たまに箸休めでアクションが見たくなるので、本作も見たけど正直これからはマイケルマンの作品とかルッソ兄弟が携わってる作品だけに絞ろう。
まあ佐久間宣行のオールナイトニッポンでジョン・ウィックネタがある>>続きを読む
どんなに共感しようとしても共感しきれない所があるんだろうけど、もう死ぬしかないってことは伝わってきた
相変わらずショットもライティングも神がかっている。
今の自分の状況的に他人事とは思えない内容だった 親と子の距離を離すことが認められる社会になって欲しい
「親密さ」「ニセコイ」「ベイビーオブマコン」「黄金の馬車」「フレンチカンカン」映画内演劇の傑作陣は多々見てきたけど、本作は本作で映画の視点でしかできない角度から開かれていってちょっと斬新だった。
豪華出演陣、大ヒット原作を抱えながらも肝心な所をほぼ台詞無し、役者の顔のモンタージュで物語ってしまう志に感銘。
濱口の「PASSION」の真実の水のシーン、「鈴木先生」のデキ婚論争のような本音の炙り>>続きを読む
なんだかんだキアロスタミの作品の中では1番退屈だったが、クライマックスのショットで持っていかれた。
どんなに美しい土地だろうが楽しい観光地だろうが、心に余裕がない孤独な心境では何一つ味わうことはできない 突然、休日がポッカリ空いてしまい、一気に殷々滅々としてしまう期間を僕も味わったことがあるし、よっ>>続きを読む
園子温作品は基本嫌いなんだけど、本作は別格だった。
みんなでパーティするシーンで染谷将太が唯一微笑んだのは効いた。
個人的に僕は両サイド半々にいた人間なので少し複雑だったが、やっぱ映画、本なんかで客観視して満足するんじゃなくて主観として体感することの方が真実なんだと思えるラストだった。
フェリーニの「カビリアの夜」を変則させたかのような演出に大感動。サンタコスで踊り回る群衆の中を突っ走る主人公の信念はたくましくさと同時に弱さも滲み出ているのがハートフル。あの逆撫るようなアングルも素晴>>続きを読む
ヘルツォーク版を先に見てしまったのが痛恨のミス
ただ、影の使い方とかは楽しめてよかった
レンタル〜という割と大衆向けの邦画にありそうなテーマだけど、ヨーロッパの巨匠が撮るとなるとここまでショットで物語ってくれるのかと感激〜なんて思ってたけど、え、この主役の男自身が実在の(株)ファミリーロ>>続きを読む
割とわかりやすい黒沢清
シンプルに床下が東京全体の川に繋がっているという外連味がそそられる。
床の板を剥がして、クラゲの光に照らされるオダギリジョーの顔の美しさ。
いやーディズニーへの偏見が打ち砕かれていく。
これがあってのトムとジェリーなのか。
トムとジェリーのアニメーションは世界一という固定概念があったが普通に10以上も前にこんなアニメ的な動きに富んだ作品があったなんて。普通に見てなかったことが恥ずかしい。
VFXとかじゃない屋内のショットも素晴らしく暗がりのライティングが美しい。
大切な人を助けたいという想いが、物体の解体によって描かれる人間ドラマを本作でも堪能することができた。「ひとよ」以来。
そ>>続きを読む
滑稽だと感じていたモノがカッコよく感じてしまう瞬間。とてつもないエネルギーが爆発しているということを再認識した。
最近の商業作品とは違って割と状況がぶっ飛んではいるし不自然さはあるけれど、それすらも>>続きを読む
カメラの運びとかタンゴの中に突っ込む2人のショットとかは良かった。
猫と日之出が寄り添うショットからムゲと日之出に切り替わる演出は毎度エモかったり、アニメで両親の離婚というサブテーマが取り上げられたりと興味はそそられたが、猫としての人生とか離婚とかにもっともっとフォー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
物語上この女性の足には誰も注目しないし何も生まれないのだが、わざわざ視聴者には足を見せて会話外の要素に引っ張ろうとしている。
特筆するような映像的面白さはなかったが、ピエールのような純心な男が、なぜモテないのかは手に取るようにわかった。
割と偏見マシマシな感じだったが、シネフィルが集まって早押しクイズ形式で鑑賞すれば盛り上がること間違いなし!
ゴダールのイメージの本、ニューシネマパラダイスのあの感動を期待していたけど、結果やってきた>>続きを読む
教育の後半でモザイク越しに屈託のない笑顔が透けて見えたのにテンション上がった、
夫が妻を車から守っていく立ち振る舞い、足の一つ一つの挙動、車が来るタイミングで、夫の改心が一発で伝わってくる。
ノスフェラトゥの方は未見だが、ホラーをやってきたムルナウだからこそできる愛の恐怖、美しさ>>続きを読む
大量の骸骨だったり、「アギーレ」では100匹以上のキツネザルだったり、「ノスフェラトゥ」では100匹以上のハツカネズミだったりと単体では可愛らしいモノを大量に寄せ集めて虫の大群かのように見せる演出が凄>>続きを読む
木の影だって側から見れば何でもないかもしれないが、当事者からしたら恐怖の塊なのかもしれない。
自己表現の代弁者となってくれたラジオの大音量が木の揺れと呼応していくシーンは号泣でしかなかった。
無理やり性を学問的に翻訳している感じが否めない。
正直、斬新さを何も感じなかった。