あぺさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

マルタ(1974年製作の映画)

4.2

一見トチ狂った夫婦関係だけど冷静に見ると多くの人にも当てはまる普遍的な制約、言動が所々にあるんじゃないかな

室内のローアングルでは大抵不幸なことが起こっていて面白かった

狼の時刻(1966年製作の映画)

3.8

そこまで恐怖は感じなかったけど、恐怖を湧き立たせるライティングは絶品だった

第七の封印(1956年製作の映画)

3.9

キャストが死神を見つける時はいつも視線が観客(この映画を見ている)の右斜め後ろ付近に向いていて、死神を観客の右斜め後ろに配置していた

もしかして後ろにいるのかなと思わせる演出
映画という画面の枠の外
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

5.0

幽霊版東京物語といった形で、家族愛の薄まりと血の繋がりを超えた愛をこの世の物とは思えないライティングで演出していて涙出た

ホラーとしてラベリングしちゃうのは違うし、一気に陳腐なモノになっちゃうけど、
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

1.5

この手のゲテモノをやるなら大林宣彦くらいのスピードと勢いが欲しい
一見斬新なカメラのアングルも大体パクリで奇をてらってるようにしか思えないし一つ一つの奇抜な演出カメラに意味を見出せなかった

断片的に
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黒衣の刺客(2015年製作の映画)

4.6

大自然の奥行きだけでなく、室内でも奥行きの面白さが滲み出ていた
高解像度のフィルムの味も最高だった

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.5

観客が今までの自分の経験を重ねて 悶える映画なのかと思ってたけど、最終的にそうした普遍的な所から全く次元の違うところに行ってしまって度肝を抜かれてしまった

ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)

4.5

4時間を超える映画にハズレなし!(愛のむきだしを除く)

長尺だから伝えられることをふんだんに行い、絶妙なカメラのアングル、美術、現代にも通づる社会問題、宗教問題を詰めに詰めまくって、重厚な作品になっ
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夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)

4.2

台詞で説明し過ぎてる感もあったけど、
あなたの愛を片付けているのとか台詞でしか表現できないこともあるよね
音楽とか雰囲気とかハリウッド感あったけど、多くのハリウッド監督がベルイマンの影響を受けてるから
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ストーカー(1979年製作の映画)

3.6

ゴールは見えてるのに遠回りしなきゃ入れないというドラクエ感

野いちご(1957年製作の映画)

4.2

両親のショット泣ける

鳥肌モノのショットの数々

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

再視聴
10年という時間を使って成せる技
高2から社会人1年目という期間で追ってきた僕からしたらMCUの世界で色んなことが起こったのと同時並行で僕自身も色んなことが起こっているわけで、世界は違えど、M
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卒業(1967年製作の映画)

4.2

所々ズームアウトが明らかに映画を見てることを意識させるような雑さを出しているのにそれが何故か功を成したのか、異様な空気感を漂わせていて、不思議な映画だった

欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

4.0

いやーこんなことされたら辛いわー

基本的な流れはわかるけど、ブニュエルの中でもブルジョワジーの次に本作が消化不良って感じになっちゃったな 面白いけど

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.4

高校2年以来の鑑賞
本作を理解する脳は当時持ち合わせていなかったため、ただのアクション映画と勘違い💧
実際の史実(ウォーターゲート、スノーデン)と当時の政治(オバマ)を風刺した濃密なストーリーにバ
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黄金時代(1930年製作の映画)

3.8

自由の幻想みたいなシュールレアリズム大喜利大会って感じもあるし、キリスト教を馬鹿にしてる感じもあって楽しい

バイオリンを石ころのように蹴っ飛ばしたり、牛がベットにいるのもそこまで驚かなかったり、イエ
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ドリーの冒険(1908年製作の映画)

3.6

無音なのに何を言ってるのか大体伝わってくる

割と高い所からの俯瞰ショットとか馬の胴体がアップで入り込んでくるショットとか面白かった

この子役普通に辛くない?笑

迷惑帽子/これらのいやな帽子(1909年製作の映画)

3.7

割と衝撃(笑)

普通あんなでかい帽子の人が何人もやってくるなんてことないんだけど、それが演出なんだろうな

ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.0

映像面はとにかく最高で基本退屈しなかったけど、いかんせん物語は掴めそうで掴めなくて悔しかった

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.9

高校1年生以来の鑑賞
今見るとCGの作り物感があってノイズになってしまったが、エンドゲームを見てから本作を見ると泣ける所だらけで、ストーリーがほんとに作り込まれてるなーって実感した

エンドゲーム的に
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

4.8

突然のアクションには興醒めしちゃったけど、終始照明と演出が素晴らしくてほんとに良い映画だった

生徒会が校内放送でカメラ目線で語りかけるカットとその校内放送を見る生徒をテレビ視点から撮ったカットを交互
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アフリカの光(1975年製作の映画)

4.0

暴力によるコミュニケーションが当たり前になってる中で倫理もクソもない映画だったけど青春の蹉跌よりものびのびとしたショーケンが見れた

おそらくショーケンのアドリブであろうギャグネタも笑えるし、直ぐに殴
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青春の蹉跌(1974年製作の映画)

4.3

ロングショットは味が出ていたし、終始漂ってる不気味な空気もよかった

スキーの滑り転ぶ動作が何度も反復されて滝 崖に繋がっていく演出 どこにもやりきれない鬱憤

婚約者と自転車漕いでコケて 自転車なん
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イメージの本(2018年製作の映画)

4.3

そもそも既存の作品を無理やりにでも断片的に繋げるっていう演出自体が大好きだから本作みたいなのがタイプだった
ただ結局本作の物語を自分の中で見いだすことはできなかったし本作の内容をほとんど理解できなかっ
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いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

2.5

監督も脚本もキャストも もうみんなみんな大好きな人たちだらけで 絶対面白いだろって感じだったのに、、

仁義なきとか傷だらけの天使とかバトルロワイヤルを撮った深作欣二とは思えない軽さ
傷だらけだって軽
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.5

2回目鑑賞
最初のロゴの出し方は「気狂いピエロ」みたいだし、舞台と映画の中で人間達のドロドロが交錯していく様は「フレンチカンカン」だったけど そこにワンカットやらバードマンやら色々詰め込まれてて最高だ
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ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説-(2018年製作の映画)

3.7

地球平面説がどうとかではなく、マイノリティの考えを持つ集団のドラマって感じだった

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.5

明日6時起きで研修だっていうのにこんなの見たら完全に眠れないよこれはー

今回渋谷TUTAYAで借りた「恋のエチュード」「フレンチカンカン」「仮面/ペルソナ 」は本当にどれも当たり過ぎて最高

最初の
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フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

5.0

こんな面白い映画見たことない!
不倫劇に不倫劇が重なっていくけど、全ての恋は無駄でない そんなメッセージも反モラルながら人間味が溢れてる

ゲームの規則のあの不倫劇にミュージカルが加わり、もはや敵なし
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恋のエチュード(1971年製作の映画)

4.7

ゴダールとトリュフォーがよく並べられるから、つい比較して断然ゴダールが格上と思っちゃってたけど、全然そんなことはなくて本作みたいな大作もあるんだね

セリフで語られる心情と語られない心情の両方を噛み締
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ワイルドツアー(2018年製作の映画)

3.6

木の根元から真上を見上げたアングル、好きな女の子の動画を見るショット、中学校特有の恋話をするのが気まづい感じをトイレの個室で見事に演出しているシーン等断片的に見れば良い所がいくつかあって楽しかったけど>>続きを読む

トリガール!(2017年製作の映画)

4.4

学生最後はトリガール!
土屋太鳳作品にハズレなし!!
序盤の時空を超えたカット割り、終始何言ってるかわかんないナダル、全力で暴れまくる土屋太鳳、長瀬 桐谷に次ぐイケメンギャグ枠の間宮祥太朗
土屋太鳳と
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悲情城市(1989年製作の映画)

3.0

台湾映画と言えばエドワードヤンが超面白かったので、本作にめちゃくちゃ期待してたんだけど、正直そんなにハマれる絵もなく、何が凄いのかよくわからなかった、
クレカのポイントでDVDを買ったとは言え、400
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