こりんさんの映画レビュー・感想・評価

こりん

こりん

映画(741)
ドラマ(14)

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

「分からんか 愛だ、愛。」

19年ぶりの映画館での鑑賞。
公開当時に、今は無き地元の映画館で観てパンフレットを買って帰った思い出。

作品と一緒に年齢を重ねることが出来ること、観るタイミングとコン
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.9

少し前に初めて映画館で観た。

敵とか味方、正しさとか悪、よりも、「どうしたらいいか」を共に考えられたら。

悪者と言われる者のなかにも、正義はあり、信念がある。一辺倒な考えは危険だ。

どういう意味
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

3.9

「クーポンは客を凶暴にする」

〈スケート・キッチン〉という名前は、「女はパークではなくキッチンにいろ」という男子からの中傷に対抗して、クルーを立ち上げたレイチェル・ヴィンベルクが名づけた。とのこと。
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.7

シャイア・ラブーフの半自伝的作品。
父と子のストーリー。

空想なのか、現実なのか、願望なのか、混同が行き来する描写。

隣人の少女との育みがとても柔らかくて。
生きてる時の楽しい記憶って、大抵こうい
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

ルーニー・マーラ見たさに。

怖さよりも、切なさや愛おしさ、なオバケ視点ムービー。存在や実態がなくなっても、無くならない想い。

A24作品。
映像がきれいでさらりと観終える。

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.6

ウディ・アレンは
ジャズとNYが好きだということ。

彼にとって初のデジタル撮影による作品。フィルターにかけて観てしまう。

夢は夢のままで、現実とは異なる。何をもって成功と言うのか。何かが埋まらない
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満月の夜(1984年製作の映画)

3.7

奔放さの先に、本当の孤独が。

ロメールの急転直下する脚本。
目の前に、ありのままに流れてゆく映像が愛しい。

繊細さ、鈍さ、滑稽さ、それらすべてがそのまま表現される。観ていて気持ちいい。

美しき結婚(1981年製作の映画)

3.6

衝動的でアイロニーでヒステリック。

結局誰もがサビーヌになり得る。
という、なんとも巧みな脚本。

心地いい街並みの呼吸が映像に。
ル・マンいってみたいなぁ。

キングダム(2019年製作の映画)

3.6

久しぶりに邦画を観た。

エンドロール前の『Kingdom』の締めくくりで拍手出た。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.2

「Wi-Fi」「Bluetooth」「Siri」

オフビートゾンビ映画。
賛否両論分かれそうだが、この面白くなさ(虚無感)が面白いのですよね……!という感じ。

ジム・ジャームッシュ好きとして、彼の
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.9

MeToo運動のゴタゴタからの、観れて良かった…のか。出演者はギャラを全額寄付したり一悶着あったこの作品。

切り離して純粋に考えると、彼のつくる作品が好き。(時代遅れなセリフに耳を塞いでしまえば。)
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.7

美しさを含んだ爽やかさ。
パリジェンヌとパリジャンの自由で、身勝手で、お洒落なオムニバス作品。

ロメールのシニカルさチクチク好み。

作中に音楽が流れず、街並みの音が耳に届いてくるのも良い。

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.9

え、めちゃくちゃすきやわ、、、
なんて愛しい作品…………………

まずミラベルの服装が百発百中ドタイプですこと。一つ一つ真似したい。心にときめきが溢れすぎて、恋した気分。

4話のオムニバス・展開の目
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友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.2

ロメール作品のテンポが好み。

フランスのアパートと外の景色、最後の服の色、それぞれのコントラストが良い。

夏といえばバカンス、おフランス🇫🇷
そしてテニスの4大大会のシーン出てくる映画高評価しがち
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.8

避暑地にて。
夏の空気がつまった映像美。もう映像の良さだけでずっと観てたい。

居心地のいいフィルム。
居心地のいいふつうさ。

創り上げたものというより、切り取ったような作品が好み。

今の私にはピ
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.5

どんな暴力も語彙力の少なさに帰結する、と思った。それが露呈するだけで、権威を示そうものなら暴力で破滅する。建設的な話し合いは、恋人間のたった2人の関係性でも難しい。世界中の人を想い合うなんて到底むりに>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.6

こころに浸透し、こころそのものが涙を流すような感覚は久しぶりだった。

資本主義は心身がすり減る。
家族は閉塞的で、苦しい時も内側に苦しさが篭る。

私自身の家族も、苦しい局面や、辛いことも沢山あった
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

-

タトゥーにすぎない。
1つの象徴にすぎない。

銃も言葉も眼差しも、その全てが人の心を殺し得る。

21分に濃縮された実状や、根底に蔓延るレイシズム。

「差別はいけない」と差別を浮き彫りにさせ、加担
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.9

この作品をタイムリーに映画館で観れることに幸せを感じた………

『 LITTLE WOMEN 』は邦題でそのままがいい。ほんとに良い題。

待望のグレタ監督 最新作品。グレタによる若草物語。シアーシャ
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.5

じっとり、梅雨に観たくなる作品。

散りばめられる素敵なメタファー。
アバウトタイム同様、ビル・ナイの良さ。

屈さず、静かに沸々と。
人生において、大きな権力と大金は身を滅ぼすな〜と最近思う。

終電車(1980年製作の映画)

3.6

フランス映画の根っこを感じる。

閉鎖的な時代背景の中に、広々とした物語。大胆な展開に振り回される。

構成と演出がtheフランス映画。

日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

3.6

モノクロは儚くて切なくて良い。

こんなに可愛いサスペンスがあるのか、と楽しいサスペンス時間だった。

トリュフォー作品はロマンチック。

ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

3.5

子役たちの演技力に尽きる作品。

前半、後半でガラッと変わるテイストに付いていきながら、それぞれに心が傷む。

この俳優陣なしでは陳腐な物語だったのかもしれない。
ダンスのシーン一番好き。

マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

4.0

うわぁ・・・すご・・・

っていう感情を久々に感じた。
なんだこれは・・・胸痛い。

ニコラス・ケイジとサム・ロックウェルの時点でもう面白かったのにね。

ネタバレ見ずに観てほしい。
ということで最高
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チェイシング・エイミー(1997年製作の映画)

3.6

『クラークス』然り、この作品もまた台詞の良さが際立つ。

恋愛映画の変化球がすごい。でも共感もできちゃう。ケヴィン・スミス作品は捻くれの匙加減がいいなぁ…

ちょい出しマット・デイモンにも注目

おとなのけんか(2011年製作の映画)

3.8

戦争映画ともいえる。

出てくるのはアパートの1フロアのみ、終始4人のドタバタ会話劇。

オスカー俳優たちの演技合戦、破綻しそうで破綻しないコメディ。「追い詰められると人はこうなるぞ」と詰められている
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.6

異色短編SF作品。

「フォトロマン」というスチール写真のモンタージュを用いた手法が面白い

WWIII後、廃墟と化したパリ。
未来人にだけクスッとした。

ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

-

犬はどの色でもかわいいのに、
猫もどの色でも尊さは変わらないのに

分からない。

それぞれの意識は、法の下になくともそれぞれが変えてゆけたらいいのに。

分からないながらにも
目的が同じならいいのに
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愛、アムール(2012年製作の映画)

4.1

格調高く、美しい映像。
ハネケ作品はいつもとても誠実で。

個人的で偏ったものも、えぐり取り、映像を通して誤魔化さずに表現する。そこが好きな理由。

静かに語りかけるラブストーリー。

コード・アンノウン(2000年製作の映画)

3.8

受け手側に委ねる巧みな構成と演出。
歪みのない " そのまま " が流れる。

いくつもの断片を繋げた作品。

ハネケ監督のアプローチ方法は、心に迫ってくる。挑発される。そこがとても好き。

KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

3.6

危うい、危ない。

10代に観ることをすすめたい。
下手な性教育よりHIVやドラッグ、暴力について重く考えれる。

クロエ・セヴィニーの眼差し。

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.6

ウディ・アレンに振り回されたくて観ちゃう、みたいな事がたまにある。

「人生なんてこんなもん」っていつも思わせてくれるウディ・アレンには頷ける。笑

こんな風に生きれたら楽だな。
でも嫌でもあるし、た
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BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

3.7

イニャリトゥ作品は、いつも感想に詰まる。感覚で感じるような。

説明は少なく、情報量は多い。
徐々に紐解かれていく物語。

題名が、セリフが、ひとつひとつキーになっている。環境の平等なんてものは、この
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.9

究極の愛こそ、歪んでる。

と言って終えばそれまで。

最後まで観て、また最初から再生した作品は久しぶりだった。

色調と、淡々とした中にあるじめっとした愛、構図美。うっとりしてしまった。

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

3.9

純文学的映画。

映画界の名だたる監督達がベルイマンにコメントを寄せているのを見て、及ぼした影響の凄さを感じる。

客観的に観ているはずが、主観的になってゆく作品は巧みだ。

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