Nyantaroさんの映画レビュー・感想・評価

Nyantaro

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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

この実話は、アメリカやカトリック教徒が多い国々では大きな騒動になったと思われる。しかし、日本ではあまり知られていないかも。アメリカでこのようなスキャンダルを暴露するには、相当な勇気が必要だったに違いな>>続きを読む

クラッシュ(2004年製作の映画)

4.0

この映画は人種や文化、性別、階級など、社会的な問題について考えさせられる作品である。
また、人には悪と善が共存していて、状況によって悪人が善人の行いをしたり、立派な善人と思われる人でも過ちを起こしたり
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.5

偶発的核戦争の脅威をブラックコメディとして描いているが、シリアスに描いたらかなり怖い映画になりそうなストーリー。
社会風刺という意味ではチャップリンの影響を感じる。
しかし、ピーターセラーズの1人三役
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イヴの総て(1950年製作の映画)

4.0

イブの隠された野心と実行力は凄いが怖い。
また、ベティ・デイビス演じるマーゴ・チャニングの、年齢と共に新たなスターにポジションを奪われるという葛藤の表現は見事。
そして因果応報を感じさせるエンディング
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Laal Singh Chaddha(原題)(2022年製作の映画)

5.0

フォレストガンプは、せっかく素晴らしい映画なのに子供に見せられない場面が多々あるが、この作品ではそのようなシーンがなく、笑いあり感動ありの素晴らしい映画になっている。最高!

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

エマストーンの身体をはった演技が圧巻であった。
ストーリーは今までにない新しさがあり、最初から最後まで引き込まれ続けた。本当は暗い話のはずが、主人公の無邪気さが常識を壊す前向きさをひきだし、独特の明る
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インセプション(2010年製作の映画)

3.5

最後まで見終わって、おおよそのストーリーは理解出来たが、ネタバレ解説を読んで再確認しないと完全には理解出来なかった。
この発想は独創的で評価に値する。

遠すぎた橋(1977年製作の映画)

2.5

この映画を見る前に、マーケットガーデン作戦の背景や地理関係、国別の軍服などを予習しないと、何がどうなっているかがわからず、フラストレーションがたまる。
スター俳優がわんさかいるので、監督としてもそれぞ
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

2.5

月に囚われた男のダンカン・ジョーンズ監督なので鑑賞した。
月に囚われた男の二番煎じ的な映画で、面白かったが物足りない感が残った。

対峙(2021年製作の映画)

4.5

アメリカで問題となっているスクールシューティングの遺族に焦点を当てた作品。
被害者の両親と加害者の両親の対話を描いているが、人生の意味や価値感までも深く考えさせられる内容であった。
ほぼ教会の一室で2
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

久し振りに鑑賞したが、かなり忘れていて新鮮な発見がたくさんあった。
ジャックニコルソンはもちろんながら、看護婦長役のルイーズフレッチャーの演技も凄い。主演男優・女優賞をとるのは全くの納得。
人間の尊厳
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

2.5

ツッコミどころは満載であるが、後半からは引き込まれてしまい、それなりに楽しめた。
オードリーが身体にフィットしている服装のため痩せているのが強調されていた。彼女は体の線が出ない服装の方がいいのでは。

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.5

マットデイモン主演のリプリーは観ていたが、太陽がいっぱいは今回初めて。

アランドロンの映画はほぼ初めてだが、確かにカッコいいというか、美しい。

表現はマットデイモンのリプリーのように疎外感や孤独感
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.5

久し振りにみたが、よく出来ている。
これは映画館で観るべき作品。特殊効果や映像美が没入体験をさせてくれる。

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.0

シェルブールの雨傘に続きジャック・ドゥミとミシェル・ルグランのコンビは完璧。
スタイリッシュなミュージカル映画を創らせたらこの2人のコンビに勝る人達はいないのではないか。
気になったのは、ジョージ・チ
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華麗なる賭け(1968年製作の映画)

4.5

スティーブ・マックィーンの魅力が最大限に引き出された作品、かっこ良すぎです。
フェイ・ダナウェイの知性的かつ美しさも際立っており、マックィーンに引けを取らない演技でした。
作品全体はミシェル・ルグラン
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泳ぐひと(1968年製作の映画)

3.0

音楽がマーヴィン・ハムリッシュということを知って『泳ぐひと』観ました。
アメリカの上流社会のさまざまな負の側面を渡りゆくプールごとに描いているのかと理解しましたが、途中で海パンを脱いで泳ぐ意味だけはわ
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波止場(1954年製作の映画)

4.5

マーロンブランドはゴッドファーザーでしかほぼみたことなかったですが、若い頃から演技上手すぎ、アカデミー主演男優賞は納得です。
元プロボクサーらしく、身体もしっかり鍛えられている感じなのと、数字に弱わか
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.5

ブルースウィリス主演らしいアクションコメディ。モーガンフリーマン、ジョンマルコビッチ、ヘレンミレンなどの豪華キャストを揃えたのでもっと大作にして欲しくはあった。

このようなアクションものでは、こんな
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.0

人間の脳が100%覚醒したらどうなるかとは、独創性のあるテーマであり興味深かった。
本当にそうなったとしても、ここまでではという印象がらあった。確かにこうなるだろうなというくらいに発想をおさえた内容に
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

4.0

何がお願いする時の目がキラキラとなるミニオンズがかわいい。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

ディカプリオのいつもながらの力が入った演技とブラピの方のチカラが抜けている演技が、対象的ていい。
シャロンテート殺人事件を知らない人には、少しピンと来ないところがあるのでは。
あそこで火炎放射器が出て
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.0

何十年振りかの鑑賞。
この映画はディスコブームの火付け役となったという点では歴史に残るダンス映画の代表であるが、改めて観ると、家族関係、兄に対する劣等感、恋愛、友情、将来の目標などに悩む青春映画のテイ
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ガン・ホー(1986年製作の映画)

3.0

日本人に対する、あるいは日本の企業に対する表現が酷いが、誇張されているとはいえ、アメリカ人からすると似たような見え方をしていたのかとも思える。
ストーリーはアメリカ的単純ハッピーエンドだが、日本の自動
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

映像美や展開の上手さなどは申し分ないのだが、少しスカッと度合いが小さいのは、自身の自伝映画なので、あまり誇張しすぎてないところか。
そもそもフェイブルマンは恵まれた家に育ったが、良くありがちなフィクシ
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.0

複数のストーリーが緊張感を漂わせながら絡みあい進んでいくのだが、関連性や意味、展開の予測がつかないところこら、ストレスを感じながら我慢してみることになった。

しかし後半に向けて、それぞれのストーリー
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.5

ネオノワールの代表的な作品と言われているが、初めての鑑賞。
この映画では主演のジャックニコルソン演じる私立探偵が、水道業界の闇に巻き込まれていくストーリーだが、金や権力の力が蔓延し真実や正義が軽んじら
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.5

バンパイヤーのルイの葛藤をみることで、限りある生、あるいは死ぬことの意味を考えさせられる作品であった。
不死者の葛藤ということではアデライン100年目恋とも共通するテーマである。
トムクルーズとブラピ
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.5

このストーリーを書いた小説家のロアルド・ダールの創造力は凄い。
それを映像に仕上げた監督やスタッフはいい仕事をしているなと感じた。

世の中に蔓延るあるあるのダメ親の貪欲さやエゴイズムをシニカルに批判
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

女性たちが抱える不平等や権力者の腐敗に対する描写によるメッセージには強く考えさせられた。ジャーナリストたちと名前の公表した被害者の女性達の勇気ある行動に敬意を表します。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.5

始まりは期待感を持たせる感じで良かった。
全体的をとおしてということであると、子供時代に夢中になってみていた感覚には近づけなかった。
カラータイマーは欲しかったな。

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.5

フランク・キャプラ監督の作品を観たことなかったので、まずはアカデミー賞で5部門も受賞しているこの作品にした。
小気味良いスクリューボール・コメディで飽きさせない展開で楽しめた。
大富豪の傲慢な父親かと
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ゴッホ 真実の手紙(2010年製作の映画)

2.5

ゴッホの絵が生前評価されなかったのは残念である。
もし、評価されていたらあのようあのような死に方をしなかったかもしれない。

アルジェの戦い(1966年製作の映画)

3.5

観るきっかけは『モリコーネ映画が恋した音楽家』。
アルジェリア民衆の独立への強い思いが画面から溢れ出てくるようであった。
植民地から独立を勝ち取るにあたっては、どこの植民地でも多かれ少なかれ似たような
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.5

ロードショー初日に観劇。
モリコーネは天才。
映画における音楽の重要性を改めて感じた。
普段あまり背景に流れている音楽を意識して映画を観ていないが、音楽が変わると違う映画になるといっても過言ではないと
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

相対性理論、ワームホール、ブラックホール… かなり理論的に辻褄があうように制作されたようだが、凡人には理解の及ばないところだが、ストーリー的には秀逸であった。
マットデイモンが、この映画の後、翌年オデ
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