nさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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テリファー(2016年製作の映画)

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目の疲れるギガギガな色味のグレーディング(ライティング)とか素人くさい芝居とかはほんとヤメテーって感じなんだが、時折超イケてるカットが飛び込んでくるから油断ならない。特に銃殺周り。

言い換えれば、ホ
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昼下がりの背徳(2014年製作の映画)

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異様に撮影が美しい映画。ただ、美しいものを映してるからそうなるわけでもなく。ベテランらしい的確な割りとフレーミングありきの。特にバストショットのサイズ感はかなり好み。
てかこの画面全体がうっすら白く光
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マペットのクリスマス・キャロル(1992年製作の映画)

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クリスマスキャロル的な話見るたび、自分の過去とか未来見た程度で性格変えれるならその主人公は別に元からそんなにイヤなやつじゃないんではっていうことを思ってしまう。
自分で体験したことでもないことからそん
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恋のクリスマス大作戦(2004年製作の映画)

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荒唐無稽感強めにはじまる冒頭こそ大丈夫かなぁってなるし、中盤も(スベり方とかで)ちょくちょく怪しいとこはあるんだけど、総じて観るとわりとブラックなとこもちゃんと描いてるし、悪くないなって思える作品。>>続きを読む

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

エミリア・クラークの顔芸にはほんとに癒されるが。

これに関しては「ほんとにこれでいいの?」案件。「まぁたぶんいないんだろうなー」(これに関してはネタバレもクソもないんだけどな。なぜなら最初からそうい
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ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー(2007年製作の映画)

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ジョー・ストラマーの命日にシネマートにて一日限定上映。
席はかなり埋まっていてパンクス老若男女たちの集いになっていた。

ジョー・ストラマーでさえ「アウトプットのためにはインプットが必要」みたいなこと
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バッドサンタ(2003年製作の映画)

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結局ツワイゴフは傑作しか撮ってないってことか。
画作りから編集のリズムから人物の捉え方から、もうその辺の映画とは一線を画している。一見そう見えないというのがまたオサレな作家性なんだが。
90分ずっと観
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

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まずサイコパスがサイコパスゆえに悪事をクールに重ねていける存在として「憧れ」なようなものをもって描かれてるのだが、なんかもうその時点でいかにもマンガ的発想っぽくて(原作は小説だけど)ノレない。しばらく>>続きを読む

ヘル・レイザー 4Kデジタルリマスター版(1987年製作の映画)

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いくらセックスがよかったとはいえあんなズルズルムケムケの状態で「あのときの俺だよ。戻してくれ」と言われても...っていうのは置いといてな。

そういう意味でもまさに真性変態が作った映画って感じよねこれ
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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

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超能力でやることがそのへん金奪うことだったり、いじめっ子撃退だったりしてわりと見たことあるようなことが続いて、こんなんでいいものかなぁと思いながら観てたんだが、まぁ「you're doing ever>>続きを読む

悪の法則(2013年製作の映画)

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プロットだけで言えば物語の半分で犯罪を計画、あとの半分でミスってただただあとは堕ちていくだけという典型的ノワールで嬉しくなる。
ノワールであるからには当然絡んでくる、決定論的物語として、つまり「決まっ
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プロメテウス(2012年製作の映画)

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公開時に観たきり10年ぶりに再見。

そのときは「ほぼセルフリメイクじゃん」的な感想しか抱かなかったが、あらためて観ると白いおじさんが動くのとか、それとタコとの戦いとかホログラムとか、ラストの飛行艇墜
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ナポレオン(2023年製作の映画)

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いやぁー面白い。今年のトップ5くらいには入るかもしれない。
金かけて下品なのって好き。なんつってもオープニングからギロチン首チョンパっすから。

ミクロとマクロの共存の魅力っていうか。
戦争アクション
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

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砂漠のど真ん中で地雷踏んで動けなくなる男っていう、それだけでこの映画は観られると思わせる超ベリーシンプル設定。面白い。

まぁ、一つの訓話っていうか。お前が人生に囚われていると思っているものは、実は自
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一人息子(1936年製作の映画)

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出世したり金持ちになることより人に優しくすることのほうが価値があるっていう。
資本主義的な価値観の中で上手くいってないことに傷ついていた息子に対して、外部からやってきたそれに染まっていない母親の視点を
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ハンナだけど、生きていく!/ハンナはいつも、アイされたい(2007年製作の映画)

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3段階くらいの関係性の展開を、先に先に繋げていくのではなく、1人ずつとのやりとりを引き伸ばしてじわじわと変化させていくのをみせるやり方。

ジャンプカットめっちゃ使われてるんだけど、この気にならなさは
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デシベル(2022年製作の映画)

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うーん、あんま「デシベルの上限超えると爆破時間早まる」設定が効果的になっていない。別にいままでの爆弾映画と変わらんていうか。
犯人が「世界を静かにしたい」みたいなただただ異常で偏った思想の持ち主とかだ
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(2023年製作の映画)

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ブリブリに首チョンパしてて「切株映画」なる懐かしワードが思い浮かぶ。壮観。

そして基本的に「黒澤さんのアングルなんだよなぁ」(byザコシ)な映画でもある。

ワンカットずつの重み。

退廃美。

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OUT(2023年製作の映画)

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全体的にエンタメとしてイイと思うが「〜なんかいっ」ってセリフでツッコむのだけいい加減おもんないって気づいてほしい。

あとちっちゃい金髪ヘアピンのキャラの芝居がたまにサブイボ。なんつうか、ギリ成立して
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追撃者(2014年製作の映画)

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こういうシチュエーションスリラーほんと好き。
これも普通に面白いやつ。

マイケル・ダグラスが金だけは持ってるが倫理的にぶっ壊れたオッサンを演じている。
そのオッサンが砂漠の中の狩猟で誤って人間を撃ち
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デビル(2010年製作の映画)

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普通に面白いやつ。もしかしたらオチははぁ?って感じなのかもしれないが、80分こんだけ緊迫感もって見せてくれたならもう十分である。

なんか、俳優の佇まいがやたらといいんだよなこの映画。演出がうまいとい
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恋は負けない(2000年製作の映画)

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とにかく主人公がどんなときもモラルを遵守するという設定。
イイやつでいればどんだけ受難しても最後には救われますよみたいな至極真っ当なメッセージの映画である。
人道的キャラを示すためなのか、あからさまに
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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

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これ棒寸前の芝居の感じとかカメラの距離感とか光の具合とか美術のニートな感じ、脚本の皮肉っぽさとかもうめちゃくちゃ自分のタイプの映画だった。

好きな映画ではあるが、ただ後半の展開にはちょっと疑問符。あ
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

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先に2から観るという変則スタイルだったのだが、なんつうか、別にどっちもどっちだ。面白さでいえば同じくらい。

しかしやはり大事なところを音楽で流してしまう癖が非常に気になる。
正面から勝負してこいやっ
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悪党と呼ばれた男(1951年製作の映画)

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きっちり60分、物語上必要な出来事、情報をかなりサクサクと処理していく様は見事。

終盤のゴミ処理上へと向かう車内をオープニングに持ってきてからの主人公の逮捕から出所、母親、弟と恋人、その恋人&別の女
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モガンボ(1953年製作の映画)

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クラーク・ゲーブルと愛を確認しあったグレース・ケリーが夫のいる暗いテントに帰ってきて、影絵のように会話するシーンはやはり印象的。

顔にかかる光の工夫のためにブラインドをいかに使うかなど。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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面白かった。

しかし最近アメリカ人反省しすぎちゃう?って思ったりする。すでに「イケてない国」になってしまったことで、過去の栄光への未練とセットになった半分投げやりな反省っていうか。「ハイハイ、ウチが
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

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超絶イイ映画で驚いた。大傑作。

ただの悪趣味映画かと思いきや、神を否定した先にはただ芸術と、何者にも強制されない愛があったみたいな。それ以外に何が必要か。最高ですやん。

反復が意味を持ってくるプリ
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残り火(2022年製作の映画)

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これもなかなか面白かった。
あ、そうくる?っていう。展開、展開の映画というか。(45分地点で一展開ある)
ちょっと80〜90年代のエロティックサスペンス風味もある。リアリズムとはまた違う感じ。

ラス
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不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

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カメラが対象から微妙に引いた位置の「状況観察系」でめちゃくちゃ肌に合う好きなやつであった。
かつ物語は「暴走お父さん系」というこれまた個人的に大好物なやつで。最後はちょっと『ヒストリーオブバイオレンス
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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面白かった。
(たまにサブイボな芝居部分を除けば...)

ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

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もうこういう「アメリカ」な映画、なくなってしまったよなぁとしみじみ。

モーガン・フリーマンが結局モーガン・フリーマンをやる。