祖父の遺灰をまくために南インド・ラーメーシュワムに行くふりをして、とりあえずチェンナイ・エクスプレスに乗ってから途中で降りて反対側のゴアに行ってはめをはずすつもりが、美女を助けたためにトラブルに巻きこ>>続きを読む
生きている日本人の監督でいちばん好きなのが河瀬直美。
彼女は、ある人との対談でこんなことを言っていた。(古代の日本で、歌なんかを残していった人たちに対するかたちで)「技術のない人は、想いを伝えられない>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
観始めて1時間くらいは、ありきたりな一途な男の愛の物語のようで、どの辺が「アシュラ 地獄曼陀羅」なんだろう? と思っていたけれど、その愛が遂げられないとわかると、男(シャー・ルク・カーン)の愛は憎しみ>>続きを読む
ふらっと入った映画館で。
冒頭、山下夫人(藤山直美)が団地のベランダから道を見下ろす視点。老婆が鉢ごと花を落としてしまったところに真城さん(斎藤工)が日傘をさしながら登場して、胡散臭い紳士的な態度で花>>続きを読む
インド映画ならなんでもいいと思って観てるけど、最近のボリウッドの娯楽作を観てると、「ぼくの知ってるインドと違う…」と思ってしまうくらい街がきれいで、そういう映画はつまらないことが多い。
でも、これはそ>>続きを読む
インド映画というだけで、内容も何も、事前の知識なしで観初めて、冒頭、主人公が笑うシーンで妙な違和感を覚えるものの、気にせず観てて、すぐに彼女が障害者だとわかる。そんな感じで、ライブ感覚で映画の内容が入>>続きを読む
輪廻転生に復讐ものという組み合わせ。『オーム・シャンティー・オーム』と同じパターンだけど、これは何に転生するかというと、ハエ。そう、蝿です。
金満家のわかりやすい悪役がいて、彼が目をつけたヒロインと恋>>続きを読む
「スーパースター」ラジニカーントが観たかった。
なんというか、タイトルが最高。踊る! アメリカ帰りのゴーストバスター、ですよ。
内容はすげーくだらない。これがいいんだという人もいるだろうけど、あまりに>>続きを読む
「愛」をテーマにしたショート・ショートが16個あったのかな。
その中の一つに、コーエン兄弟のものもあって嬉しかった。恐怖と笑いの入り混じった、完全にコーエン兄弟の映画だった。
観たのが結構前なので、後>>続きを読む
すごくよかった。
やっぱりいい映画は冒頭から引き込まれる。
しょっぱな二人が恋に落ちる描写、変装して告白するシーン、色とりどりのサリー干し場での掛け合い、両家の父同士の対立と共立、とってつけたようでな>>続きを読む
冒頭からぐっと引き込まれた(以下、自分で整理するためにあらすじを書きます)。
明け方の部屋で、一人チェスを打つ、初老と老人の間のような男。雨の出勤途中に、橋から身を投げようとしている赤いコートの女を助>>続きを読む
引き続き、サルマーン・カーン。
インド映画を観始めたときは、無意味に挟まるダンスシーンに戸惑いと興奮を感じたけど、今ではないと不安になる。踊ってナンボだろう。
この映画はさらにメタ的な視点で、ダンスと>>続きを読む
スパイアクションものは観ないんだけど、インドの三大カーンの一人と言われているサルマーン・カーンを見てみたくて。肉体がすごいですね。
映画は、騙し騙されの、ぼくがイメージするスパイものの王道にラプロマン>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
何も事前知識なく観て欲しい。
一言でいえばサスペンスなんだけど、これだけ練りこまれた脚本はそれ以上の感動を与える。
冒頭の無差別テロ(地下鉄サリン?)は何だったんだろうというまま話は続き、夫を探すため>>続きを読む
複数の監督によるオムニバスなんだけど、それぞれシームレスにつながっている。
『きっと ここが帰る場所』でファンになったパオロ・ソレンティーノ監督目当てで観たんだけど、全体的にとても良かった。全編にわた>>続きを読む
ラジニカーント主演。
<ワケわからんが面白い>というキャッチコピーに納得、なんだけど……「面白い」の意味が、自分にとっては「バカバカしい」であり、「くだらない」であったりする。
ラスト40分の常軌を逸>>続きを読む
「走れ、ミルカ! 走れ!」
実在するランナー、ミルカ・シンの物語。
1960年のローマ五輪400mでトップを走っていたミルカが、なぜか突然振り返ったことでメダルを逃したところから始まる。
印パ独立運動>>続きを読む