコ、女
ヒッピー、自由、保守、そして銃。
働かず、マリファナで大金を得る。
大金も自由も手に
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.6

これも、フィルマークスのご縁で観ることができました。
子供の頃なんとなくテレビで流れてたのかな?まず、怖そう、エロそう、そして決して覗いてはいけない世界。

まず、豪華な俳優陣、菅原文太、松方弘樹、渡
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8 1/2(1963年製作の映画)

4.5

あれっ💦
意外にさくっと観れてしまいました。
過去、4回はトライして、途中挫折したのに、、
映像の魔術師と言われる所以がわかりました。
素晴らしい脚本が評価されるのはもちろん、しかし、映画は映像でこん
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アリスの恋(1974年製作の映画)

3.5

マーチン・スコセッシー監督なんだ!
平凡な妻が夫の事故死で家を売り払い、12歳の息子と生まれ故郷のモンテレーを目指す。
旦那は全く、妻に家庭に無関心、亡くなったのに悲しむ様子もないところから、生活の為
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

4.3

日曜洋画劇場、水曜ロードショー、子供の頃からのお楽しみ。映画はある程度観ていたつもり。

たまたま、眠れない夜テレビをつける。そこで偶然観た映画、題名も、俳優も知らない、途中からなのでストーリーもよく
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.5

何十年も前に観た時、不気味で楽しい歌と躍り、そして、ティム・カリーの妖しい魅力、スーザン・サランドンの白い下着姿。衣装、美術、数々の魅力にワクワクが止まらなくて、
動画配信で見つけ懐かしくて、さすがに
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立ち去った女(2016年製作の映画)

4.2

こちらも、フィルマークスのおかげで観る事ができました。
白黒、3時間48分、フィリピン映画、監督が脚本、撮影、編集、こだわりの強い監督なんでしょう。作品は全て長く、10時間以上の作品もあるらしい!
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奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトウェ(2016年製作の映画)

3.9

アメリカなら?というサクセスストーリーも、舞台がアフリカ、ウガンダのスラム街の少女の話なら素直に納得、それだけ周りの大人の影響受けて育つ環境。
チェスは格闘技だという、貧しさから戦って、抜け出したいと
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アワーミュージック(2004年製作の映画)

4.0

この映画もフィルマークスがご縁で観ることができました。
戦争、内戦、紛争、虐殺、悲惨な映像が流れる。
無名で死んでいった人々。
映画の世界の戦争には、物語がある、それを排除することによって、想像させる
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ラブレス」ロシア映画を観た後でこの作品観たので、この親子が貧しく最低な暮らしぶりにもかかわらずそれでも幸せそうに見えた。
ディズニーランド、幸せの象徴の近くに
存在するモーテルにその日暮らしの貧困層
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.0

ロシア映画ということもあってか、とても暗く、寒い、そして救いがない。
離婚寸前の二人、お互いにすでにパートナーがいる、子供を邪魔者扱いし、押し付けあう始末、それを顔をくしゃくしゃにして聞いてる12歳の
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.2

こちらも、フィルマークスのレビューですごく興味持ちました。
期待以上に面白く、奥崎 謙三さんの生き方は、筋が通ってぶれずに潔い。
終戦後23日も経っていたのに、銃殺された二人の兵士が何故殺されなければ
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

2.8

「聖なる鹿殺し」「ロブスター」
独特の世界、ここまでくると、嫌悪感を持つのか、何か得体の知れないものに、
惹かれるのか、、
人間の持つ本能が、隔離された状況の中で、どう現れてくるのかには、興味あったけ
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.9

これだけ強くて、優しくて、かっこよくて、おまけにインテリで、寡黙で、礼儀正しくて、冷静で、
言うことなしのヒーローじゃないですか
勧善懲悪はそれぞれのキャラクターが魅力的だと納得させられます☺️

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