わたふぁさんの映画レビュー・感想・評価

わたふぁ

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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.2

グザヴィエ・ドランが監督業を引退したことを知って今作を改めて観ると、彼の悲鳴そのものだった。

2023年で一番の悲しいニュースではあった。グザヴィエ・ドランの映画をこの先、一生、追い続けていけるもの
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

楽しかった!可愛かった!いっぱい笑った!見た後ちょっと太った気すらした!

しかし、一点だけ…!

なぜ!なぜ!

チョコレート工場でダバーッと流れてくるチョコレートの滝はどうしていつもシャバシャバな
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.9

やっぱこれローガン・ラーマンだよね?

キャスト一覧見てやっとわかったーー。
鑑賞中ずっと「この人、小さい頃から知ってる気がするけど、、だれだっけ?」と思っていました。
見ない間に、個人的に超どタイプ
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女は女である(1961年製作の映画)

5.0

ゴダールがスイスで自殺幇助の選択をして亡くなったとのニュースを目にし、理解に時間はかからなかった。

うわ、物凄くかっこいいなぁと、あまりにも美しい人生に見えて、祝福の気持ちが先立った。

2週間が経
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

5.0

映画の中で、ゴミ箱のフタがヘンに開いている時は、誰かがゴミ屑を捨てた後きちんと閉めなかったからではなくて、フタをこの角度で開けておくことで表現したいものがあると考えたからそうなっている。ゴミ箱の大きさ>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

-

けたたましく叫び続けるヤギにツボって映画館でデカめの豚っ鼻2回こいてしまった。あれは無理すぎるwwwww







以上。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

超王道で、大号泣。

マーヴェリックの
「君はぼくの命を救ってくれた」
の言葉に返した
「はい、父の代わりに。」は

父の代わりに、生きた
父の代わりに、あなたの前で死ななかった
あなたの前で最悪の局
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さよなら地球!スマホを切ったら世界が終わってた(2020年製作の映画)

-

原題は"Save Yourselves!"なので、邦題のように最初から終末モノだとネタバレしていないのが前提。

仲は良好だけどスマホ依存でセックスレス気味で夫婦というより友達のような関係で日々過ごし
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ビッグバグ(2022年製作の映画)

3.8

インテリア映画としてはやっぱり最高なジャン=ピエール・ジュネでした。

AIによるインフラ整備が行き届き、人間たちがのんべんだらりと暮らしているハイテクな世界(家)を舞台に、家電ロボットが家人を人質に
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

5.0

2年間待ち続けて、期待通りに期待以上、だった!007全作を通して見て、クレイグボンドはやっぱり異色であったし、最後の最後まで型を破り続けた。異色が偉業となって、次の人にこの上ない形でバトンが渡されたと>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

-




彼の長年の夢が叶った部分は知っていたのに。彼だけが、その夢の光景を見ずにいってしまったとは知らなかった。

オフ・ブロードウェイからブロードウェイへの進出、トニー賞最優秀賞の受賞、割れんばかりの
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

同窓会をやってもらってこちらが楽しい、いわゆる○○組の存在が貴重になってきている気がするので、ジャームッシュ組のみんなが楽しそうに全力で映画してて久々にニヤニヤした。

同窓会してくれるだけで十分。何
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

ワケあって自宅のテレビで観賞してしまってことは本当に申し訳ないけど、2時間半のどこにも、心動かされるものがなかった。びっくりするほど。

ティモシー・シャラメくんがRPGの主人公みたいに完璧に美しくて
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

-

35mmフィルムで撮影された、野外は特に白飛びがちのこういう作品は、ミニシアターで見たくなる。赤いベルベットが薄くはげた、クッションも良くない椅子に腰掛けて。

映画の途中でもコーヒーが飲みたくなった
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ケイト(2021年製作の映画)

-

ヒロインが猫耳ヘアで矯正器がキラキラしててkawaiiiiのと、主人公の凄腕アサシン姐さんのスニーカーがオニツカタイガーってのが良かった◎
ブレードランナー(古い方)で天井見ちゃってるからこの色使いの
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

-

ナターシャにこんなファンキーな妹さんがおったんか!と、フェーズ4にどんどん絡んできて欲しい良いキャラがまた一人増えましたね。

それにしても、オルガ・キュリレンコのヴィラン、なんか細くてしなやかで妖艶
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

3.5

(ノイズと呼ばれる)心の声が煙みたいにモワモワと外に漏れてしまう世界で、さらに男しか生き残りがいない近未来のどこかの小さな町に、主人公のトッド(トム・ホランド)は暮らしている。そこに宇宙船の事故で空か>>続きを読む

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

4.3

今しかない瞬間を残したい!と思って必死でスマホで写真や動画を撮って、って、この主人公の高校生の女の子も例外なく大好きなのだけど、

SNS映えですか、バズるとか、憧れの職業YouTuberとか、はいは
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ダークナイト(2008年製作の映画)

-

生きていることが辛くなるので、、、これまで何十回も観たし、もう見ないものかなと思ってましたが、ひょんなことから見なければならず何年かぶりに。


こう、冷静に見ると、ノーラン監督はバットマンになんか恨
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電車男(2005年製作の映画)

-

いま西村博之(ひろゆき)さんのYouTubeにどハマりしていて、絵を描きながら一日中ずーっと聞いてます。
2ちゃんねるの管理人だった彼は、まとめサイトの中の人を通じて電車男さんと会っていて「可愛い感じ
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ひまわり(1970年製作の映画)

-

コロナ禍で国際結婚の準備や手続きをした身として、国境を跨ぐことに関しては戦前戦後の混乱となんら変わらない状況があって、映画と自分たちを多少重ね合わせずにはいられず、胸がぎゅーと締め付けられる思いがした>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

5.0

自身が監督、脚本、主演を努めた、
信じられないほどに"この美しい俺様を見よ!見たまえ!"な
超ド級のナルシスト映画だけど

どうしてそこまで自分の魅力を骨の髄まで出し切って一滴残らず一本の映画に注ぐこ
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イン・ザ・カット(2003年製作の映画)

3.7

マーク・ラファロの若い時はほんとエロさ大爆発してて今作も例外でなくエッロい。ボソボソと喋るミステリアスで気だるい感じの刑事役を好演。

メグ・ライアン演じる主人公フラニーの家の近くで猟奇殺人が起きてそ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

-

言葉はよくないけど「ぽっくり死んでしまった」人がどこかでこんなふうに自分の人生を楽しく振り返ったり、懐かしがる場所があればいいなと思って見ていた。

死に際の気持ちや、その瞬間に考えていること、思い出
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ALOYS/アロイス(2016年製作の映画)

4.3

映画を観るのが仕事だと自分のために映画を見ることが減るので、自分のために見る時はデザート的なウキウキ感を持って観る。そのために大事に取っておいた「ALOYS」を。

浮気調査探偵のアロイスは盗撮の合間
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

シックス・センス、ああ、ホームアローンの子主演の幽霊が見えちゃう映画でしょ(子役違い)、見た見た、はいはい、

と思ってたら、

一度も見たこと無かったー!!
シャマラン映画だってことも知らなかったー
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マグノリア(1999年製作の映画)

5.0

今思えば、新婚の私がガイジンの夫と一緒にこの3時間もある映画を観たのは「わたしはこの映画をこよなく愛する者」です、それでも本当に大丈夫ですか、と最終確認のためのような行為だった。

映画はたまに、言葉
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

忘れた頃に再度観て、その年のオールタイムマイベスト100に「これを入れないで何を入れる!」と、毎回新鮮な気持ちで感動している自分の脳味噌も心配になる映画。TENET観てからだとまた違った感動がありまし>>続きを読む

私の男(2013年製作の映画)

4.0

用事があり久々に見たけど、道民としてやっぱり凄く好きな映画だった。北海道の地方出身の熊切監督だからこそ出せる極寒の色合いに共感する。

被災して孤児となった花は、多くのひとが経験するものではない悲惨な
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ムーラン(2020年製作の映画)

-

やっと有料じゃなくて通常配信で見られるようになった!
劇場で迫力満点のトレーラーを見て楽しみにしてたけど劇場公開されなかった不運な作品の一つ。

見終わって、うーん、実写化は徹底的に手堅いんですね〜.
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イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-(2019年製作の映画)

-

背丈より遥かに高い草むら!その中から助けを求める子どもの声!スティーブン・キング!近くで互いの声が聞こえるのに姿が見えない!えーなんで!怖い!、、、と高めのテンションで見てたんだけど。

子犬が自分の
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ブラック・ボックス(2020年製作の映画)

3.7

事故で妻を亡くし、自身も記憶障害を負ってカメラマンの仕事を失った主人公が、幼い娘のためにも元の生活に戻るためVRを使った医療機器「BLACK BOX」での治療を受けるのだが...。

えー、面白かった
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ザ・コール(2020年製作の映画)

4.2

素晴らしい!好き!大好物!

未鑑賞の方には事前情報なしで見てほしいので何も書きません。

韓国って、コスメとかスイーツとかアイドルとか、可愛いもの・美しいものが本当に好きな国だなーと思う。"インスタ
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

4.2

久しぶりにカウフマンの脳内にイン。

相変わらず「地獄は死後に落ちる場所ではなく、この世こそが地獄」と言うような(ひどく)生き辛そうな映画で安心した。心地よい。ゆっくりでも映画を作り続けてくれて有り難
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LEGO スター・ウォーズ/ホリデー・スペシャル(2020年製作の映画)

4.5

物語は「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」直後が舞台。レイがひょんなことから手に入れたNewワープ装置を駆使してタイムトラベルし放題!これまでの全エピソードをひと通りナメるお祭り騒ぎな構成で、>>続きを読む

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