壊れた女子高生さんの映画レビュー・感想・評価

壊れた女子高生

壊れた女子高生

ZOO(1985年製作の映画)

4.6

誕生日に観るような映画ではなかったけどとてもよかった。もちろん映像は美しいんだけど、台詞まですべてが美しかった。脚のない王国では片足を失った女が女王になる。今まで観た映画の中でもっとも痺れる安楽死シー>>続きを読む

キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)

3.4

幼い少女と普段何してんのかよくわかんないおじさんのロードムービーなんだけど、おじさんのタモリと少女の交流がメインではなくどちらかといえば旅先でタモリが市井の人々となんでもない会話を交わす様子が淡々と描>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.0

エナジードリンクや栄養ドリンクのCMを観ているような気合の入った映像がずっと続いて、その気合の入り方が面白くて元気が出た

黒い家(1999年製作の映画)

3.2

原作を読んだのは10年近く前だけど、こんなにもあっさりしてたっけ?と思ってしまった。もっと気持ち悪い話だったような気がする。

(2000年製作の映画)

4.7

最初のシーンからは想像もつかないほど鮮やかに展開していって話が進むごとにどんどん惹き込まれた。悲しくも笑える、寂しい女性のロードムービー。めちゃくちゃいいシーンがあってその話がしたいけれどすべてネタバ>>続きを読む

富江(1999年製作の映画)

3.6

上手く言葉にできないけど、今まで観てきたホラー映画とは違う雰囲気が漂っていてすごく好きだった。ホラー映画としてではなく、純粋に映画として楽しんだ感覚。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

ラストシーンが未来世紀ブラジルみたいでいいなって思ったけどたぶんそう思ったのわたしだけだ

陽炎座(1981年製作の映画)

4.5

ずっと春画を観ているような、画面が色っぽくてうっとりしてしまう

BROTHER(2000年製作の映画)

3.5

北野武が格好良くてそれ以外すべてギャグだった

ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

3.9

漫画より生々しいシーンもあったけれどとても良く実写化されててうれしかった

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.3

チェンソーマンの元ネタ発見。今回はド派手な打ち上げ花火を観ているような感じで映画してて素直にわくわくした。途中のアバンギャルドでシュールな映像も最高。

ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2009年製作の映画)

3.5

ふわっとした終わり方しちゃったしところどころ映画過ぎる部分もあったけどケンタとジュンの何気ない会話とか距離感はすごく男の子って感じが出ててよかった

ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

4.4

テーマからするとありがちな感動ものに落ち着いてしまいそうなのに、奇妙な設定で掴みどころのないストーリーになっていてとても良かった。冬の冷たい静かな画面と、映画の中を流れるあたたかくてやさしい空気が混ざ>>続きを読む

流星課長(2002年製作の映画)

4.2

実写でここまで「アニメ」できるのがものすごい。10分と少しの映像でこんなにも元気が出る。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.5

まさかのお色気回でびっくりした。わたしは一体何を見せられているんだ…という70分。

コヤニスカッツィ(1982年製作の映画)

4.0

最初は眠くなる映画かなと思っていたけど観ている内にどんどん脳みそが覚醒していって不思議な感覚だった。観終わったあと、もっと観ていたかったと思えた。

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.8

事前知識無しで観たけどまさかこんなカルト映画だと思わず度肝を抜かれた。終始おかしい映画でも意外と序盤にちゃんと伏線を張ってくれているし、ホラー映画の定石に則ってる部分もたくさんあってエンターテイメント>>続きを読む

アキレスと亀(2008年製作の映画)

3.8

まさか北野武の映画で泣くとは思ってなかった。映画としては全体的に平凡な印象だけど赤い部屋の遺影のショットがとにかくものすごくて、このショットが観れただけでこの映画は素晴らしいと言い切れる。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

役所広司がにこにこしてるとわたしもにこにこになる、いい虚構を観た

ビジターQ(2000年製作の映画)

2.3

改めて遠藤憲一は素晴らしい役者だと思った。まず家が本当に厭な感じで、観てるだけで運気が下がりそうな陰気な家だった。

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.9

市川春子の月人のイメージはここからインスピレーションを得たのかな?ジブリ映画でこんなにも泣いてしまったことにびっくりした。圧倒的マジックリアリズム。ところどころホラーな演出もあって終始画面に釘付けにな>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.4

作中内のほとんどの会話が理解不能なのになぜか面白かった。ウェス・アンダーソンの中でもかなりゆるいコメディじゃないか?第3章のスピード感と多幸感がすごくてずっと「なんだこの映画!なんだこの映画!」って思>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.7

はたちの頃からずっと観たかった映画。上映中みんなおしとやかに鑑賞していてすごいなあと思った(わたしはにやにやクスクスしていた)とにかくラストが本当に良くて、冒頭のような捻くれコメディとして終始進んでも>>続きを読む

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.0

10代のときに途中で飽きたスワロウテイルに再挑戦した。今観るとすごくわかりやすく映画していて、あのときなんで退屈したんだろう?と不思議に思った。普段は映画を観ていても注意散漫だけれどスワロウテイルはず>>続きを読む

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