kuさんの映画レビュー・感想・評価

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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

無差別に人が殺されていく。それもジワジワとではなく一瞬で。人を狩る業者みたいに淡々と殺していく様にはゾッとしたし、リアルだと恐怖で足も動かなそう。

この事件って日本人も被害者になってるから、インドで
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.3

口コミで広まっている今話題の作品。カメラを止めるなと同様、今は全国で2館しか上映してないけれど、後々各映画館でも上映するかもしれないほどの期待の作品。

侍が現代にタイムスリップするだけの話なんだけど
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至福のレストラン/三つ星トロワグロ(2023年製作の映画)

3.9

240分という長さにビビったけど、途中休憩もあるから、結構あっという間だった。

トロワグロの全てを見せてくれる。料理の工程とかお客さんへの対応とか、新しい料理を考えるとことか、市場に行って食材を目利
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.0

思ったよりグロめのシーンがあって驚き。他のジブリ作品では見かけないほど残酷。首がとれたり、腕が切断されたり、昔はこういうシーンも子供に見せられたんだなと。今じゃね、規制かかるからね、やってられないっす>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.1

虫の造形が良い。王蟲もそうだし、空を飛んでるムカデみたいなのもそうだけど、サイズ感があって、とても人間じゃ太刀打ちできない数と量、人間よりも虫が支配している環境だと一目でわかる世界観。

宮崎駿は空に
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Chime(2024年製作の映画)

3.9

考えるな感じろ系のホラー。

ストーリーにリアリティを求めたら負け。常に何かが起きそうな場面、不快な音楽に只々恐怖しろってこと。一般人が他の人を殺そうとする場面はキュアを思い出した。殺人衝動があるとか
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NN4444(2024年製作の映画)

3.7

4本のオムニバスホラー。

クリープショーみたいな虫、グロみたいなオムニバスホラーと違って、不条理さがメイン。

個人的には犬が好み。ストレスが自分の許容を超えたら、自分とは別の存在になって現実逃避す
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.7

ウトヤ島で起きた銃撃事件を、逃げる側の視点でワンカットで撮影する手法は緊迫感、恐怖があって良い。いつ何処から撃たれるか分からない怖さ。被害者にカメラを向けている分、周りの状況が見ている人からしたら把握>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.8

子供が楽しめるようないかにも平和で楽しさしかない世界観こそがジブリなのかと、幼き頃は考えていたけど、全然そんなことない。むしろ、リアリティを追い求めてる。

ニシンパイの件、祖母が孫のためにニシンパイ
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だれかのまなざし(2013年製作の映画)

3.9

父と娘の物語。

さっき、教育虐待を描いた漫画を読んだばかりだったから、家族の関係性の違いに驚き。こういう本人にはあまり自覚がないけど、父親から愛されている子供もいれば、教育熱心な両親のせいでストレス
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紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

ジブリの他作品とはまた違うタイプの作品。

みなまで言わないスタイル。鑑賞後のモヤモヤは残るけど作品としては良いよね。大人の恋、豚とバー連中との関係性など、子供が見るには難しそうな内容。子供と大人でま
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架空OL日記(2020年製作の映画)

4.1

このOL達のノリ、悪口で盛り上がる感じ、リアルなんだろうなあ。ただのOLの日常を笑いに昇華できるセンスが凄い。

映画として見る分には面白いけど、現実だと出る杭は打たれる環境っぽいし、周りに合わせなき
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宝島(2018年製作の映画)

3.6

夏だ!プールだ!飛び込みだ!

大人しか入れない会員制ビーチか何かかと思ってたけど、子供がいっぱいいる海水浴場的な場所だった。入場料を払わずに不法侵入する子供とか、ナンパする人、飛び込みする人、各々の
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失われた朝食(2015年製作の映画)

3.8

決まったルーティンを崩せない強迫性障害のお話し。

共感できるな〜というのが正直な感想。ルーティンが崩れるとなんか不安になるし、すごいムズムズするんだよね。ルーティンの順番変えればいいだけなんだけど、
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Kfc(2016年製作の映画)

3.6

ついにきたぞ、ベトナム発のグロ映画が。

....うん、期待しすぎた。個人的には人肉を巡る殺し合いとか、哭悲ばりの殺戮、スプラッターを期待してたんだけど、想像とは違ったな。この手の映画にしてはストーリ
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ひどくくすんだ赤(2022年製作の映画)

4.0

レッドが酷すぎて好き。同監督の『生まれる』もそうだけど、1時間も満たない長さでここまで感情を動かしてくるほどの映画のパワーが凄まじい。観た後はどっと疲れるんだけど、なぜか気持ちよさも感じる。

前半で
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.8

邦画×グロ要素ってだけで個人的には好み。

田舎で周りと溶け込めなかった時の絶望感って凄そう。常に一緒に行動するし、街中歩いていても知ってる人だらけだし、一匹狼が排除される環境だよね。

田舎の怖さに
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

前半はうまくいきすぎてて、全然共感できないラブストーリーだな...とか思ってたけど、後半のストーリーがかなり面白かった。どれだけ趣味が合っていて、考え方も似ていて、運命の人かもって思っても、少しの生活>>続きを読む

Digital Tattoo(2020年製作の映画)

3.7

目でスマホを操作できる近未来感はスパイキッズを見ているかのようでワクワクする。

親が過去に投稿したSNSが問題となり、優秀な主人公の就活に響くストーリーだが、親に感謝すべきか恨むべきか、事の大きさに
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ブレインデッド(1992年製作の映画)

4.1

ゾンビを匿う主人公の面白さ、大勢のゾンビを切り刻んでいくゴアさ。どれを取っても面白くて見応えがある。

もうね、ネクロストーム作品と並ぶくらいには血が大量に噴き出る。ここまで殺しまくるゾンビ映画は初め
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復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

3.7

復讐者が多くて、タイトルの復讐者が誰を指しているのかはちょっと分からなかったけども。復讐は連鎖するんだなと思ったね。

復讐をしなければ自分の命を危険に晒すことはないけど、復讐をしなきゃ怒りが残り続け
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鮮血の美学(1972年製作の映画)

3.7

娘を殺された家族の復讐劇。この時代の映画だから、登場人物に納得できないことは多々ある。なんで走って逃げないのとか、娘の友達が誘拐犯に強気すぎるでしょとかね。

娘の復讐とは言え、犯人のナニをしゃぶって
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スラッグス(1987年製作の映画)

3.6

ナメクジが人を殺す映画。まずはナメクジ嫌いなのに今作を鑑賞した自分を褒めたい。一匹だけでもきついのに、それはそれは沢山出てくるもんだから全身鳥肌もんよ。

ナメクジが人を殺してるって主人公が保安官に言
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El empleo(原題)(2008年製作の映画)

4.1

初めから終わりまで面白かった。全ての仕事は人のためにある。最後の最後でなるほどな〜と思わせるようなショートフィルム多いね。短い時間で満足できる。

絵柄も好みだったので他の作品も見てみたい。

ピノキオ√964(1991年製作の映画)

2.8

面白くなかったな。というか理解できなかった。監督の自慰行為映画なのかなとすら思った。

カルト映画として挙げられてるみたいだけどなぜだ。他のカルト映画には魅力を感じるけども、今作をカルト映画として評価
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血の祝祭日(1963年製作の映画)

3.5

当時にしてはゴア描写に拘ってると感じる作品。切り落とした四肢の断面も美しくなく、ギザギザにカットされる所にリアリティを感じる。

邪教の信者が女神イシュタルを目覚めさせるために女性を殺すんだけど、悪い
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マニアック(1980年製作の映画)

3.6

幼少期の虐待とかが原因で事件を起こす犯人って、100%犯人だけが悪いと思えないんだよな。育ててきた家族にも責任はあると思う。

若い女性を殺して、頭皮を剥いでマネキンの頭につけるシーンとかは異常な行動
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ファミリーファミリー(2019年製作の映画)

3.7

コマンダンテの安田さんかと思った。いや、今はファニーさんか。

夜な夜な踊り出す母親、俺には無理だよ〜って言って引きこもる兄、現実で起こり得る家族環境なのが怖いな。実際いるでしょ、こういう主人公みたい
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警察と泥棒(2020年製作の映画)

3.8

短いながらもリアルと絵を混合して訴えかけてくる映画。隔たる世界の2人とか、それの実話である、白人警官が黒人を押さえつけて殺しちゃった事件とか、最近見てた分、より説得力あったかも。

人種とか気にせずに
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ルクソーJr.(1986年製作の映画)

3.8

名前は知らないけど見たことはあるキャラ1位じゃないか。映画が始まる前に出てくるアイツです。

ピョンピョン飛び跳ねて、最終的にカメラ目線になる行動でお馴染みだけど、今作から取ってたんだね。そりゃそうか
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バオ(2018年製作の映画)

4.1

小籠包ちゃんが可愛いのよ。背比べしてるとこなんかニヤニヤしちゃったよね。可愛過ぎて。

前半だけ見たら4.5くらいあったかも。後半小籠包ちゃんが変わっていくんだけど、人間と関わっててどゆこと?ってなっ
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ザ・ネスト(1987年製作の映画)

3.6

ぶっちゃけゴキブリ出てくるとこ以外は眠い。ただ、ゴキブリ出てきたら、もう、鳥肌もんよ。虫苦手だから見るのキツかったな。ゴキブリ好きによるゴキブリ好きのための映画。

オモチャとかじゃなくてリアルのゴキ
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先生を流産させる会(2011年製作の映画)

3.7

題材はすごく良いんだよ。子供の無知と恐れ知らずからくる、度が過ぎたイタズラの恐怖。見てるだけで怖いし、リアルで関わりたくねーってなるね。

女子生徒たちは良かったんだけどな、先生が厳しいけど優しすぎっ
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ある日本の絵描き少年(2018年製作の映画)

3.8

上手さだけあれば"売れる"ではないのかもね。

前半、ブルージャイアントみたいに売れた人の昔を知る人にインタビュー的な流れかと思ったんだけど、違うんかい。画力と共に変わっていくキャラクター像は面白いな
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ワナオトコ(2009年製作の映画)

3.8

こういう作品にしては上出来では。
ちゃんとグロいし、ピタゴラスイッチみたいに仕掛けられたワナとか、痛々しいシーンあったりと、割と満足。

夜ってこともあって暗めだから、もっと明るいとこで見たかったな〜

ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

悔しさ、嬉しさが混じったなんとも言えない表情が良い。

無理やり2時間にする必要ってなくて、作品に合った時間で公開してほしいと思うんだよね。その点今作は冗長なシーンもなく、終わりまで駆け抜けたなって感
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