試写。ザックスナイダー版「七人の侍」後編。オリジナル版との置き換えが現代的で楽しい。野伏せりの対策はどうするのか?焼き討ちの演出は?最期の合戦は?旗の役割とは?含みのあるエンディングも含めてあっという>>続きを読む
試写。ザックスナイダー版「七人の侍」。助っ人を探す一つ一つのエピソードが濃厚で殺陣も凄い。会場大歓声。大団円であっという間の二時間半。出来れば劇場で。
試写。経験の皮を一枚ずつ剥がされてゆく当事者になりきれない感覚。幽霊。眼に見えないもの。細かく散りばめられた期待と、不穏な空気感を感じる。少しずつ少しずつ一線を越えていき、「まじか」驚愕の終焉を迎える>>続きを読む
試写。誇張を嫌い、そのものこそが美しいと主張する休憩中の作家と、道中で出会い意気投合する少し足踏み中の女優がつくる、映画の夢のおはなし。ぱっと最後に花開く映像美と、直後の技巧的仕掛けにひっくり返る。
試写。
凄。静かなる超絶技巧。全体に流れる不穏な空気で胸が痛い。お願いだから何も起こらないで、怒らないでほしい。うまくいきますように。何卒、たのしくすごせますように。
吹替があれば子供と行きたかった。残念。
製作規模が凄すぎて、普通に観てしまう。
違うぞ、このシーンは三ヶ月掛かってるんだ。そう簡単に観るもんじゃない。
ロードムービー=それだけ製作が増える、という>>続きを読む
娘の要望でゼロ知識鑑賞。
少年誌的設定を久々に浴びる懐かしさ。説明がやや多めで逆に助かり、親子で楽しんだ。父はテレビ版坂登り中。
ムヒカ大統領の発言は本質なので、全方位的に心に突き刺さる。北川耕平「自然のレッスン」を思い出す。幸福論である。
独りで歩くより、友人や家族と歩む。転んだ事に不平不満を言うより立ち上がる事が大切。立ち>>続きを読む
「クラリネットをこわしちゃった」が流れる奇跡。どうしよう、どうしよう。
観た人はきっと、三割から七割くらいの「古く新しい少し不思議な設定」を発見したことに興奮していて、劇場を出る時にお互いに補完し合い、独自の伏線を作って楽しんでいる。帰りのエスカレーターであっても別の見方>>続きを読む
中野監督の作風は不思議だ。冒頭はリアリティのなさ(自負)で私は混乱する。キャストや演出など、あり得ない設定なのでは?と。ところが気付くとそんな事は忘れてしまい、話に没頭してゆく。涙がじわっと出てくる。>>続きを読む
試写にて。
走光性的に止められない衝動と中毒。商売。利用するものとされるもの。いびつに形成されている関係性。座席まで届くような煙、煙、煙はプレッシャーへの起爆剤。依存。酒。光に向かうときに付いてしま>>続きを読む
中野監督のおはなしは、数々のとても細かなエピソードの集約だと思っていて、「これはどのような作品なんだろう?」と話を紡いでいるうちに、自然に涙がこぼれたり、嬉しい感情を受け取ったり、不思議な作風だといつ>>続きを読む
子供が誕生する喜びと、病魔の天秤。人生は不条理だ。
失うことで得る人脈・芸術・資金・そして法律。
状況の置き換えが家族形成に変化を生み、芸術が生まれる。
映画になる人生と、波風を立たずにひっそりと>>続きを読む
戦場で心に哀しみを背負った夫と、無垢で好奇心から乗り込んだ孤島で精神を病む妻。夫はもう、波風を立てずに暮らしたい。そこに喜びと悲しみという波風を立てる妻が選択したエゴと罪が二人の運命が攻めたてる。「罪>>続きを読む
115分にジョン・ファブロー監督の想いが濃厚に詰め込まれ、SNSの如き編集テンポ。
キューバサンドイッチにとにかくお腹が空きます。
音楽・ロードムービーとしても文句無し。
エンドロールの仕掛けに思>>続きを読む
2013/2/19:TOHOシネマズ シャンテ
“ムーンライズ・キングダム”
幼少時代に作った、
ぴかぴかした脳内秘密基地の世界。
MOTHER2とドラゴンクエスト。
2013/2/24:109シネマズ木場
“ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日”
ミクロとマクロの反芻。
陰と陽。業の肯定と否定。
壮大なイリュージョン落語の世界。
2013/3/1:シアター・イメージフォーラム
“the Future ザ・フューチャー”
続けることって奇跡だし、難しい。
2013/3/7:シネマート六本木
“海と大陸(試写)”
主人公フィリッポ(20歳DT)成長の物語。
若い時は自身の操縦が難しい。バイクはそのメタファーだ。
金、友、女といった問題と衝突しながら舵取>>続きを読む
2013/3/15:ヒューマントラストシネマ有楽町
“愛、アムール”
心と身体が離れる際の「痛い、痛い」という悲痛。
2013/3/27:スペースFS汐留 “ハッシュパピー バスタブ島の少女(試写)” 人間の真理を突くおはなし。 とある事実で、心の「はじめてのおつかい」に立ち向かう少女が 故郷へ帰って来たとき、顔は>>続きを読む
2013/3/29:ポレポレ東中野 “はちみつ色のユン” 戦争孤児となった主人公が異国で養子となり、心の隙間を探し、埋めてゆく工程。実際の八ミリ映像と写真、日本に憧れた主人公の描くアニメが重なって行>>続きを読む
2013/3/29:ポレポレ東中野 “隣る人” 渇いた土に隣人が水を注ぐ。花もまた自然に水を求め、一心不乱にむき出し、茎を寄せてゆく。人はひとりでは生きていけず、次世代に繋げる道は先細っている。
2013/3/30:新宿ピカデリー “ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの” 前作で触れた、芸術作家と収集家夫妻の相互関係が特別な「何か」を産み、本作の骨格となるコレクションの分配先にも伝わってゆ>>続きを読む
2013/3/30:新宿ピカデリー “ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン” 世界最大級のバンドが唯一無二の唄い手を失い、YouTubeから異国で次席を見つける奇跡体験。貧困から急に勝ち取った>>続きを読む
2013/4/1:TOHOシネマズ 有楽座 “シュガー・ラッシュ” 勇者を夢見る大ボスが、別の世界の添加物を排除するべく立ち上がるワイワイワールド、またはファミコンジャンプ。本作が素晴らしいのは、実>>続きを読む
2013/4/1:TOHOシネマズ シャンテ “ザ・マスター” 世界大戦後、混沌から生まれた怪物が「偶然かつ必然的に」管理者と出逢う。二人は獣同然となり、同じ水を啜り、檻で吠え散らし、敵に噛み付き、>>続きを読む
2013/4/6:新宿武蔵野館
“チチを撮りに”
幼少期に離婚した父親が危篤となり、姉妹で向かう「はじめてのおみまい」 観客は、親や兄弟姉妹の視点で二人を見守る。家族とは、まさに血を分けた存在で>>続きを読む
2013/4/12:TOHOシネマズみゆき座 “パラノーマン ブライス・ホローの謎” 浮かばれない霊を見ることが出来る少年ノーマンはいじめられっこ。ある日、大叔父さんから魔女の復活を止める指令を受け>>続きを読む
2013/4/17:ニッショーホール
“きっと、うまくいく(試写)”
優秀なエンジニアを産出する有名大学に変わった新入生が現れ、優れた才能で次々と固定概念を覆してゆく。辞めない、桐島。インドの社会>>続きを読む
2013/4/24:銀座テアトルシネマ “天使の分け前” ウヰスキー樽から年間2%蒸発することへの素敵な俗称。札付四人組が、酒樽に垂らされた蜘蛛の糸を摑んでダークサイドから抜け出す策を練る。角度や概>>続きを読む