novaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.5

結構おもしろかった。昔なつかしいインディジョーンズ系の冒険活劇。こんなのが全盛な時期もあったなぁ。わざとパロディ化してるんだろうけど。スマホとか登場するとやっぱりしらけちゃうというか無理がある。ブラピ>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.0

スコセッシ監督といえば「タクシードライバー」のイメージ。鬱屈した狂気の世界を描くのは得意だよね。でもこの映画はどちらかというとリンチやノーランぽい雰囲気で、これをスコセッシが?しっくりこなかった。どん>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.5

一見バカげた夢を持ち続けた非常識な父親に見えるけど黒人差別や貧困など一般人には分かり得ない背景があるのだろう。彼は何かを信じるしかなかった。それが愛する娘たち、そしてテニスだっただけ。セリーナもビーナ>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

「退屈は銃弾より危険だ」大晦日に観るにはちょっと過激すぎたかな。でもめっちゃ面白かった!わりと分かりやすい展開は監督らしくないっちゃらしくないけど悪党どもが複雑に絡み合って容赦なく殺しまくるところはら>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

正直テレビアニメは物語の途中で終わってしまって「?」だった。それがこんな素晴らしい形で復活するなんて。好き過ぎるからこそ不安でもあったけど、そんなの吹っ飛んだ。スラダンファン、特にコミックからスタート>>続きを読む

ベイビーティース(2019年製作の映画)

4.0

なかなかぶっとんだ家族でしたが病気の子を持つ親はきっといろいろメンタル的にも大変なんだろう。そして「枠にはまりたくない」モーゼスもああ見えて闇を抱えている。彼の真の愛情だったかどうかは分からない。ミラ>>続きを読む

レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.5

狂気の世界観がぎりぎりリアル。今では考えられない風習やしきたり、封建的主従関係のこの時代には現実に起こり得る出来事と思えた。いや、それもフローレンス・ピューの演技のなせるわざかも。惹き込まれるわ~あの>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.0

うーん、お母さん息子の心配しすぎかな。別にまじめないい子じゃん。気持ちわかるけど無駄に理解しようと努力する必要ないよ。しかも思春期の子育てを他人に頼るか?自分でやんなよと思っちゃった。だってそこまでひ>>続きを読む

ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

3.5

ストーリーとしてはわかりやす過ぎるしよくありがちだけど、好きです、このラブ・ファンタジー。もしかしたら前半の主人公の成功談が妄想だったこともあり得るけど。ラストは彼女の幸せを願ったのね。納得です。ユニ>>続きを読む

ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.0

電話で両親の会話をとりもつ男の子が不憫で不憫で涙出た。それでもダディには「行かないで」あんなひでぇ父ちゃんなのに。ほんとはかわいいはずの我が子。愛し方が下手なんだね。人気子役って相当周りの大人が心のケ>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

結婚なんてこんなもんです。愛はいずれ冷める。いつまでもラブラブな夫婦はふりしてるだけ。でもそれも愛情のひとつなのかなとも思う。結局価値観も性に対する考え方も男女で全然違う。それをお互い認め合えるかどう>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

「双子?いいね。1人に1人ずつ」って発想がまず面白い。出だしから心つかまれた。この夫婦すてき。お互いそれぞれやりたいことやって。でもちゃんと相手を思いやって絶対否定しない。必要以上に依存しない。期待し>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

3.5

自殺するのにあんなに生き生きした口調で人に頼んだりするかな?わざわざ他人を巻き込むか?そればっかり気になってしまったわ。でも3人目のおじいちゃん好きです。主人公よりもその後が知りたかった。元気でいるか>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

幼少期に何かあったのかな?あんまり関係なかった。家族の確執の会話劇。ママが言った「理解できない。でも愛してる」がすべて。みんなルイを愛してるからこそ捨てられた思いが強い。愛情の裏返し。しかしまあよくし>>続きを読む

秘密と嘘(1996年製作の映画)

4.5

一見全然関係なさそうな人達が最後つながる。しかもどろどろな展開がなぜかハッピーな結末。シンシアママのとんでもない陽キャラのせい?あのぴりぴりした会食の席で「ちょっと口走っただけよ」って笑。ほんとお騒が>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.0

監督が主人公?日本にもいそうな一見おしゃれなイケオジ風。「隣人よ」のおじいちゃんもかわいい。クスっと笑えるシュールなコントムービー。ブラックユーモアも感じたけど、さすがに途中で少し飽きた。何か起こりそ>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

てっきり自分が受けた傷のリベンジなのかと思ったら違った。もちろん若かったからで済まされないことなのは分かるよ。でもやられたらやり返すがまかり通ったら世の中大変なことになる。自分から誘って相手を陥れる方>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

オープニングからおしゃれが過ぎるでしょ。会話がいちいち笑えるし映像もスタイリッシュ。ガイリッチーらしさは満喫できた。でもね、ロックストック大好きで何度も繰り返し観てる信者としてはあれを超えるのはやっぱ>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.0

何か深い意味を含んでいるのか?この不動産屋の狙いは?まあそこはどうでもよくて人間の物質主義に対する皮肉・風刺を感じればそれでOKなのかな。理想のマイホームや家族が揃って何不自由ない生活でも人間ってやっ>>続きを読む

カミーユ、恋はふたたび(2012年製作の映画)

3.0

日本人にはちょっと?っていうフランス的笑いもあったけど、でも楽しめましたよ。軽いノリで妊娠しちゃって結婚して後悔ってのはあるある。逆によく25年も持ったわ。オチがもうひとつ何か欲しかった気もするけど。>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

最近独り暮らしの身内を高齢のため老人ホームに入所させたので身につまされた。認知症はこのお父さんほどではないものの転んだり火傷したり身体的に限界だったので。でも初期の症状はやっぱり同じ。時計を異常に気に>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

最初コメディかと思ったら結構まじめにアルコール依存症をリアルに描いてました。実験とか口実でただ飲みたいだけじゃん?とか思ったけど。確かに私もお酒好きだから適量飲むと頭が冴えるのは分かります。でも0.0>>続きを読む

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.5

あまりにも古くさく感じる。わざとミニチュアとかノスタルジックな作風にしてるけど。正直映画として面白いかというと微妙。怒りを抑え感情を制御する訓練。メンタルヘルスケアのお話。心が不安定な時にこういう人に>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.5

「羅生門」を先に観ておいてよかった。確かに影響ありです。時代設定は中世だけど現代も抱える問題を多く含んでいる。主人公はまじめで頑固な夫と賢く非情なその友人の男。でもこの映画の中心はほかでもなくマルグリ>>続きを読む

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

4.0

これも当たり!なかなか深い映画です。全然ホラーでもカルトでもない。これはママの心の葛藤。アリスの成長物語。ワーカホリックでほったらかしの息子への罪悪感からおかしな洗脳へ。ここでもセラピーってほんと大事>>続きを読む

パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

4.0

パリの街並みや生活感が昔観た大好きな映画「猫が行方不明」ぽいな~と思ってたらかわいい白猫ちゃんが登場して窓から逃げちゃって。調べたらなんと同じ監督でした。30歳前後って仕事や恋愛のこといろいろ悩んじゃ>>続きを読む

プルートで朝食を(2005年製作の映画)

4.0

いやー良かった!まさにキトゥンは捨て猫かわいい子猫ちゃん。拾われて、そして捨てられてまた拾われる、その繰り返し。真剣(シリアス)なんてまっぴらごめんな人生。それでいいんだよ。そうやって笑顔でつらさを隠>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

なんとなく結末は予想ついたけど友達のためによく頑張ったね。しかし戦争はすさまじいな。まるでサバイバルゲーム。迷路をくぐり抜けて生き残れるかどうか運でしかない。銃撃や爆弾でだけじゃなく、あの不衛生な状況>>続きを読む

ディスクロージャー(1994年製作の映画)

3.0

94年の作品にしてはIT系企業の雰囲気古くさく見えない。きっと当時としては最先端。でも30年近くたっても意外とVRって進展してないような。前に観たことある気もするけどマイケル・ダグラスは似た感じの役多>>続きを読む

ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.0

原作漫画だしタイムループものだからしょうがないけどあり得なさ過ぎて最初はなんじゃこれ~だったけど意外にも後半だんだん引き込まれた。スポーツ観戦好きにはアスリートvs武将という設定なかなか面白い。剣道部>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

3.0

猫は気高き生き物。ネコ愛にあふれてる。舞台とどうしても比較しちゃうし映画としての違いも魅せなきゃいけないから難しいよね。同じビジュアルという手もあっただろうけど逆にあのリアルなメイクやコスチュームも猫>>続きを読む

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.0

小洒落たニューヨークの雰囲気や洗練されたカメラワークは観ていて心地良い。インテリな主人公の少年と青年の狭間のセンシティブな感じもよかった。父親の愛人と関係持っちゃうドロドロ展開かと思いきや結局血縁はな>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.0

これまた深くて複雑。人種差別を新たな視点から扱った問題作だと思う。アフリカの孤児ルースは白人の両親に育てられた。頭脳明晰で運動神経も人望もある。でもそれは自分が黒人であることや親への感謝から自から期待>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

ループものとしてはいろいろ無理はあるし途中でだんだん飽きてくるし結末も調子良すぎるとは思う。でもコメディとしては結構笑えました。「結婚」がキーワード。この空間で一番好きな人に出会う確率。ラストは男女の>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.5

心に染みました。私も時々無性にひとりになりたくなる人間なのでファーンの気持ち少しは理解できる。彼の家をバンに乗って去るところで涙出たよ。あのタイミングで癒してくれる男性に一緒に住もうって誘われたら心揺>>続きを読む

マシニスト(2004年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ暗いし怖いけど面白かった。結局トレバーは無意識のうちに過去の記憶を消そうとしていたということかな。彼は気の利いたジョークや口説き文句も言える普通に知性もある人間。なのにどうしてこれほど何か>>続きを読む