ヌルハチさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ヌルハチ

ヌルハチ

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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

4.0

転校生の有栖川徹子は、新しいクラスで「この教室で生徒が死んだ」という奇妙な噂を聞く。噂の真相を調べるうちに隣の家の引きこもり留年少女花に出会う。生と死のジュブナイル。
蒼井優の声がいい! ユニークなキ
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アイアンマン(2008年製作の映画)

4.0

アイアンスーツがカッコイイ。
中東との情勢に絡めたストーリーのアレンジはアメリカならではか。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

5.0

もやしっ子だがこころは熱い主人公がキャプテンアメリカとして活躍する姿や、親友や愛する上司との出会いと別れに感動する。映画版ならではのこだわりの衣装や戦闘シーンがカッコイイ。

南の島に雪が降る(1961年製作の映画)

3.0

実話を元にした戦争映画。
戦地の戦友を励ますために演芸座を結成する兵隊さんたちのストーリー。演者もスタッフも経験者のためか戦地での兵隊さんの様子がリアルに伝わってきた。限られた物資と環境の中で素晴らし
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男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)

2.0

少年兵・神尾を中心とした戦艦大和乗組員の群像劇。
年老いた神尾の元へ、元上官・内田の娘が「ヤマトが沈んだ海へ行きたい」と骨を抱いて訪ねてくるところから物語は始まる。それならば神尾と内田のストーリーにつ
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はじまりのみち(2013年製作の映画)

4.0

木下恵介監督と彼の母親とのエピソードを元にした映画。
「陸軍」制作後の監督業に対する葛藤と再出発を支えた母、家族との絆が暖かい。
エンドクレジットで、実際にリヤカーで歩いた道や泊まった宿などの現在が出
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タッチ(2005年製作の映画)

3.0

漫画・タッチを原作とした実写映画。
概ね原作通りだが、長いストーリーをコンパクトにまとめる為にオリジナル要素、駆け足の展開になるのはいたしかたないか。
THE・アイドル映画といった雰囲気なので、若き日
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BROTHER(2000年製作の映画)

5.0

ギャング映画と仁侠映画の合の子。ダウナーな雰囲気に久石譲の音楽がマッチしている。
タイトルの通り兄弟愛の物語であるが、この映画に本物の兄弟関係のキャラクターは出てこない。主人公の山本と兄弟仲の原田、弟
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処刑人II(2009年製作の映画)

3.0

帰ってきた処刑人。
1に比べると、マクマナス兄弟のピュアさと残虐さのギャップを描くシーンやアクションの面でやや物足りない感じがする。ルイとノアの関係の真相やラストシーンなど、謎が残る部分も多々あるが、
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ビルマの竪琴 総集編(1956年製作の映画)

5.0

「イイエ、ニホンニハ カエレマセン」

邦画の傑作。
ビルマで隊とはぐれた水島は、あちこちで野ざらしになった日本兵の骸の山を見て、僧となり彼らの魂を供養するために生きると決心する。一方、終戦を向かえ日
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.0

時代に翻弄される京劇役者の小楼と蝶衣。日中戦争や文化大革命などを背景に近代中国の歴史を描く。
美しい京劇の文化が破壊されていく過程は見ていてとても悲しい。

悪の教典(2012年製作の映画)

5.0

表向きはクラスの人気者、しかしサイコキラーという裏の顔も持つ英語教師・蓮実。
教え子である雅彦と恋愛中の久米教諭を「反社会的な淫行教師」と罵りながら次のシーンで自分も教え子の美彌をマンションに連れ込む
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太陽の墓場(1960年製作の映画)

3.0

戦後の大阪・あいりん地区のドヤ街の人間模様。どこか生命力に溢れてギラついている人たち。
津川雅彦と佐々木功の関係性が気になる。初々しい佐々木功の歌声も見所。

御法度(1999年製作の映画)

4.0

大島渚監督の遺作。
前髪の少年・加納惣三郎。彼の出現により、新選組にある種の混乱が巻き起こる。
難解な部分が多いが、色々と考える楽しさがある。とはいえ所見の時はあまりピンとこなかったので2〜3回観た。
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二十才の微熱 A TOUCH OF FEVER(1993年製作の映画)

3.0

「お前らにさぁ、本当に言いたいことをさ、人に言えない辛さが分かるの?  俺分かるよ、わりと」
おいおい監督出てきちゃったよ……とツッコみたくなるシーンだが印象的なセリフ。
橋口亮輔監督デビュー作。
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藍宇(ランユー) 情熱の嵐(2001年製作の映画)

5.0

天安門事件に揺れる北京を舞台に男同士の禁断の恋を描く。一途な藍宇とプレイボーイの捍東の関係がもどかしい。
藍宇……あおいそらって感じの名前だ。
時間の流れを感じにくい構成なので途中「もうそんなに年月経
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マイ・ベスト・ボーイフレンド(2002年製作の映画)

3.0

出会い系チャットで一夜限りの相手を探すのに夢中になっているジェイソンと、ピュアな恋に憧れるルームメイトのチャド。チャドは密かにジェイソンに恋をしているが、お互いの価値観が噛み合わずルームメイト以上の関>>続きを読む

天使の楽園 LOOKING FOR ANGEL(1999年製作の映画)

1.0

自分のセクシュアリティに悩む20歳のシンペイは故郷を離れ東京で一人暮らしをしている。ある日女友達の玲子に誘われて訪れたパーティは、AV俳優タカチの追悼パーティだった。”何故タカチは死んだのか?”
全体
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天使の体温(2001年製作の映画)

2.0

京都に住むヒロシと遠距離恋愛中の東京の大学生・アケト、ある日街で出会った女・ハルミ。それぞれがこれまでの自分を見つめ直していく様を描く。
しかしものすごく退屈だった。
アケト役の黒岩アキラが魅力。

あなたがすきです、だいすきです(1994年製作の映画)

2.0

駅でよく見かけるノンケの男に「あなたが好きです、大好きです」と告白してしまったことを、恋人のシンに懺悔するコウ。若いゲイカップルの日常をつづる物語。
カメラのブレ、ハレーション、音響の悪さ、繋ぎの悪さ
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狂った舞踏会(1989年製作の映画)

3.0

ボディビル専門誌の編集を努める主人公と、そのサディスティックな恋人。恋人を愛しているが、その猟奇的な振る舞いに耐えられなくなった主人公はある日恋人の腕を切り落としてしまう。数年が立ち刑務所から出てきた>>続きを読む

理由なき反抗(1955年製作の映画)

4.0

24歳の若さで亡くなったジェームズ・ディーンの代表作。(そういえば本作の主演三人はなぜか皆若くして亡くなっている)
思春期の鬱屈した少年たち。大人になってみるとくだらないと感じる悩みも、今現在青春のさ
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ラブ IN ニューヨーク(1982年製作の映画)

2.0

ニューヨークの死体置き場で働く二人の青年が裏稼業を始めるため娼婦のマネージメントを引き受けることになる話。
全体的には内容が無い。

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

3.0

理由も見えず、ただひたすら車を暴走させるニヒリストの男を描いた映画。初見ではヤク中の暴走物語……と思ってしまう。終始続くカーアクションはスリリング。
サンフランシスコが目的地だからってゲイに乱暴するシ
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赤い河(1948年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリー「セルロイド・クローゼット」に取り上げられていたので視聴。
ダンソンが死んだ恋人の腕輪をマシューに付けさせたり、決闘の最中に女が乱入して「どうせ惹かれあってるくせに! あなた達にお互い
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刑事(デカ)(1968年製作の映画)

3.0

アメリカの古い映画の中では珍しくゲイの生活描写をはっきりと描いている。
作中に出てくるゲイは報われない役どころだが。

お嬢さん乾杯!(1949年製作の映画)

4.0

主人公が弟の失恋を慰めようとダンスに誘うシーンに和む。フワフワしてどこか頼りなさげなお嬢さん(原節子)が「惚れております」と言い切る場面はなんとも粋。

苺とチョコレート(1993年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

共産主義者の男子学生と自由主義者のゲイ男性との友情を、キューバの社会情勢を背景に描く。
主義の違いを超えた友情を育む一方でノンケのダビドに恋をしてしまったディエゴ。国外追放される事になり、別れを惜しむ
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バードケージ(1996年製作の映画)

3.0

ミュージカルの映画化。
オカマバー経営者一家に巻き起こる騒動。

夕やけ雲(1956年製作の映画)

4.5

昭和のリアルを感じる作品。口減らしに子供を養子に出す、自分の意思に関係なく親の後をつぐなど、懐かしくて暖かいだけの昭和像はそこにはなく、ただただ日々を耐え忍び過ごす人々の姿があるのみ。
奔放な姉・豊子
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ロングタイム・コンパニオン(1990年製作の映画)

3.0

ゲイコミュニティにおけるエイズの流行と混乱。
恋人を看取るシーンが印象に残っている。

海の花火(1951年製作の映画)

4.0

呼子港の漁師たちとそれを取り巻く人々の群像劇。多数の人間関係がからむ複雑なストーリーで、主人公が誰なのかハッキリしないが最終的にはなんとなくまとまっている感じの作品。

矢吹毅(三國連太郎)と彼を慕う
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セルロイド・クローゼット(1995年製作の映画)

4.0

ハリウッド映画史においてLGBTはどのように描かれてきたのか検証していくドキュメンタリー。なかなか興味深かったし勉強になった。
邦画でこういった歴史を辿ていったらどうなるだろうか。

サンダーボルト(1974年製作の映画)

3.0

朝鮮戦争世代の中年男とベトナム戦争世代の若者のロードムービー。
ブロマンス的。
クリント・イーストウッドがかっこいい。