内容はかなり端折った感じになっており、少し残念だが言いたいことも言えないこんな世の中だからこそ、反町さんが演じる鬼塚先生はいつまでも見続けたくなる。
どこまでも正直であり、その言葉が正直である以上、人の人生に真剣に向き合える。
とても大きな人生の一瞬ではないが、人と寄り添っていくことの一生は、返しきれない愛がある。
不気味に狂った世界で、荒々しくも自分自身を信じるヒーロー気質の主人公が、真実に近づく。
少しづつ0から1へと這い上がる展開をセンスのイイ演出で盛り上げていき、いつまでもキャラクターの人生を見てみたいと感じた。
どうする?の連続の人生。どんな人でも襲いかかるその選択で、それぞれの生き様が平和の道へと進み続ける。
それぞれの役割がはっきりとしてそうでしてない不安定なキャラクター像を物語が後押ししているおかげで、最初と最後では180度見え方が違ってくる。
夢は大きく、砕かれない想いがあるからこそ、この世界観を実現にできたのかなと思う。
絆は強く、どんな時も仲間を信じて、自分自身の力になっていく。
韓国らしい残酷描写と醜さは少し表現されていたかなと思うが、まだ大きな壁があるように見えた。
どのキャラクターも欠けてはならない存在で、それぞれの困難が大きな成長に繋がり、お互いを支えていく展開は胸が熱くなる。
たった1人の出来心が赤染まる時、知らず知らずのうちに他人の人生まで燃え尽くす。
自殺した兄の面影を感じ、苦しむ中で、新しい何かを見つけて自分たちなりの店になる瞬間、過去から「思い出」となる。
キャラクターの愛くるしさが回を増すことに濃くなり、ストーリーの作りと共に「魅力」が生まれる。
過去に取り残された残酷な真実、その時代に残された人の想いに優しく寄り添い、絡まった糸を解いていく。
周りを傷だらけにしながらも自分の欲望のままに突き進んだ結末は天国か地獄か。
極限の中、命懸けで戦ったあの日々は、計り知れないほどの人々の力があってこそ今があり、そして絶望の共存が必要となる。
真実。それは単純な正義感だけでは辿り着けない場所であり、行手を阻む残酷な敵と目を背けず『戦う』必要がある。
小さな「カケラ」は時に自分を傷つけて、時には綺麗な輝きを見せてくれる。最後の最後でその全ての「カケラ」が集まり、そして「家族」になる。
どんなことがあっても、どんな状況に自分が陥っても目の前の命を全力で救い、救えてよかったと思える姿は誰かの背中を押してくれる。
何者になるかは自分次第、導くのも導かれるのも自分次第。一歩を踏み出す勇気こそ、大きな武器となる。
ホークアイの「勇気」が誰かの「夢」となり、クリスマス賑わうNYであの”大物”が動き出す。
その口からでる言葉や行動が本当か嘘か、ロキの「本当の心」が大きな事態をへと進む。
揺れ動く重すぎる盾のレガシーは、新たな「正義」と「責任」を生む。
ずっと悲しみの中で生きているワンダ、最後の最後で選んだ道に揺るぎないヒーローの心を感じる。
現在と過去で人の「生き方」を映し出し、ほんの少しどの時代の自分であっても前に進んでいける力をくれる。
最初のインパクトは薄かったが海外ドラマのような二転三転する展開が大きな結末へと変貌する。